FC2ブログ
2019年08月 / 07月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫09月
2019.08.29 (Thu)

小島烏水 について

もう私は 山には登りませんが 
私が所属している山岳会が年に一回発行する 「山岳」という本があります。
先日 最新号が送ってきました。
中を読んでみると 山岳会の創立者の 小島烏水(こじまうすい) と言う人の事が書いてありました。
P8275308.jpg
明治の生まれの人ですが 銀行家で 随筆家で 浮世絵の研究者で 登山家であった人です
明治時代は 登山という言葉もなかったようで 山は 先祖が眠っているとかで 宗教的な意味での山登りだったようです。
上高地
  ウェストンが日本アルプスと命名した 上高地

明治時代にイギリスの宣教師のウォルターウェンストンと言う人が来て 小島氏らと 長野の山を登り 穂高などの山を見て 日本アルプスという 名前を付 日本に宗教的な山のぼりから アルピニズムという概念を 持ち込んだようです。
嘉門治
  ウェンストン 小島氏の 案内人 上条嘉門治 
そんな小島氏の事が書いてあり 小島氏の肖像も出ていました。
P8275310.jpg
私は メガネを作っているせいか 小島氏の写真をみて 「丸メガネをかけている」と真っ先に思いました。
これも 職業柄からでしょうか。 でも よく似合っているし 明治時代に こんないいメガネをかけているなんて やっぱり 当時の上流の方だと思います。 メガネも さることながら レンズといいい すべて手作りで 作られていて 当時の一般的な民衆では まずかけられません。 いいメガネだと思います
P8275306.jpg

ちょうど 私も これとよく似たメガネを作ったので 奇遇と言えば 奇遇で 何かの縁だなあとうれしくなり 一緒に写真を写すことにしました。 
P8275304.jpg

小島氏は今から100年以上前の方なのに メガネの形が同じで このメガネの形は 日本人の顔に合うんだなあと 実感しました。
メガネに何を求めるか と よく考えます。 メガネは装飾的なものと 機能的なもの どちらも 求められる要素ですが 私は やはり機能的な要素を選びます。
P8275302.jpg
さて 今日は 現代のピアニストでは私は一番好きなピアニストで マルタ・アルゲリッチです。
彼女の音は 同じ曲を聴いていても アルゼンチン生まれでラテン系のせいでしょうか 音が陽気なというか 飛び散るような 広がり方で感心します。

今日はバッハの曲を聴いていただきたいのですが 女性のおおらかさと言うか大胆さを感じる演奏です
EDIT  |  21:07  |  日記  |  Top↑
2019.08.27 (Tue)

掃除をしていたら

先日 工場の掃除をしていたら 古いメガネの箱があり それを開けてみました。
今から37年以上前に作ったメガネでした。
そのメガネ 今見ると とんでもない形のメガネでした
P8275295.jpg

当時 私の工場は 輸出するメガネを作るのが 主でした。 と言うのは 当時はメガネを作る大きな産地と言うと ドイツ イタリア フランスといった ヨーロッパの製品が多く 主にアメリカに輸出していました。まだ中国や韓国からのメガネは少なく ヨーロッパのフレームに対して日本のメガネは安かったので アメリカでのシェアもだんだん大きくなっていきました。
P8275297.jpg

1970年~1990年頃は 鯖江はメガネ工場 メガネの貿易商社が多く メガネ工場

に付随する 下請け加工業者も多く 景気が良い時代でした。(今では 小さなメガネ工場は

少なくなり 大手の工場がメガネを作っていますが やはり中国などの製品が多くなったせい

か 輸出するメガネは急激になくなりました。)
P8275298.jpg

その当時 貿易の相手国のアメリカの人がどんなメガネを要求しているのか全く分からず

 やみくもにメガネを作っていました。

ある時 貿易商社の方が 変わったメガネを作ってくれと 言われたので さあ どうし

たものかと 当時まだ30歳くらいの私は ただ変わったメガネという事だけで いろいろと

考えていました。
その結果 今回見つけた メガネもそのうちの一つで 工場では「猫の眼」と言っていま

した。
猫

誰が言い出したのか 「猫の眼」とは そんな感じに見えます。
今から思えば 大胆と言うか 全く素人のものが 恥ずかしくもなく 出したものだと 
顔が赤くなります。
でも 私の若い時の 一つの思い出になります。
P8275300.jpg

