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2019.10.30 (Wed)

色見本


私のメガネは大概 アンティックゴールド か アンティックシルバーが多いのですが ただ 女性用とか 個性的なメガネの場合 色を着けるメガネもあります。


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ひし形メガネと言うのがありますが これは 女性用にと思い アンティックゴールドやシルバーでは 肌合いがすっきりしないのではと思いカラーを着けて 作ることにしています。


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ただ どんな色合わせにするかというと これが難しく ああでもない こうでもない と センスのない私にとっては どうしたらいいのかわかりません。 それで 色々 組み合わせをしてみることにしています。


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しかし 色付けは外注の塗装加工の方に頼むので 1~2枚の塗装加工では 忙しい中 とても嫌がられるので なんかのついでにという事で気長く待ってしてもらうのが 現状です。 


こうして 数か月いろいろ色付けしたメガネから 良さそうな色を選んでいくのですが 結局無難な色になってしまします。


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長い間かかって作った色見本は もう使うこともなく お蔵入りですが また 出してきて 見ると なかなか個性的と言うか 単品ですが

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こうして並べてみると カラフルで 色々と 思い出して 楽しいものですね。


さて 今日は 口笛を吹くというのは 昔は口笛を吹くと 泥棒が来るとか 女の子が口笛を吹くものではない とか いろいろ 口笛が悪いイメージを持っていました。

最近こんな映像を見て とても信じられないような素敵な音色を聴いたので ご紹介します

わずか10歳の女の子が 口笛だけで 歌い上げるのです。 きれいな音色に 驚きました

大人の人でも 普通なら出来ない技です また何故このような ことができるのか その画像もありましたので それもご覧ください



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2019.10.27 (Sun)

パブロの羽根が 飛びます

パブロのメガネについて ですが

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眼鏡の中で 唯一羽根を持ったメガネ なんて 飛びもしないメガネですが 気持だけでも飛んでいたいと 思い作ったメガネです。

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しかしこのメガネ 非常にユニークな形をしているので メガネだと思う人も少ないようです。

私は パブロカザルスの 鳥の歌 と言うのを聴いた時 なんという心が落ち着く曲なんだろうと 感激したことがありました
pp

それから 鳥の事を考えていました 鳥のようなメガネを作ってみたいと思い始め パブロピカソの「鳩」という クロッキーを見て
この羽根の曲線がいいなあと思い 
その形を テンプルにしてみました。
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ちょっとテンプルにしては 耳にかかるかなと思いながら考えましたが シリコンゴムを塗ることで 肌にやさしくあたるようにしてみました。

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ちょうどその頃 ドイツのバウハウス運動に参加している インゴ・マウラ―と言う人の 「電球」を見て やはり昔もこんなことを考えた人がいるんだなあ と その電球に共感しました。

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こんなメガネを 選ぶ人って やはり 個性的な人で メガネをアートとして 使うような人に多いみたいです。

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ちょっと 実用的ではないかもしれませんが 空を飛ぶと言う 夢を持ち 心も高揚するような メガネかもしれません。

話に出てきた「鳥の歌」ですが この曲は スペインのカタロニア地方の民謡でカザルスの演奏によって世界に知られた曲です
今日は ウクライナ出身の ナターシャ・グジーと言う女性の演奏と歌でお聴き下さい。
彼女は チェルノブイリ原発が爆発した時被ばくして それから転々と 転居しながら 演奏をして日本にも来日しているようです。

歌い方を聴いていると 切なくなるような気持になるのは私だけでしょうか?

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2019.10.26 (Sat)

まさか こんなめがね 作るとは

いろいろと ご希望を聴きながらメガネを作っておりますが もうやめておこうと思いながら 作るメガネって あります。
以前 8角形のメガネに リムの周りに 木の枠を作ってほしいと言われ 無理だから 作れませんと 言ったものの 気になって
知らず知らずに 作ってしまったというメガネがありましたが
阪本


https://56995471.at.webry.info/201904/article_4.html

 その依頼主の方が 今度は  四角形のメガネに 木を巻いてほしいと
問い合わせがありました。  

エエーッ また 無理な注文だなあと 今度は断ろうと思いましたが もしできたら どんなメガネになるんだろうか?と 想像すると おそらくこんな馬鹿な事をする人は いないだろうなあと 考え 良くても悪くても この世に他にないだろうと どうでもいいことですが 思い始め バカを承知で 作ることにしました。
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4角形のメガネって リムにカーブが強く入ってるので 木の枠もカーブが入った作りにしないとハマりません。
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そんな手間を 惜しまず一つひとつ ヤスリで削り出して 木の枠を作ります。
テンプルは 煤竹を使います。 これも 古い竹で 乾燥しているせいかとても堅い竹です。
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斧で割ると 金属が弾くように鋭く割れます。 煤で作られる模様は 新しい竹では味わえないような模様です。
こんなメガネを作っていると まるで工芸品を作っているような気分です。
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御依頼の方の声かけで こんなメガネを作ることになり はじめは 途方に暮れるようなメガネでしたが 作っているうちに お手本がないから かえって 自分の作りたいように作ればいいと言う開き直りで 作ったので 自分にとっても 思い出なメガネです。

