FC2ブログ
2019年08月 / 07月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫09月
2007.11.22 (Thu)

オブジェという言葉について

オブジェという言葉を耳にしたのは、僕が学生時代の頃だったと思う。あの頃は、パフォーマンス、ハプニング、イベント、オブジェ、など、今日良く耳にする言葉だが、30年ほど前には、いわゆるアートの世界でのみ、成り立つ言葉だったような気がする。
その中で「オブジェ」という言葉は、自分なりに解釈した意味としては、「作者のコンセプトを具現化した使用目的のない(もの)」であった。
学生時代の友人にK君がいる。彼とは土方のアルバイトで知り合って以来、ひょんなことからジャズの事、美術の事など、今日まで話し合ってきた30年以上の付き合いである。
学生時代、その彼が僕に「オブジェの店」って知ってるか?と言ったことがある。
「オブジェの店」と言うのは、詩人でシュールリアリズムの旗手であった瀧口修造氏がダダイストで現代美術の父と言われたマルセルデュシャンに送った手紙に書いた、「架空の店」の事だった。
izumi.jpg
マルセルデュシャン「泉」(1917年)

K君はしなやかな感性の持ち主で、いつも新鮮なニュースを教えてくれる、デュシャンの研究、荒川修作、チャーリーパーカー、会うたびに驚く事をしている。今はバギーという浜辺を走るバックが出来ない車で出勤しているそうだ。彼自体がアート的な存在である。
20071122201036.jpg


僕は彼にいろいろ感化され続け、それ以来30年、僕なりにオブジェレストラン、オブジェのメガネを作って架空のオブジェ美術館を作ろうと思い続けている。今回、自分のオリジナル眼鏡を作る際、「オブジェ」と言う言葉を使いたいと思い、眼鏡の機能を持たないオブジェとしてのメガネ、デザイン的ではなくアート的なメガネも作りたいと思っている。

20071122201920.jpg

「夜は千の眼を持つメガネ」1984年ごろ M製作
職人M
EDIT  |  20:33  |  日記  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑
Comment
コメントを投稿する
URL
コメント
パス  編集・削除するのに必要
非公開:  管理者だけにコメントを表示
 
Trackback
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック

 | BLOGTOP |