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2007.11.03 (Sat)

巨大化したマネーの潮流

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昨日はニューヨーク株式市場の大暴落をうけて 東京市場でもまたまたの全面安だった。今年4番目の下げ幅とか。先月も一度大きな株安の日があった。安部政権のあと 福田政権になって1ヶ月、政治の空白は何とかうまったようだが、政治的不安定という状態はあまり変わっていないように思う。これも これから先 乱高下の一因になるかもしれない。
 サブプライムローンの破綻から端を発した信用不安、金融における先行き不透明感、 その影響が計り知れないことの懸念が相変わらず続いている。 各国の中央銀行の資金投入、引き当てにもかかわらず 世界同時株安が続いている。アメリカやヨーロッパだけの問題で 日本は比較的関係ないのかと思っていたら 企業の中間決算発表の時期とちょうど相まって 出てくる、出てくる、実は、、と大手証券会社などかなりの赤字の見通しになると 具体的に数字をあげて発表していた。あらゆる種類の金融商品、金融分野に投資、取引している実態が明るみになった。
 世界は広い。しかも 通信機器の飛躍的な進歩で 24時間中休むことなく市場が開いている。世界のどこへも投資が可能になった。そしてその当事者として いわゆるヘッジファンドという新顔が出てきて 今、その動きが著しい。 ここしばらく世界の株式が軒並み安く低迷していると思ったら 今度の原油の大幅値上がり、この分野に証券市場から投資先を変えてきていることも 値上がりの原因のひとつという。
 投資の場にとくに1997年ころからひんぱんにその名前が聞かれるようになった。そして このヘッジファンドというものが あらゆる市場に出てくるようになってきた。この実体というのはなかなかわかりにくいが 投資というより まったく投機的意味合いが強い。投機そのものであるのかもしれない。 一時は 国債がからんでか 一国の通貨にまで及び、アジアの通貨危機、ロシアの通貨危機にまでおよんだことは記憶に新しい。 タイのバーツなど 国中の人が一体となって 資金量が一国の国家予算にまで匹敵するようなヘッジファンドと戦ったという記録のドキュメンタリー、特集番組を見たことがある。
 世界で次々と生まれる余剰資金、それは巨大な投機資金となって 株や債券、為替の金融市場はもちろんのこと 普遍の価値を持つところの金市場に、また世界的な需要がみこまれれば 石油、金属、小麦、とうもろこしなどの商品先物市場に、、投機のほこ先を求めて うねりをもって動いていく。その資金量、マネーの大きさは 巨大さを増しに増して だれにも制御できなくなっているように感じられる。本当におそろしいことである。
 30年くらい前には 株価は 企業の6ヶ月先を読む、と言われたものだ。今はどうだろう。ヘッジファンドの行き先いかんで 業績など経済の基礎的要因とは全く別の要因で影響されることが多い。

 石油資源が限りあるものとはいえ、原油高が続けば産油国のオイルマネーが、また経済発展を続ける中国においては 毎年8000万人の億万長者が生み出されるという、富裕層のマネーが 投機のほこ先を求めて 世界のどこかにむかっているというわけだ。

 商品の価値の尺度として、流通の手段としてあった貨幣が 今 私たちの手をおおきくはなれて 巨大なマネーとなってのしかかってくる、いつか私たちの生活の根本までおぴやかしてくるような、そんな気がしてならない。
 
このヘッジファンドというもの、まったく遠いところでの 一般の私たちには関係ない話かと思いきや、先の証券会社の発表の話と同様、多くの金融機関も 私たちの年金を運用している年金基金など機関投資家まで やはり何らかの形でおおいにかかわっているというから また考えてしまう。  職人K
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