こんな くそ度胸みたいな 向う見ずのことができたのも 若かったからなんでしょうね


おもちゃみたいな この 「猫の眼」 ちょっと捨てられないなあと 横に置いておきまhttps://admin.blog.fc2.com/control.php#

した、

さて 今日は私も長い間メガネを作っていますが 今日お送りする ローリングストーンズは1962年に結成されて 今もなおステージに出ています。 御年 76歳と言う年齢で 日本では後期高齢者になってしまいますが 体型もほとんど変わらず ちょっと声が続かないけどすばらしい演奏です。 今年の8月の演奏で 「ジャンピングジャックフラッシュ」をお聴き下さい.
EDIT  |  20:47  |  日記  |  Top↑
2019.08.10 (Sat)

若き日の思い出 風鈴

先日 私の親しくさせていただいている方から メールをいただきました。こんな内容でした
DSC_6334.jpg


   パオロ・ソレリ の 映像

先日ソレリの話しが出た折に我家にソレリのベルがいくつかあるのを思い出しました。
ソレリのことを知っている方もいなくなり、是非関心の有る方に差し上げたいと、
本日宅急便にて辻岡様宛てに送りました。
小さなベル2個と、おまけにアリゾナの砂漠で出来るデザートローズを同封しました。
受け取って頂ければ幸いです。


送り主は Hさんという建築設計士の方で 80歳を過ぎた方です。Hさんは若い時 1960年代にアメリカに渡り アリゾナ砂漠に作られる 実験的な町作りのプロジェクトに参加していました。 その計画者は 建築家パオロソレリという人で世界中から彼の建築方法を学ぼうとやって来ているというのです。しかし彼はもう亡くなってしまっています。
DSC_6352.jpg
 
そのプロジェクトを支えるのは この風鈴を作って売ってそれを資金にすると云う訳です。 その記念に持っておられたのですが その貴重なものをいただきました。
floatingfountain1s.jpg

Hさんは 1970年の大阪万博での イサムノグチのモニュメントプロジェクトにも参加されて 私から見ると 貴重な体験をされています
i_itv_msg_07_4.jpg

それ以降 コンクリートの建物設計から 木の家を造ることに眼を向けられて 働く家という考え方で 家を設計されているようです。
DSC_6345.jpg

私が Hさんと知り合ったきっかけは 私の学生時代の先生の 教え子の方で 私よりズッと前の方で 先生が亡くなって遺作展の時に 知り合ったのがきっかけです。 私の丸メガネに 興味を持っていただき 愛用してくださって 私もそのことで メガネ作りに自信を持つことができました。 
DSC_6348.jpg

Hさんの 若い時の思い出に 大事にとっておいた パオロソレリのwindbell(風鈴)は いま 私の家で 風に揺られて
チンチンと 鳴っています。
さて パオロソレリの時代はアメリカはベトナム戦争 人種差別運動など 反体制の若者が多く 自然回帰の動きがありました。ちょうどその頃 ウッドストックコンサートがあり 当初予想もしない40万人以上の観客が押し寄せ 伝説的なコンサートになりました
その中でも ジミーヘンドリックスは アメリカの象徴的な存在でした。 しばらくして彼は亡くなってしまいます
ジミヘンの死 そして ジャニスジョップリンの死 彼らの亡き後 伝説的な音楽になりました
今日は ジミーヘンドリックスの ウッドストックでの演奏で 「アメリカ国歌」をお聴き下さい
EDIT  |  21:01  |  日記  |  Top↑
2019.08.07 (Wed)

