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2020.11.28 (Sat)

メガネは小さくても ピリッ と

山椒は小粒でもぴりりと辛い という ことわざがあります。

山椒


これは からだは小さくても、気性や才能が鋭くすぐれていて、侮れないことのたとえ という意味で まるで一寸法師のようなお話ですが 
一寸法師


最近は 自動車もただ排気量が大きいのが 良いと言う神話もなくなって 小さくて燃費が良く 安全な車が 販売台数を増やしているようです。
小さい自動車

  


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   メガネも 大きさについては 歴史とともに いろんな大きさが求められているようですが 1940年頃までは 小さいレンズの メガネが多く これは レンズがガラスで 大きいガラスレンズがなかったためだと思いますが 1970年頃過ぎてからは 仮面のような大きなメガネに人気があったようです。 しかし 最近は コンパクトな大きさのメガネを探される方も増えているようです。


ただ 流行もさることながら 最近は 全く個人の理由と好みで いろんなメガネがあり これが主流です という事が言えなくなったみたいです。

そんな中 個人の好みでしょうか 小さいメガネを探している方もいらっしゃるようで 先日も知り合いの眼鏡屋さんから ご依頼を受けました。 小さいメガネを探している方が来られたんだけど 瞳孔距離が合わないので なんとかならないかという事です。

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私の作っている小さいメガネは直径25mmですが 瞳孔距離が広いと 合わないので ブリッジの部分を広げることになります。
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そんなメガネを作ってほしいという事で 作りました。

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小さい小さいメガネです。 他のメガネと比べても 小さいでしょう。 でも 瞳孔距離が合っていれば レンズの厚みも薄くなり 理にかなったメガネになります。 小さくても 侮れないメガネです。

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「メガネは小粒でも ぴりりと 見える 」 とでも言うのでしょうか 小気味いいメガネです。

さて 人間でも小さいからって バカにできません 有名なチェリストの ヨーヨーマさんは 私と同じ歳ですが 1962年 7歳のとき アメリカで初コンサートでデビューしました。
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 司会がレナードバーンスタイン プログラムはパブロ・カザルスで構成されたコンサートでケネディホールで行われました。 
子供のころから すでにその頭角を現していたんですね。 

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2020.11.24 (Tue)

何のために というよりも

世の中には とんでもない発想をする方がいますね。
先日も こんな問い合わせがありました。


左右違うレンズを入れるメガネを考えたのですが できますか? という問い合わせでした。

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よくよく聞いていると 右側のレンズは 半円で 左の方は 12角形で 作ってほしいとのこと でした。
それで 縄手のテンプルをつけてほしいとのこと。
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「えーーっ」 どんなメガネなんだろうと 頭で想像するけど あり得ないなあと 一人思っていると 「できますか?」といわれ
とりあえず 「やってみます」と 返事をしました。


後になって もう一回 考えてみると はて 「何のために こんなメガネを作るんだろう?」という疑問が出てきました。
そりゃそうですね 右左が違う形で アンバランスなメガネって かけられないのでは と思います。

木巻

 かつて作ったメガネ 木で巻いたリムのメガネ

木 竹

 木と竹の組み合わせで作ったメガネ

でも その方は 以前にも 変わったメガネを作ってほしいという事で リムを木で巻いたメガネを作ったことがあります。
まだ ほかにも 変わったメガネを作ったことがあります。  要するに 変わったメガネを作ってみるという 方のようです。

まあ 考え方によっては アート的なメガネとか コレクター用のメガネとか とでもいうのでしょうか?

世の中におそらく これひとつ という 限定的なものに こだわるのでしょうか?

