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2019.11.26 (Tue)

漆のある生活

毎日当たりまえのように 使っている道具や家具 に 漆が塗ってあることを知らずに 使っていいることが多いことが 恥ずかしながら今頃になって再認識しました。


漆というのは 「うるわし」という言葉からの起源があるという説もあるくらい 日本独特の美しさであります。
また 接着剤としても すぐれているという事で 金継などにも使われています。
漆器



しかしながら 我々の生活スタイルが変って来て 日常の生活に 漆を使ってモノが 少なくなってきて その美しさ などを知る機会が少なくなっています。 私の住む鯖江にも 越前漆器 となりの石川県ですは輪島塗 山中塗という 伝統産業があります。しかし 高価なものと決めつけているせいか 汁椀に使う程度で あまり使わないので 知る機会が少なかったです。


わたしの作る木のテンプルメガネで こんな事がありました。
木のテンプルには 黒檀 ローズウッドなどの 堅い木を使います。これらは外国の木です この木はバイオリンの顎当てにも使っていますが
人によっては 体質上 かぶれる方もいらっしゃいます。

私のメガネでも 暑い夏にかけていて ちょっとかゆいので なんとかならないかという方がらっしゃいました。 黒檀のアレルギーでしたが
その当時 どうしたらいいかわからなかったので 困りました。

顎当て


調べているうちに バイオリン奏者の方でも 顎当てでかぶれる人がいるので 布を当てて顎当てにしたり チタンの金属で特別に作る人もいると聞きました。 さて メガネの場合はどうしたらいいか 木の種類を変えましょうかと提案したら 黒檀が気に入っているとのことでますます困ってしまいました。

 その方は 美術家の方で 漆の仕事もされていて 「じゃ 漆を塗ってみるわ」と おっしゃってくださり 「漆は余計にかぶれるのでは」と申しましたら 「漆は乾くとかぶれない」とおっしゃって そのまま 続けて黒檀の漆塗りを使っておられるみたいです。

DSC_9453.jpg

一度見せていただきましたら 漆を塗った テンプルは 工芸品のように美しくまさに「うるわし」という言葉がぴったりでした。
それ以来 私も テンプルに 漆を塗ってみたいと思うようになりました

漆は 塗装にはない 重みがあり アルカリ性でも酸性でも耐えられるので とても素晴らしいものと知りました。

そんなある日 私の学生時代の知り合いの方と久しぶりに会うことができました。
今は仏壇の製作修理をされていて 漆も塗っているとのことで その方にお願いして塗っていただきました
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出来上がりは 通常の塗装では味わえないような しっとりした艶と色で これは伝統の色なんだなと 実感しました

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さて 先日昔の雑誌を読んでいたら フランスのエディット・ピアフという女性の歌手について書いてある文を読んでいたら 彼女の生い立ちが書かれてありました。
彼女は大道芸人の子として 道端で産み落とされ母親は そのまま どこかに行ってしまったので 祖母の営んでいる女郎屋に預けられて育ったそうです。大きくなって義理の妹とパリの街のあちこちで唄って歩き恋愛も多く 生活もすさみ 麻薬中毒 アルコール中毒と 歌手として復帰できないであろうと思われていたが21歳年下の美少年テオと知り合い カムバックしたそうです。 小さい身体ですが身体に似合わぬ大きな声量で観衆を魅了したようです
エディット・ピアフの歌で「ラビアンローズ」をお聴き下さい。
当時のライブです

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