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2019.12.27 (Fri)

ヘルメットをかぶる時

以前にもお問い合わせがありましたが いつもやじろべえメガネをお使いの方から いつもまにか 丸いメガネがトレードマークのようになってしまい 丸メガネをかけていないとどうしたのと言われると書かれていました。 

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趣味で乗っているバイクで ヘルメットをかぶる時 耳の部分が曲がっているので ヘルメットをかぶっていると掛け外しが出来ないので テンプルを真っ直ぐに出来ないかという お問いあわせがありました。 

images (1)_1 窮屈なヘルメットでメガネが浮いてしまいます(参考写真)

私はバイクに乗ることがないので ヘルメットをかぶったことがないので よくわからなかったのですが 近所の方で バイクが好きな方にお聞きしたら 一度かぶってみるとわかるよ といわれかぶってみましたら 初めてでしたので 顔が押しつぶされるような感覚で メガネさえもかけられないような密着した感じでした。 
  これでは 普通のメガネはかけられないなあと 実感しました。
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アメリカのサングラスの中に パイロットという品番があります 。これは 名前だけではなく パイロットがヘルメットをかぶってかけるメガネだからなんでしょうね。 耳の部分がまっすぐで 掛け外しが楽なサングラスです。

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たぶん こんな感じでまっすぐしたらいいのではと思い 頭蓋骨に合うようなカーブを作り 耳の部分を真っ直ぐにしました。

近視の方がヘルメットをかぶると レンズが曇ったりしてはずす時を考えると ちょっとしたことで 簡単に取り外しができるようです。


私はバイクに乗ったことがないので こんなメガネがどうなるのかわかりませんでした。
若い時には友人はバイクに乗っていましたが バイクに乗るという事は 一つの夢みたいなことかもしれません
社会に出て しばらく乗らなかったのに 50歳ぐらいからまた乗り出す人もいるようです。
若い時の夢を また思い出しているのかなと 思います。 

子供の頃冒険するのは とても勇気がいる事でした。
大人から見ると 小さい世界の事ですが 世界が変わるような体験かも知れません。
でも 男の子なら こんな夢もあるといいなあと思います。

映画で「スタンドバイミー」という映画を見たことがあります。子供の頃冒険をしたことを思い出すような映画でした。
大人になると もう 夢から覚めたように 思い出すだけです。
でも またそんな冒険をしたいと思う事もあります
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2019.12.24 (Tue)

素顔のままで 


わたしはメガネを作るのに 最後の仕上げで 表面にメッキをするのが通常です。

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メッキなしでは フレームはキズがつき易いし また 錆びてしまう事もあるので 必ずメッキをします。
これは 私だけではなく メガネを作るものにとっては あたりまえのことだと 思っていました。

もちろん 金無垢とか銀無垢のメガネは そのままでメッキをしませんが そんなメガネを作ることはないので 通常のメガネとしての話です。

ところが お問い合わせがあり チタンのそのままの色が良いので そのままで使いたいとのことでした。

たしかにチタンのグレーは素材そのままで 良いと思いますが やはりキズがつき易いなど 使っているとやはり心配なので それはちょっとムリです、とお断りしたのですが自分で表面に ヘアーラインをつけて使いたいとのことで 承知しました。

作る私としては 踏ん切りの悪い気持ちでした。
メッキをせずにそのままの状態で 納品したのですが やはり心配でした。

もし キズがついたり おかしいことがあったら連絡をくださいとの旨を お話しました。 それから数日後 メールをいただきました。
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それによると とても気に入って レンズを入れて それからフレームの表面も サンドペーパーのようなもので ヘアーラインという艶消しの処理をご自分でされたようです。

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送っていただいた メガネの写真

好きこそ できる技ですね 写真ではとてもうまく処理されていてなるほど チタンの生地の色をうまく取りいれているなあと 感心しました。
メガネでも いつも使うものは 自分の好きな具合にあってほしいもので 人が何と言おうと 自分の身体の一部として出来る個性かなと思います。 作る私は 自分の責任ばかり考えていたのかもしれません。

