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2019.08.01 (Thu)

手作りのおもしろさ

これは手作りですから と 服、陶器、木工製品、などを見るときに よく説明を受けます。
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良岳さんの 手作りのカップ (桑の木をくりぬいたカップ)

じゃ 手作りと 工業製品と どこが違うのかという事になりますが ちょっと見た目にはわかりにくいことです。
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私がメガネを作る時も やはり 一つひとつ作るので 手作りと言っても良いかと思います。
もちろん大量に作るメガネもありますが これは いちおう工業製品と言っていいのかなと思います。
では 工業製品と 手作り製品と どこが違うのでしょうか?
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工業製品と言われるモノを作るには 同じものを作るというのが前提で そのためには ゲージ(基本的な計り)が必要です。
また 同じ形を作るために型(金型)で同じものを作る型が必要です。 それらが揃う事で 同じものが作れる様になります。
それに反して 手作りというのは 製品を使う人のサイズ 動作などに合わせて 作ることと思います。
そのため 一般的なものではなく 他には使えないかもしれないけど その人なら使えるという型のモノを作ることと思います
また 特殊な材料で作るときは その材料を吟味して 使うことが必要で セオリー通りに行くこともあるけど 思うようにいかないとこもあります。 そのため 作るものと その材料の間で起きる 駆け引きみたいなものが出て来ることもあります。
そのため 何度も材料と関わるので作るものがすべて同じになることはないと思います。
そんな試行錯誤 などがあるものが 手作りと言われるのではないかと思います。
手作りのセーター 手作りの茶碗 手作りの椅子 など どれも同じものは出来ません どこか作った人の癖が出てきます。
機械が作るのではなく 人間が作るのですから 癖が出てきてあたりまえなんですね 、 音楽でも同じ曲を楽譜どおりに演奏しても その人の個性(癖)が出て来るように 違います。
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私が作る 木のテンプルのメガネは 木の癖 材質 など天然のものを相手にするので 一つひとつ違います。
また 作る時の私の気持ちさえ その仕上がりにも出て来るような感じです
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これは私だけではなく モノを作るひとなら 同じだと思います。
いつも メガネが出来て 良いメガネになったなあと 自画自賛しますが 時間が経つにつれてだんだん客観的に見るようになり 自分の癖が翌わかるようになります。 自分の癖は嫌だけど どうしようもなく それが個性かなと 自分で理解しようと思っています。
工業製品のものを見ると そんな癖が見えないので それが今日的でいいのかなと思いますが
私にとっては ちょっと物足らない冷たさを感じます。

さて 音楽でも手作り感のあるというか ぎこちない演奏にも味がある演奏で セロニアスモンクという人がいます。
個性的というか音の一音一音が とんでもない音を出してしまうような演奏です。
これが彼の演奏の味になっていると 思います
セロニアスモンクの演奏で 日本の曲 「荒城の月」をお聴き下さい。
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       まるで ゴッホが描く日本の絵みたいに聴こえます
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