私も 悪乗りして こんなメガネを作ることが 違う発想の着眼点になるかなと思いながら 作ることに しました。


メガネの長い歴史の中でも 色々なメガネが泡のように出てきて 消えていきました。 おもしろい形や くだらないと思えるようなものまで
ありました。 ところが 最近は 大量生産で 同じものを作ることはできても 遊びながら楽しむという 事がなくなり ある面寂しい話です。
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こんなメガネも
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こんなめがねも
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 おもしろいメガネですね
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 メガネというより オブジェですね
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 よく考えたと思います
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 世界の中には これ一つというメガネが いっぱいあります

メガネを作る目的は 自分の顔に合うために作る事ですが 自分の考えを 形にする という合わせ方も その一つだと思います。
今まで そんなメガネがなかったのは そんなメガネを考えても 作る人がいなかっただけかもしれません。

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そんな方の お助けになれば こうして作ってみることは 価値がある事だと思います。

先日深夜便で 森田アナウンサーの番組で 映画に使われている音楽で 「眺めのいい部屋」という映画にプッチーニの音楽が使われているとのことでした。

眺めのいい部屋



私はこの映画は観たことがないのですが ソプラノで唄う 「私のお父さん」という曲を聴いていたら 映画をみなくても眺めのいい部屋を想像できるような気持になりました。
まずは その曲をお聴き下さい
「眺めのいい部屋」の映像と一緒にどうぞ

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2020.11.21 (Sat)

竹の奥深さ

以前から ボチボチと 煤竹を使ったメガネを作っていますが 久しぶりに作っていると ますます 竹の魅力を感じる事があります。
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使う竹は 煤竹という 古い藁葺の家の囲炉裏の天井に使われる 竹で 囲炉裏の煤で燻されて 飴色になる竹を使っています。
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当初は 煤竹は表面が汚れていて どれが煤で燻されたのか どれが汚れかわからないので きれいになるまで磨いていますが 磨きすぎると だんだん薄くなって 飴色の魅力がなくなってしまいます。 

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飴色を残しながら 艶をだしていくのが 竹の魅力を出すコツかなとおもいます。
また 竹には 節があります その節には いろいろと形が違うので 竹の面白さを感じます、

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私は 茶道でいう 茶杓については 鑑賞の仕方については 知りませんが なにか茶杓にも似た趣きがあるように感じます。

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こんな雰囲気のテンプルをつけてみると 竹の色 節の形 が 単なる竹ではなく 奥深い歴史を感じます。
100年前の囲炉裏の匂いがするようで 当時の囲炉裏の周りの人の会話まで聞こえるようで 今となってはこの竹しか当時の事を覚えていないのではと思います。
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今は ほとんどのものが 工業製品で 薄っぺらく デジタルで 奥深いことなんか必要としないものの中では忘れてしまうような存在ですが たしかなものであるような気がします。



煤灰に汚れた ちょっと見た目が汚い竹が 磨くことで 光りだし また新たな歴史を刻み始める とでもいうのでしょうか ?

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木でも 竹でも 普段捨ててあるような モノでも 手を加え 磨き 形にすることで それらはまた新しい生命を 産みだしていくような
うれしい気持ちになります。

さて 竹の話をしたところで 高橋竹山という 津軽三味線の名人と言われる 方の演奏をお聴き下さい。
私は 1975年頃にライブを聴いたことがあり 大きな京都会館というステージにたったひとりで津軽三味線一つで演奏されていました。
しかし大きなステージでしたが 演奏が始まると 竹山の存在が大きく見えて 音が身体中に響いていたのを思い出します。
高橋竹山は 子供の頃病気で目が見えなくなり 三味線奏者として 渡り歩いていましたが 1970年頃になって 東京の「ジャンジャン」というライブハウスで演奏をしたのをきっかけに日本中に津軽三味線ブームを巻き起こしたらしいです。
たしかに 長年弾いてきた三味線の音は 駆け出しの者とは違うようです。この演奏は アドリブでしょうか 途中で変調な演奏になります
お聴き下さい。





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2020.11.17 (Tue)

歳をとっても おしゃれ

いつまでも若いと思っていたら 誰かが写真を写してくれて見ると すっかりお年寄りに見えてしまうのがショックでした。
気持はまだ30代くらいと思っていましたが 気がついてみると 思っているようなことが うまく出来ずガッカリすることもあります。
老人は