いろいろこだわって やじろべえ

やじろべえメガネも 多種多様なメガネがあります
2268831.jpg
                通常の やじろべえメガネ

というのは 依頼するとき この辺を少し変えてみたいと思われる方もいて 今回も いろいろとこだわってやっぱり 同じやじろべえメガネでも 違う雰囲気のメガネが出来ました。
DSC_6072.jpg

というのは リムに彫刻模様のついたリムを使ってほしいとのことで いわゆる 日の出模様のリムを使いました。
この彫刻模様は あまり使われていないせいか 見かけません。このリムも20年ほど前のリムで リム自体 まさに骨董の域です。

以前はリムに凝った模様がありましたが そんな情緒を重んじる風潮ではないのかもしれません。
でも こんなところに おしゃれするのも たのしみです。
DSC_6059.jpg
その次にこだわったのは 耳の部分の木の部品ですが もっと小さく 可能な限り小さくという事で 小さい木の部品にしました
耳に当たる感じ変わるのかもしれませんが いつも作っている大きさよりかなり小さめです。
DSC_6061.jpg

その次は 鼻の部分につく鼻パッドですが 透明の色ですが これを鼈甲色にしたいとのことで 今回初めて 染色をして みました
鼈甲色で ちょっとしたヴィンテージ感が出来るのかもしれません  いかがでしょうか?
DSC_6069.jpg

自分がかけるメガネに いろいろと思い入れを持って お使いいただくことは 長い間使っていても 飽きのこないものになると思います
このへんが 量販店で選ぶメガネと違うところで 長年使っていると よけいに自分の身体の一部になってきて 愛着を感じてくれると思います
DSC_6080.jpg


多少時間がかかっても 納得するメガネを かけてください

8月になり 毎日暑い猛暑の日が続いています。 若い時は 真夏のジャズと言って 野外ステージなどで暑いながらもジャズコンサートに出かけたこともありました 。 でも興奮しているせいか 暑くなかったような気がします。
ジャズはやっぱりライブがいいですね。 今日は 私が毎日歩いているので ウォーキングという曲をお聴き下さい。
マイルスディビスの演奏です。 

彼の演奏は一回ごと テンポも変わってどんどん早くなって 全く違う曲のようになってしまいます
でも スリリングなアドリブのやり取りは ライブならではですね



EDIT  |  20:00  |  めがね関連  |  Top↑
2019.08.05 (Mon)

日本一小さいメガネかな?

私の作るメガネで 一番小さいメガネは コマルメガネという直径30mmの 丸いメガネでした。
P7205028.jpg

レンズを加工するにも 眼鏡屋さんでの加工がやっと出来る大きさで これ以上小さいメガネは 無理ですという事でした。
私もそう思って これが一番小さいメガネだと思っていました。
しかし 世の中には それでも もっと という方もいらっしゃいまして もう5mm 小さく出来ないかという お問い合わせがありました  。   このへんまでは 前回にブログで書きました
「面白半分 半分マジメなメガネ」

小さいリムを巻くにも 今の機械では小さすぎて巻けないので ここで一苦労しました。
そのあと研磨するにも 治具に収まらず ここでも 一苦労  とにかく大きさが小さすぎて 今までのメガネの大きさを想定した治具では間に合わないので 無理を承知でお願いしました。

なんとか メッキまで終えて 仕上げにかかった時 レンズがやはり加工できないという 当初から考えていたような 問題が出てきました。
レンズ加工1
というのは レンズを加工するときレンズの中心にゴムの吸盤のようなもので 取り付けて レンズを削るのですが その吸盤が25mmょり大きいので加工できません。 しかし鯖江というところにはレンズならレンズにとても通じた会社があるもので どんな形のレンズでも 削ってしまう機械があるというので 今回お願いすることになりました。 その結果うまく出来ました。
DSC_5959.jpg