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さて 竹のテンプルを作ると 竹をローマ字で書くと「take]と書くんだなあと 思います そして ジャズの「take5」を思い浮かべます。 いつもなら デイブブルーベックの演奏を聴くのですが きょうは 私のメガネもいろいろと混ぜ込んだメガネなので 色々混ぜたtake5をお聴き下さい。 ウィントンマルサリスの演奏で インドのシタール タブラを交えての演奏でどうぞ。

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2019.10.23 (Wed)

薬品に強い メガネ


いろんな仕事があるもんです。

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先日お問い合わせがあったメガネは こんな内容のメールからでした

薬品に強い金属で眼鏡を作っていただきたいのですが、チタンが良いでしょうか?

レンズも薬品や水を弾く加工をお願いしたいです。


酢酸や苛性ソーダ、ハイドロサルファイトなどを使います。



メガネはメッキをして 表面を保護します ある程度は保護されますが 果たして酸とかアルカリ性の薬品には どうでしょう?


チタンのメガネには イオンプレーティングメッキという メッキをしますが このメッキを調べると 耐酸性 耐アルカリ 耐アルコール

耐摩耗に優れているという事でした。


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という事で このメガネを紹介しましたら 鼻パッドも 耐薬品に強いものをと言われ それではという事で 鼻パッドも チタンですることになりました、 


普通 プラスチックの鼻パッドですが さすが鯖江の眼鏡屋さんには このような鼻パッドも作っている会社があります。

この鼻パッドは 純チタンで 無垢のチタンですので 錆びないし 汚れないので 長い間使えるようです。

恥ずかしながら こんな鼻パッドがあるとは私も知りませんでした。


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これで できた カブトンという メガネ 2mmのチタン板を削りだして できるだけ溶接を少なくして 丈夫なメガネです。

もちろん 薬品にも強いと思います。

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メガネは ファッション的な使い方 もありますが 仕事に応じて 使う道具でもあります。 野外での過酷な仕事 今回のように強い薬品を使う環境での仕事 細かいものを見る仕事 どんな仕事であれ メガネはその時 しっかりした道具として役目を果たさなくてはいけません。

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昔の映画で 「いちご白書」と言う映画がありました アメリカの大学で 平凡な学生が 可愛い子を見つけたのですが 彼女が学生運動にかかわっていることで 平凡な学生が 学生運動に入っていくと言う映画だったと思います。 その映画のことで 日本でも「いちご白書をもう一度」と言う歌も流行りましたが その映画で歌われていた「サークルゲーム」と言う曲をお聴き下さい。映画でバフィセントメリーと言う女性歌手が歌っていましたが オリジナルで ジョニーミッチェルの歌でお聴き下さい。

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2019.10.16 (Wed)

for tomorrow と言う 詩

先日 私の友人 Kさん から一冊の本をいただきました

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本の名前は「詩と思想」という 難しそうな本です。 
Kさんは お仕事のかたわら 詩人として 長い間詩を作って来られました 。 
学生時代卒業以来 会ってなかったのですが 私の丸メガネの事で また知り合うことになり 再会したわけです


その彼が この夏 手術を受けて 快復して書いた 詩を 投稿した雑誌でした。
詩のタイトルは 「for tomorrow」と言う詩です。

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その内容は 彼が心臓の手術をしてから 明日への希望が広がってきた と言う内容ですが その中に 丸いメガネの事が書いてあり
これは やじろべえメガネの事だなあとわかりました。 

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また丸メガネで 自由で 哲学的な おしゃれな詩人と書いてあり
何か私までうれしくなるような 詩です 。

自分のメガネが 詩の中に出るなんて はじめてで おそらく 今までにもメガネの事で 詩のモチーフになったのは 少なくとも鯖江のメガネでは 初めての事ではないだろうかと 変なことで 優越感を感じました。
しかし とても光栄なことです。



この tomorrowということば 私のメガネでも 「tomorrow's classic」と言うブランドは 昔 観た 映画で 「風と共に去りぬ」と言う映画から ヒントを得たものです。
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「風と共に去りぬ」という長い映画で 最後のシーンで スカーレットが「tomorrow is another day 」と言うセリフをいうのですが この意味が何と言うのかなと 長い間考えていました。


