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2019.11.19 (Tue)

近視の強い方に こんなメガネ

こんなお問い合わせがありました

近視強度が強い為、このサイズのフレームが手元を見るのに具合が良いです。
また、ひとやま仕様も鼻形状に合っています。

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近眼でメガネをかける方がほとんどですが 度数の弱い人 乱視の人 強度の近視の人 さまざまな方がいらっしゃいます。
大きいレンズ形は 度数が強いレンズですと 周りの厚みが厚くなります。
どうしても 目立つから嫌だという方がいらっしゃいます。

当然 圧縮した高屈折レンズがありますから ある程度は薄くなりますが レンズ代が高くなります 。

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わたしがお薦めしたのは 38mmの丸メガネで 鼻幅の広いフレームでした。

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このフレーム 以前に作ったメガネですが 瞳孔距離 テンプルの長さなど ピッタリ合う人が今まで現れなかったのでしょうか このメガネが ピッタリ合うのではと思い お薦めしました

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テンプルも丁番が一体ものになっているので 丈夫だし テンプルのカーブも頭のカーブに沿っているので ピッタリではと思います。
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レンズの厚さも かなり薄くなるのでは思います。

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このメガネの 仮レンズに プリントしてある文字は masami と 筆記体で書いてあります
これは 数年前このメガネを作り始めたとき 自分の名前を入れたくて 印刷したものです。 今では恥ずかしくて 出せませんが 偶然に出てきた 在庫のメガネ その時は このメガネが 世に出ることを祈りながら 作った記憶があります。

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  パオロ・ソレリの ウィンドベルと一緒に

でも 数年経って このメガネを見て あらためて 自分のメガネのスタートした頃を 思いだしました。
なかなか新しいモデルを作ろうと思っても 納得できるようなものは出てきません。

それより 今までのモデルを 少しでも丁寧に作っていきたいと思うようになりました。

好きな曲をと言われてもなかなか 決まりません 昔も今も出てくるのは 若い時に聴いた曲ばかりです
今日は ビートルズのレコードでは一番好きな 「アビーロード」から サムシングをお聴き下さい
ジョージハリソンの 甘い唄声を聴くと 50年前の曲だとは思えません
丸メガネも ビートルズも 今も昔も変わらずあるんだな と思います

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2019.11.12 (Tue)

気持を整理して 面白半分 真面目半分

<第一世界大戦の時代 ヨーロッパの芸術活動で 「ダダ」と言う運動がありました
あまり深いことはわかりませんが 今までの既成概念を壊して 新しい芸術を生み出すという 運動でした

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 マルセルデュシャン 「泉」

マルセルデュシャン マンレイ などが有名な作家ですが 今まであった 印象派 フォービズム などの 描き方の問題ではなく
反芸術的な運動で 今までの既成概念を壊すことで 当時の政治的な思想も壊すような運動ではなかったかと思います。

そんな たいそうな事は考えてはいませんが 先日 フェイスブックの友達の方から 左右非対称のメガネをご提案されました。

私にとっては 左右対称はあたりまえで左右非対称という事は 全く考えていないことで 小さい意味で メガネの既成概念を無視するという
メガネでした。 
DSC_8930.jpg


 
大きい丸メガネと 小さい丸メガネ と言う組み合わせです。


azuma.jpg

まるで漫画だなあと思ったら 御提案者の方は 先日亡くなった 吾妻ひでおさんの漫画のファンだったようで その漫画のキャラクターが 片方が大きな丸メガネだったという事でした。

よく御存じだなあと 感心することしきりで 作ってみました。

当然 今まで作ったことのない 経験でした。 つくりながら 「これは面白い」という 感想でした

DSC_8934.jpg

ついでに 左右違うレンズのメガネも作ってみようと思い 丸と 八角形の 組み合わせで作ってみました
一見 普通のメガネに見えて よく見ると 左右違うレンズと言うのが おもしろいかなと 思っています

DSC_8944.jpg


こんなのは オモシロ半分で始めますが 作っているうちに 本当に 真面目になってしまいます。
遂には 先ほど申しました ダダの 思想的な コンセプトになってしまい 既成概念を壊すメガネを作りたいなんて 思ってしまうようになりました。
でも タイトルに書きましたように たまには 「こころの整理」をするつもりで 頭の中をバラバラにすることも 大事ではないかと思います
今までの 既成概念で メガネとはこうあるべきという 思い込みを捨てることも 大事なように思います

あまりうまく言えませんが 今回の様に遊びながら作るメガネで これから自分が作るメガネの 方向が すこし見直せるかなと思います。

さて 今日は 話に出てきました マルセルデュシャンにちなんで 「マルセルでさえも」と言う曲をお聴き下さい
題の 「さえも」 という言葉は 不自然ですが 私が思うに デュシャンの作品の大ガラスの作品で フィラデルフィア美術館蔵の「独身者によって裸にされた花嫁さえも」と言う題から取ったのではと思います。
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「独身者によって裸にされた 花嫁、さえも」 
(The Bride Stripped Bare by Her Bachelors, Even)マルセルデュシャン 作

 きっとマルセルデュシャンの事に関した曲なのかなと思います
ゴンチチの演奏で お聴き下さい
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2019.11.05 (Tue)

角膜頂点距離 ????