これが 今回作った25mm丸メガネ 超コマルメガネです。
DSC_5946.jpg

500円玉の大きさより小さいレンズで しっかり瞳孔距離に合わせて 作りました。 

当初 面白半分で取りかかったのですが 次第に 本気になり できたときは 自画自賛ですが 見たことないなと思いました。

DSC_5965.jpg

でも 果たしてこんなメガネを誰がかけるんだろうと いまでも そう思っていますが 世の中広いんですね。

さて フェイスブックをみていたら 懐かしいような 新しいような曲に出会いました
ギリシャの音楽家の曲らしいのですが 日本ではなじみのない曲です。 でも ワルツのせいか聴きやすく日本人向けみたいです。
どう発音したらいいのか スタヴォロス ランツアス(Stavros Lantsias)という人です。
EDIT  |  20:38  |  めがね関連  |  Top↑
2019.08.01 (Thu)

手作りのおもしろさ

これは手作りですから と 服、陶器、木工製品、などを見るときに よく説明を受けます。
DSC_5902.jpg
良岳さんの 手作りのカップ (桑の木をくりぬいたカップ)

じゃ 手作りと 工業製品と どこが違うのかという事になりますが ちょっと見た目にはわかりにくいことです。
P7255059.jpg

私がメガネを作る時も やはり 一つひとつ作るので 手作りと言っても良いかと思います。
もちろん大量に作るメガネもありますが これは いちおう工業製品と言っていいのかなと思います。
では 工業製品と 手作り製品と どこが違うのでしょうか?
P7255067.jpg

工業製品と言われるモノを作るには 同じものを作るというのが前提で そのためには ゲージ(基本的な計り)が必要です。
また 同じ形を作るために型(金型)で同じものを作る型が必要です。 それらが揃う事で 同じものが作れる様になります。
それに反して 手作りというのは 製品を使う人のサイズ 動作などに合わせて 作ることと思います。
そのため 一般的なものではなく 他には使えないかもしれないけど その人なら使えるという型のモノを作ることと思います
また 特殊な材料で作るときは その材料を吟味して 使うことが必要で セオリー通りに行くこともあるけど 思うようにいかないとこもあります。 そのため 作るものと その材料の間で起きる 駆け引きみたいなものが出て来ることもあります。
そのため 何度も材料と関わるので作るものがすべて同じになることはないと思います。
そんな試行錯誤 などがあるものが 手作りと言われるのではないかと思います。
手作りのセーター 手作りの茶碗 手作りの椅子 など どれも同じものは出来ません どこか作った人の癖が出てきます。
機械が作るのではなく 人間が作るのですから 癖が出てきてあたりまえなんですね 、 音楽でも同じ曲を楽譜どおりに演奏しても その人の個性(癖)が出て来るように 違います。
P7255066.jpg

私が作る 木のテンプルのメガネは 木の癖 材質 など天然のものを相手にするので 一つひとつ違います。
また 作る時の私の気持ちさえ その仕上がりにも出て来るような感じです
P7255070.jpg

これは私だけではなく モノを作るひとなら 同じだと思います。
いつも メガネが出来て 良いメガネになったなあと 自画自賛しますが 時間が経つにつれてだんだん客観的に見るようになり 自分の癖が翌わかるようになります。 自分の癖は嫌だけど どうしようもなく それが個性かなと 自分で理解しようと思っています。
工業製品のものを見ると そんな癖が見えないので それが今日的でいいのかなと思いますが
私にとっては ちょっと物足らない冷たさを感じます。

さて 音楽でも手作り感のあるというか ぎこちない演奏にも味がある演奏で セロニアスモンクという人がいます。
個性的というか音の一音一音が とんでもない音を出してしまうような演奏です。
これが彼の演奏の味になっていると 思います
セロニアスモンクの演奏で 日本の曲 「荒城の月」をお聴き下さい。
54bcec004b43c7e7f9d6b2357872c223.jpg
       まるで ゴッホが描く日本の絵みたいに聴こえます
EDIT  |  00:00  |  日記  |  Top↑
 | BLOGTOP |