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使う人の気持ちが入ったメガネは まさに これ一つだけという 存在になるのでしょう。
あらためて もののあり方について 考えさせtられました。

メガネの素材そのもので まさに 素顔のままで 飾りっ気のないものを求める気持ちは 昔流行った ビリージョエルの「素顔のままで」を
思い出します。
スッピンとは 化粧をしない顔だと思いますが 心もまた あるがままの方がいいのかもしれませんね
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2019.12.14 (Sat)

冬の長い夜を過ごす

もうすぐ冬至です。
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陽が一番短い日です。 いつも明るいところばかりにいると 暗がりのところの中の美しさを感じます

わたしは読んだことはないのですが 「陰影礼賛」という本には 西洋人にはない 暗がりでのモノの見方について書いてあるという。
漆や金蒔絵など それも手垢でまみれたものを日本の建築の中にある暗がりで鑑賞するという事であるらしいです。

西洋人は きれいに磨いて明るいところで鑑賞するという 感覚であるという事です。
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さて 私のメガネを その暗がりで見てみるとどうなるかと 冬至に近い昼下がりに 試してみました。

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メガネであるのに こんな事しなくてもいいのですが セル巻で 工芸品のように見えたので 暗いところで 鑑賞してみたいと思ったからです
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アンティックゴールドの色と セル巻の色が暗闇でうっすらと浮かび上がり まるで 暗闇で眠るような感じです。
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そのうっすらと見える存在に いわゆる 「陰影礼賛」の言おうとしていることがあるような気がします。

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冬至に今は 「玄中玄」という黒の中の黒という時期です。
あらためて 暗さに対するものの美しさを感じました。

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        富樫実 作 「空にかける階段」と一緒に

もう12月も半分になりました。 何かとせわしないのですが ゆっくりした気分になりたいものです
クリスマスと言っても せわしない音楽やイベントで 疲れます 先日聴いた曲で こんなのがありました。
暗い中で音を探るように 演奏する坂本龍一さんの 「戦場のメリークリスマス」をお聴き下さい



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2019.12.11 (Wed)

細い線のメガネ シンプルライン

以前に作ったメガネですが シンプルラインという名前のフレームがあります。
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作った私も忘れているほどでしたが 私のホームページを見て シンプルラインのメガネを選んでいただきました。

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このメガネフレームは リムも細いけど ブリッジも細く また テンプルも1.2mm径の丸芯で作ってある 細いフレームです。

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いつもやじろべえメガネを選んでくださる方が多いせいか このシンプルラインというフレームは 存在感のないものでした。
でも 今回 あらためて作ってみると 細い割に 丈夫であることが感じられました。

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1.2mmという細い丸線でも ベータ―チタンのせいでしょうか バネ性があり 折れにくいので 掛けごこちも良いみたいです。
また横の張り出し(ヨロイ)が長くしてあるので 横幅が広く かけていてもコメカミに負担がなく いいのではと思います。

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    ジャコメッティの 彫刻

バーネットニューマン
    バーネット・ニューマンの作品

今回このメガネを作ってみて 当初は 削りに削って 細くしてみようと思ったフレームでした。 できるなら ジャコメッティの彫刻のような バーネットニューマンのように シンプルな フレームを作ってみたかった のがきっかけでした。
正直 作るときは かける人の使い勝手については 何も考えずに ただ細く シンプルに という思いで作りました。

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装飾性がない シンプルな形を 出してみたかった  。 再び作ってみて またそんな 気持を思い出し大義名分な事を考えていたなあと ちょっと恥ずかしくなったりしました。

自分なりに アートを感じるようなメガネを作ってみたいという 気持が出てきたようです。

私が初めてエリックサティという作曲家を知ったのは 高校の時 ブラッド・スェットアンドティアーズというロックのアルバムを聴いてそのアルバムで エリックサティによる変奏曲という曲を聴いて 初めて知りました。
それから エリックサティが  ダダ シュールリアリズムの作家たちとも交流があって エリックサティの音楽は異端的な存在だったと思いました。 単なるクラッシック音楽という範疇には入らない ミニマルな音楽の要素があるようです。
今日は 有名な 「ジムノベティ」をお聴き下さい。
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2019.12.07 (Sat)