そんなことを感じている方も いらっしゃるのではと思います。

ちょっと昔までは こんなシャツ着たり こんな事したりと 昔の写真を見ると思い出します。
70年



でも そんな若い炎がまだ 燃えているのでしょうか? 先日 私より少し年輩の方からメガネのお問い合わせがありました。

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私のブログを見て 俺も ブログに載っているような 12角形の縄手のテンプルのメガネが欲しいけど いいかなあ という事でした
「以前作ってもらった 丸メガネに サングラスのレンズを入れて 同窓会に出たら 同級生がびっくりして かっこいいと言ってくれたんだよ」  
という事でした。それならば もう一つ作ってみようかなという事での お問い合わせでした。


「若いなあ」と うらやましい気持ちでした。
私は 年齢を尺度にして 60歳になったら こんな感じ 70歳になったらこんな感じと 勝手に自分のイメージで その年代に応じた形 スタイルを決めてしまうような 固定概念というのでしょうか そんなものが障壁になっていたのかなと思います。

若い時には出来なかった 事を 今ならできるという 発想が 前向きなのかもしれません。

スポーツカー


そう言えば 定年を過ぎてから スポーツカーに乗ったり バイクに乗ったりとか 若い時にはかなえられなかったことを 今ならまだできるという 気持で 始められる方が多いと聞きました。

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そんなことなら メガネでも ちょっと冒険的なメガネでも 充分楽しめそうですね
メガネは視力矯正のための道具だけではなく 仮面的な要素もあり 今までの自分を変える道具でもあります。

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今回選ばれたのは 12角形の縄手のテンプルで リムも縄目で 70歳近い方にはちょっと冒険的なメガネかと思いますが 楽しい生活が送れるのかもしれません。

さて 歳をとっても 音楽界で活躍している人が多くいます。 たとえば ミックジャガーとか ポールマッカトニーなど 活躍しています。
当時ロック界の貴公子と言われたロッドスチュアートも活躍しているようです。 今日は ロッドスチュアートの演奏で「フォーエバーヤング」という曲をお聴き下さい。 昔のロッドスチュアート カッコよかったですね。

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2020.11.13 (Fri)

菓子職人の粋な メガネ 

丸メガネの事で お問い合わせがありますが どういう使い方をされるのかわからないまま作っております。
以前私のメガネを購入された方から またメガネのご依頼がありました。

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今回も前回と同様の 縄手のテンプルにしてほしいとのことでした。
なんで縄手にこだわるのか わからなかったので ちょっとお聴きしたら 和菓子の職人さんという事でした。

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ご依頼のメガネというのは 縄手テンプルで 小さい丸メガネ という事でしたが 仕事をしていて メガネが顔で遊ばないように ずれないようにしてほしい 
暖簾
また 暖簾をくぐる時 メガネがあたりずれるので 困るとのことでした。


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また 他のメガネをかけていると コメカミあたりが痛いので 自分でペンチでテンプルを曲げて使っているとのことで かなりメガネをかけるには苦労されているようです。

和菓子


なるほど 和菓子職人の方は 仕事中は手も清潔にするために メガネもうっかり触れないので 顔にピッタリ合っていないと ダメなんだなあと 勝手に理解しました。


料理をする人 お菓子を作る人は 常に食べるものを扱うので 手の動きもとても大事です。
そんな仕草が 無駄がなく 周りから見ても 粋に見えるのかもしれません。

盛り付け

清潔に スマートに 作られていく お菓子や 料理は まさに 芸術品です。
その緊張感のある 空間に メガネをかけてずれたり もちろんはずれたりしたら 大変です。

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そう思うと 私もメガネを作るにも いろいろと考えてしまいます。
掛けても痛くないか 辛くないようなフイッティングにするにはどうしたらいいか など 対策を考えました。
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その結果 あたりまえのことですが コメカミあたりのテンプルの広がり方をできるだけ広くする。
鼻の部分にはずれないように シリコンゴムを塗布する。

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ケーブルの先の方は耳に当たらないように そり返しをつける。簡単ではありますが こんな工夫をしてみました。

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メガネの納品後 こんなメールを受け取りました

鼻のシリコンすべらずとても良いです。
32mmでもレンズと目の距離が近いので視野も気にならず、日常生活も何ら変わりなく使用できます。

仕事をしている時は メガネがずれず 身体の一部となって 使っていただけるようなメガネでありたいと思います。

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2020.11.10 (Tue)