先日 メガネのご依頼があり いろいろとサンプルを見ていただいて こんなメールをいただきました


PA316159.jpg


試作品のメガネを掛けてみての角膜頂点間距離は9〜10mmありました。

2〜3mm足りないので、だいたい2.5mmほど高くしていただこうかと思います

何? 角膜頂点距離?? メガネを作っていても知らない言葉に ビックリ どんな意味だろうと 探しました

眼球と レンズとの距離をそう呼ぶのだそうです。

角膜

恥ずかしながら メガネフレームを作るのが専門で 眼鏡屋さんの業務については 知りませんでした。


それで 鼻の部分(ブリッジ)の高さを高くして 作ることにしました。


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たしかに 人によって鼻筋の髙い人 低い人と それぞれ違いますので かけてみて 睫毛がレンズに当たるのが気になるとか かけてみると
フレームのリムが見えて気になるとか 掛けごこちに関しては その人独特の感じ方がありますので これでいいという 決まりがありません



とくに 私の作る一山と言われるフレームについては 微妙な高さが要求されることがあります。

それで 作ってみたら 
メガネを受け取りました。思っていた通りの仕上がりでうれしいです という 返事がきて ようやく胸を撫でおろしました。



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メガネフレームは 医療器具でもあります それゆえ かけてみて 近視 老眼などを補正するために もっともよい調整が必要です

しかしながら メガネフレームは 大量生産で作りますので どうしてもメガネを選ぶのにはある程度妥協しながら 合わせることがあります


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出来るだけ心地よくかけていただこうと思うと もっと綿密な打ち合わせが必要かもしれません。


今回の事で また 一つ かけ心地について 学ぶことができました


さて 今日はオスカーピーターソン のピアノを聴いていただきましょう

私が若い時は こんな軽妙なジャズは なぜか軽い感じであまり聴きませんでした ちょっとカッコつけていたのかもしれません。

しかし この歳になって 聴いているうちに スウィングしてアップテンポで  ウキウキしてしまいます

やはり 乗せるのが上手いですね。 ピアノとドラムと ベースだけで たいしたもんです

では 「Cジャムブルース」をお聴き下さい

EDIT  |  19:47  |  日記  |  Top↑
2019.11.01 (Fri)

百年後のわれはそよかぜ地球儀の南極に風邪の息吹きかけて

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唐突に わかりにくい短歌を 出してしまいました。
塚本

これは 塚本邦雄 という歌人の作った有名な歌という事です。


病気で寝ている時 そばにあった地球儀を見てると 南極が下に見えて それに 息を吹きかける様子を歌った歌です。
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とても難解で 短歌に門外漢の私には ビックリするような 歌ですが こんな前衛的な 歌に刺激を受ける方も 多く

今回 私のメガネをお選びいただいた方もまた この塚本邦雄氏に 魅了された 方です。
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やじろべえメガネのセル巻で ちょっと秋らしい シックないろどりで おしゃれです。


やっぱり 文学と丸メガネって 合いますね。 


今日から11月 いよいよ 晩秋 です 木の葉も紅くなり なぜか茶色系の色が似合います 。


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門外漢の私でも ちょっと 短歌に触れてみたい気分になります



いよいよ 11月になりました。 塚本氏の短歌は難解ですが わからないなりに 言葉の余韻というか 言葉のリズムが心地よい感じです
音楽でも リズムとか メロディで曲が良いとか 悪いとかを感じることが多いですが 我々人間の持っている感性で 感じる音楽は 難解に聴こえますが 間のとり方 など また違う感覚で聴くのもいいかなと思います、


今日は 11月になったという事で 武満徹さんの 名曲「ノヴェンバー ステップス」をお聴き下さい。
昔 学生の頃 シュールリアリズムの画家である 京都の小牧源太郎先生の講義を聴いている中で 瀧口修三さんという詩人の話がよく出て 瀧口修三さんの 詩を読んだりしていました。 

その瀧口修三さんと 武満徹さんも交流があって 難解な曲だけど聴いているうちに 聴き方も違うのかなと思うようなこともありました
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