いい訳として 今日がつらくても、苦しくても、新しい明日という日がやってくる!
 「明日に望みを託して」と言う訳を見つけました。

なるほど いい訳だなあと思い このtomorrowと言う言葉に こだわることになりました。

 誰でも 明日と言う未来には ほとんどの方は 希望を持っているだろうと思います

モノを作る人は 作ったモノに対して出来たときの達成感はあっても 次に考えるのは 今度はもっといいものを作ろうと 明日への思いを
考えることだと思います。 

次の作品が良いか悪いか はわかりませんが 常に 明日はいいことがありそうだと 希望を持つことが多いみたいです。

昔 子供の頃聴いた 坂本九さんの 「明日があるさ」と言う歌は まさに そんな気持ちを歌っているみたいです。

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2019.10.14 (Mon)

古いチェロから

バイオリンなど弦楽器の製作 修理をする方から 古いチェロの 指板をいただきました。
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弦楽器の事は全く知らない私は これがどんなに重要なものであるかという事さえ 知らずに いただきました。
海外の古いチェロに使っていた 指板で もう使えないからという事でした  いつの時代のものかわかりませんが 古い弦楽器というと
私の薄学の知識では ストラディバリウス と言う名器しか知りませんが この楽器もいろいろな歴史を経て こんな指板だけになったのでしょう
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その指板のすこしだけを切り取り やじろべえメガネの 木の部品を作ることにしました
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とても緊張します 真っ黒な黒檀を切断しても どこも真っ黒で これが本物の黒檀かなと思いました
これを 削り やじろべえの 木の部品を作るのですが 艶も出て とても気持ち良く作ることができました
木の材質が 安定しているんですね

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出来あがったメガネは 新しいのに 古い木を使ってあるせいか 落ち着きがあります
ストラウディバリウスと言う楽器は 1600年代に作られたそうです。


その頃の日本は まだ 室町時代でした。 室町文化の盛んなとき そんなチェロと言う楽器は日本には存在していません
ふと 日本には 茶の文化がそのころ盛んになりだしたことを思い出しました。

千 利休 の茶とともに いろんな文化が生まれたときでもあります
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何故かしら このやじろべえメガネは 新しいはずなのに なぜか 古の存在感と 日本的な風合いを感じてしまいます
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私は茶道は 作法など知りませんが 日本古来のシンプルさが やじろべえメガネと通じるのかなと思いました。

古いチェロの材料が また 今日 こんな形で使うことで また生き返ったように思います
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ということで 今日は このストラウディバリウスを持つ ヨーヨーマの演奏で こんな曲を聴いていただきましょう
画像を見ていると 指板の 黒檀が気になりますが サンサースの「白鳥」です

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2019.10.11 (Fri)

古書店のおばばになりたくて

先日 小さな冊子が送られてきました。
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冊子の題名は「古書店店主の長浜まち歩き」というタイトルです

その昔 8年ほど前に 私が長浜に行ったとき 偶然寄った小さな古書店を見つけました。
古い民家をリフォームして 作った古書店でした。 懐かしい本やら オブジェが置いてあり ずっと前から知っているような場所でした

古書店

まるで夢を見ているような 不思議な空間でした 。 


そこに女店主の方がおられて どんな本をお探しですかと言う話から いろいろと話をしているうちに メガネの話になり その店主さん 学生の頃から   「古書店のおばば」になりたかったそうで
それなら 丸メガネはいかがと その頃から 私が作り始めた やじろべえメガネをお見せしたら それにするということで 
その場でやじろべえメガネを選んでいただいたことがあります。

おばば



お店の本は 音楽 美術 小説などあり  女性ならではの感性で集めた古本は なかなかなもので へえーと 感心してしまいます
今まで家の片隅にあった古本が ここに置かれることで 蘇って新しい本となったようで 生きかえっています

特に 店主さんが20代頃から魅了されてきた 前衛歌人 塚本邦雄の本については ここが一番揃っているという事です。

また この店主の呼びかけで 地元で取れた無農薬の野菜などを販売する「ふるほんやおや」というお店も開いて 地域の方々に
喜んでいただいていたという事です

 メープルの木を使った やじろべえメガネ  
ブログ1
ブログ2

この冊子を読んでいたら 私のメガネの事も書いていただいてあり うれしくもあり 恥ずかしいやら とても素敵なので ここで御紹介します

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しかし なんでこのような冊子を出版するのかと尋ねると この10月で閉店するとのことです 。
またこの長浜を去っていくので その締めくくりに この冊子を出版することにしたという事でした


いつもベレー帽と丸メガネをかけて おしゃれな方で 長浜の街の大事なお店だったのに残念です

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でも こんな小さな古書店が 長浜の街の中で この8年間発信し続けたことで 多くの人が 何かしら影響を受けて 新しい空気に触れたことと思います。


私の 初期のやじろべえメガネも ちょっとは貢献できたかなと思うと 何か感慨深いです

滋賀県は 淡海の国と言われています 大きな琵琶湖がありいろんな伝説があります
以前観た 溝口健二の「雨月物語」も琵琶湖が舞台になっていました 

ちくぶじま

その琵琶湖の さざなみ が 私も好きです
今日は 一昔に流行った 「琵琶湖周航の歌」を 加藤登紀子さんの歌でお聴き下さい

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