アルプスの少女 ハイジ

先日 絵本を買いました 「ハイジ」という絵本です。
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この本は 私の学生時代の同級生の方が描かれた本です。


ハイジ2


「ハイジ」という話は 今から100年程前に 野上彌生子 によって 日本に紹介された 児童文学作品です。
それから 今日までいろんな方が 訳されて 紹介されました。 私が知っているハイジは アニメの作品で 昔 テレビで見て知りました。
当初 ハイヂと訳され 「楓娘」と言われたそうです。


今回 私の同級生の 高原ゆかりさんが このハイジを 出版しました。

彼女は キルトのお店「遊風舎」 をご主人とされています。
学生の頃は 私と同じ美術科で 絵を描いていましたが 絵から離れ キルトの世界で表現するようになったみたいです。

この絵本 よく見ると 手で書いた絵ではないのです。 すべてキルトという いろんな布を縫って作られた作品なんです。

針でチクチクと 縫っていくこと 門外漢の私には とてもできそうなことではないのですが 針と糸と布で 素晴らしい世界を作り出しています。
私は メガネを作っているせいか メガネの描写が気になって 細かく見てしまいます。

その一部ですが ご覧ください。
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この本を読んでいると 大変な力作で ため息が出てしまいます。

この本を読んでいると 自然と あの曲を聴きたくなりますね

テレビのアニメで 唄っている テーマ曲「おしえて」をどうぞ

EDIT  |  20:06  |  日記  |  Top↑
2020.11.04 (Wed)

秋が深まれば

11月になり 朝夕が暗くなり 寒い風も吹き 秋が深まって 冬の準備です。

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工場にも 昨日より 灯油のストーブを入れました。今年も小さなストーブ2つで 冬を越します。

秋が深まってくると 衣服も自然と厚着になり 暖かさを求めるようになります。
メガネの事ですが 秋のせいか 木のテンプルのメガネとか 煤竹のテンプルのモノに 問い合わせがあります。

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偶然かなとも思いますが 暑い夏には あまり問い合わせがなかったので 気温の関係かなと思います。
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先日も 黒檀のテンプルのメガネについて お問いあわせがありました。。

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フロントは12角形の形でということで これも不思議なことに 最近 12角 18角 8角と 角ばった形のレンズ形にも 問い合わせがあり スムーズな丸に対して 角が立つようなメガネが良いのかなと 一人思っています。


という訳で 今回12角形の 黒檀のテンプルをつけての メガネを作ることになりました。

秋の季節に 黒檀の木地を削ったり 磨いたりしていると 作っている私も 何か時間が緩やかに流れていくようで 気持ちがいいです。

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この黒檀は 今では貴重な木らしく なかなかまともな木を入手できないそうで 不良品も多くて 黒檀を削っていると ひび割れなどが入ってて 見つかった時は必ず折れてしまい また新しく作らないとダメで 黒檀にだまされるような気がすることがあります。 


黒檀やローズウッドは 堅い木なので堅いと信じていると 裏切られた気持ちになることがあります。

それゆえ 上手く作れたときは うれしいものです。
黒檀は 艶も出て 堅く 持っているだけでも惚れ惚れする木です。

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そんな こんなで ようやく出来た メガネですから記念写真を 写します  今日は私の友人で 木をくり抜いて作るコーヒーカップを作っています。 
彼は 桑 朴ノ木 クヌギなど いろんな木を 轆轤と 手で削って作り 私も彼に 木の事をいろいろと教えてもらっています。

そんな彼の作ったコーヒーカップと ツーショットです。

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木を扱うことになってから 私自身 気持が楽になるような気がします。 木はなぜかしら 心を癒してくれると言うのは まんざら嘘ではないようです。

さて 11月という事で 11月に関係のある曲はないかなと思っていましたが 日本の代表的な作曲家の武満徹さんの「ノヴェンバーステップス」という曲がありますが 曲が長いし ちょっと難解なもので 武満徹さんの作曲で 谷川俊太郎さんの作詞で1965年に 「ベトナムの平和を願う市民の集会」のためにつくられ、友竹正則によって披露された日本の反戦歌の1つで「死んだ男の残したものは」という曲をお聴き下さい。  小室等さんの歌でどうぞ。




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