温かみのあるメガネ

私の作るメガネは ほとんど金属製のメタルフレームです。

チタン ニッケル合金 などいろんな金属素材で作り メッキをして 使います。
また 他に プラスチックを使ったメガネフレームがありますが 私の工場では作っていません。
同じメガネですが 作り方が違うので 同じ工程では出来ません。 いつも金属製のメガネを作っていると プラスチックフレームって いいなあと 無いものねだりではないですが 他所のメガネに興味が出るものです。


金属メガネは クールなメガネとしたら プラスチックフレームは ウォーム かな?


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そんなことを考えていたら プラスチックのテンプルが出てきました。 あまりプラスチックテンプルは使ったことがないのですが 以前もプラスチックフレームに興味があって テンプルだけプラスチックにしようと思い作ったモノです。

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今回 丸メガネと 楕円のメガネに 取り付けてみました。
いわゆる鼈甲色の バネ丁番付きのテンプルです。
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今まで スリムなスタイルの メガネが 急に冬になったせいか ふんわりして 暖かい雰囲気になりました。
特に 冬に近づいていいるせいか このメガネをかけたほうが暖かくなりそうです。
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今日は1970年頃に流行った曲で キャロルキングとジェームステイラーが歌う「 You've Got A Friend」をお聴き下さい。
キャロルキングは 夫がドラッグに手を出して 遂には 別れることになります。 その結果子どもと ロスアンジェルスに住むことになります そこで出会ったのが ジェームステイラーでした。その後 ベストセラーになったレコードを出し ようやく自信をつけることになるようです。 しかしキャロルキングとの仲はあくまでも 音楽を通じての仲で 彼女は他の男性と4回結婚しています。 まさにジェームステイラーとの関係は 「You've Got A Friend」なんですね。


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2019.12.01 (Sun)

チタン板削り出し 極太

今日から 12月 です

以前も書きましたが メガネの耳の部分のプラスチック部品 (モダン)を 新しく作ったモノを初めて使いました。
https://56995471.at.webry.info/201909/article_7.html



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もちろんいつもの通りの サイズで色も一緒なんですが モダンをつけて 組み立てると メガネの表情がピッと 引きしまります。
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洋服を着て ネクタイを締めると キッとした気持ちになるのと同じかもしれません。

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わたしはこのメガネが 好きです 。 
メガネとしても 良いと思いますが 黒い色の このメガネは 多くは語らなくても 存在感のある 落ち着いた メガネというより オブジェとして 見てしまう気持ちです。

せっかくなので 先日作った ケヤキの板の上に 載せて 記念撮影をしました。


このケヤキの板は 今から20年以上前に どこかで買ったまま倉庫に置いたままになっていたもので 見つけたときは 表面がガサガサで ただ重いだけの板でした。 でも 捨てるのはもったいないと思い ペーパーでひたすら擦り 木目が出るまで 擦りました。
その結果 とてもきれいな木目が出てきたので 塗装をして 展示の舞台としました。
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拾いものでも 手をかければ 思いもかけないものになります。

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この極太丸メガネ 太いテンプルですが 厚みはとても薄く 0.5mmしかありません。
でも バネ性もよく かけていても苦痛を感じることはないと思います。
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かけない時は ちょっとかっこいい舞台を作って 飾って置くのも良いかと思います。

さて 人には早熟の人と 晩成の人がいます
ジャズのテナーサックスの名手と言われている ソニーロリンズですが デビューは20歳ころと聞いていますが 彼は臆病なのか 気が弱いのか 途中でジャズ活動をやめてしまします。ある日 エレベーターに乗ったら ソニーがエレベーターボーイとして 働いていたのを見つけて ジャズの世界に呼び戻したというエピソードを聴いたことがありました。 ソニーの頭の中にはアドリブのメロディが絶え間なく流れているようで素晴らしい天性を持っているのに 気が弱いことで 遅咲きになってしまったようです。 彼の代表作の 「セントトーマス」をお聴き下さい。

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