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2019.09.22 (Sun)

めがねの部品の事

メガネの耳にかかる部分の プラスチックの部品で 私達は「モダン」と言っています。
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なぜ モダンと言うのかわかりませんが 昔は耳に掛ける部分が金属のままだったのかもしれません それを近代的にしてプラスチックにしたので「モダン」というのかもしれません。 
  それはさておき 

先日 このモダンを作る方の奥さんが 部品を持って来られました
このモダンを作る方は もう50年以上されていて モダンの作り方も 今は型に流し込む成型で作りますが 

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この方は手作りでプラスチックのシートを削って熱で型にいれて成型する今では珍しい作り方で作ります。

いまどき 貴重なモダン製作職人さんです。 しかし 奥さんが言うには 
「ちょっと 病気をしまして 歳もとったので もう仕事を辞めることにしました」 と言われ 「前から注文していただいていましたが なかなかできなくて 最後になりましたが 持ってきました」 と言われ びっくりでした。


メガネは 1950年頃からどんどん福井で作られるようになり メガネの発展とともに メガネの部品 加工など いろんな仕事が増えてきて
メガネ産地

鯖江は一大産地となりました。 しかし 海外で作るメガネに押され 仕事量が縮小されてきて また 後継者がいないこと 歳をとったことで 辞めていく業者も増えてきました。  

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その方の置き土産になってしまった このモダン いつものようにきれいに仕上げてあり 使うのがもったいないほどです。


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このモダンは 私のチタン板削り出し枠 極太丸メガネに使うもので 太くてピッタリ合わせて作ったもので 特別注文でつくっているものです。 他には代替えで使えるモノが無いので とても貴重です。 

こんなに素晴らしいモダンを作るひとは 少なくなってしまうだろうなと思うと 残念です。
かつて忙しいときは 毎日徹夜のように仕事をしていたのに しかたないかなと 思います。

また 私も含めて いつまでも若いと思っていても だんだん歳をとってきます でもなかなか 辞める決断は出来ないものだろうと思います。
どの世界でも 技術が失われていくことは多く 当然できたものも 以前のものとは違うものになり 形はよく似ていても 使ったり 時間が経つと違うものになっていることが多くなるのではと 思います。

メガネもこの先 どんな形になっていくのでしょうか?

さて 先日CDを聴いていたら 昔の曲を聴きたくなり聴いてみました
チックコリアの「サムタイムズ アゴー」と言う曲です。今から50年ほど前の曲ですが 当時 この曲が出たときは ベースを弾くスタンリークラークと言う若者が まるでフラメンコギターを弾くようにすごい速さで弾きとてもアコースティックベースに聴こえないという評判でした。そんな一世風靡した彼も今は70歳くらいになり時の経つ速さを感じます。

彼らも 音楽の職人であり その熟練した技を できるだけ長く 聴かせてほしいものです
ちょっと長い演奏ですが(15:00頃までです) 「サムタイムズ アゴ ラ・フェスタ」 をお聴き下さい。


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