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2019.07.28 (Sun)

空を飛ぶメガネ

人は 昔から空を飛ぶのが夢でした。鳥を見ながら どうやって飛べるのか 思いめぐらしていたようです。
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レオナルド・ダ・ヴィンチの考えた空を飛ぶ機械から始まって600年以上経って我々は ジェット機や ロケットで空を飛ぶことができます。これで 空を飛ぶという目的は果たされたと思うのですが やはり 自然界で 鳥や 虫が飛ぶのを見ていると その美しい飛び方は 人工的なものに比べて問題になりません。 とてもきれいです。
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私も自分の作るメガネに羽根をつけたら 飛べるのかと 妙な事を考えて メガネに羽根をつけてみました。もちろん飛べるはずもありません 
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しかし 羽根を持つことは 空に向かって飛びたいという気持でもあります私の作る「パブロの羽根」というのがあります。 テンプルの耳の部分を 羽根型に曲げてみました。
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実用的ではないかもしれませんが 気持だけでも 空に向かってみたいと思います。このメガネ作り始めたのは 3年以上も前ですが このメガネの存在が薄く 知る人ぞ知るようなメガネです。
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でも このメガネを選ばれる人は 空を飛ぶ こと ピカソの鳩のこと カザルスの「鳥の歌」のこと を おっしゃいます。メガネそのものより メガネを通じて描く夢を 語りながら このメガネを選ばれますすこしでもいいから かけて楽しくなる 夢のある 気持になっていただければ嬉しいです。

さて 今日は 「パブロの羽根」にちなんで カタロニア民謡の「鳥の歌」をお聴き下さい いつもでしたらカザルスの演奏ですが 今日は ミシャ―マイスキーの演奏でお聴き下さい
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2019.07.26 (Fri)

コマルメガネ の 良いところ

私の作るメガネでコマルメガネという 直径30mmの真円の小さなメガネがあります。
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このメガネについてお問い合わせがいろいろとあります。
このメガネのお問い合わせで 一番多いお問合せは 「小さいレンズのメガネ かけてみたい」と言う内容です。
このメガネ確かに小さくて目立つので ファッション的にも使えるのでしょう。
昔 流行った パンクファッションなんかには 似合うかもしれません
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もう一つのお問合わせは 近眼の度数が強いので 大きなレンズだと重いので 小さいメガネは軽く厚くないですか というお問い合わせです。
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私にとっては どう使おうと その方の思うようにすればいいと思いますが このメガネのレンズ加工は レンズ加工になれた眼鏡屋さんでは
なんとかできると思いますが 小さいレンズは加工の際 吸盤のようなもので留めてレンズを削るので吸盤より小さいものは出来ないのです
それゆえ 昔からの機械をそのメガネ屋さんで改良して小さいメガネにも対応しているお店があります。

その点で  このコマルメガネにお問い合わせの方には その旨をお話しています。
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私が長い間メガネを作っていますが ほとんどのメガネのデザインは決まったレンズの形で テンプルとブリッジが違うようなめがねでした。
それが一番無難で当たり障りのないものです。 

大量に作り それでメガネ産業が成り立っていたと思いますが 私のように一人で好きなメガネを作るようになってからは 今までに作ったことのないようなめがねを作ることも またやりがいのある仕事のように思います。
おそらく こんなメガネを かける人も日本広し と言えども ほとんどいないと思います。
もっとも こんなメガネを好む人もいないと思いますが。

さて うっとうしい梅雨が明けて 暑い夏になりました。
今日も34度という暑さです。 こんな日は 高い山に行くと涼しいだろうなと思います。
いかれないならせめて こんな曲でも聴くと 涼しい気持ちになるかもしれません
ヨーデルで 「山の人気者」という曲をお聴き下さい。
この曲は日本でも いろんなヨーデル歌いのの人が歌っていますが 今日はフランツル・ラングの歌でお聴き下さい。昔 世界で一番美しいヨーデルと言われていたそうです
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2019.07.22 (Mon)

シモーヌヴェイユ は こんなめがね

シモーヌヴェイユというメガネモデルがあります。
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これは フランスの女性の哲学者の名前をいただいて勝手にニックネームとしてつかっているものです。 
1940年頃にヨーロッパで流行ったメガネのモデルです。 シモーヌヴェイユもこれとよく似たメガネをかけていました。
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    1940年ころのシトロエン2CV もユニークな車だったようです

私は行ったことはないですが フランス イタリアのものは 自動車 服 など私たち日本人では発想できない 形 色を 使っています。 

我々日本人は 積み上げて出来る 努力 研鑽などからできるものとは違い 感覚的な創造力を感じることができます。
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メガネでも今でこそ あたりまえのボストン型のメガネですが このメガネが1940年頃 
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日本では戦前の事ですが その時代は丸メガネばかりだったと思います。
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その時期にこのようなボストン型とは やはり当時の日本では考えられなかったのではと思います。

さて 先日辻井伸行さんのコンサートがあり 観に行ってきました。 いつもCDでしか聴いたことがないので 目の前で演奏するのは感動的でした。それと同時に 一緒に共演する若い女性がいました その人はフランスから来た人で黒いミニスカートをはいて なんとクラッシックコンサートで裸足で出演しているのです。彼女の名前はルシエンヌといい まだ20歳で とてもクラッシックコンサートの感じの服装ではなかったのですが 演奏を聴いてみると 素晴らしい音色とタイミングとにびっくりでした。

ルシエンヌ  ページに変わります

 この人もまたフランスの人で 意表を突かれた思いでした。 とても素晴らしい演奏で 帰ってから調べると クラッシックとジャズを演奏するらしく 素晴らしい感性に驚かされました。

今日はその人の演奏で クラッシックとジャズを聴いてください。
特にステージで裸足で演奏しているのが びっくりでした




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2019.07.20 (Sat)

黒いセル巻

先日は オリンピックにちなんで (?)チェック模様のセル巻でしたが 今度は 黒いセル巻のメガネの依頼がありました
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当初 小さいメガネで 考えていたのですが いろいろと見ていたら 大き目の丸メガネの方を お選びいただきました
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ただ それだけでは おもしろくないのか セル巻にということで 黒いセル巻にしてみました。

黒いセル巻というのは 黒い輪郭の丸で ちょっときついかなと思いましたが  プラスチックフレームの黒いメガネに比べると 意外とスマートに思えます。

モノトーンの 丸メガネって 落ち着きますね。
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丸メガネというと ハリーポッターの主人公を思い出しますが よく見ると 黒い丸メガネみたいです。
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黒いメガネはかけていると目立ちますので かえってそのほうが マルを強調していいのかも知れません

さて 今日は 「黒」という言葉にちなんで 探してみました  昔 フランス映画ですがブラジルを舞台にした 「黒いオルフェ」という映画がありました

この主題曲は ジャズ や ボサノバ など いろいろな演奏で たくさんの演奏家が 演奏しています

今日は ブラジルのギターの名手バーデンパウエルの演奏で お聴き下さい

バーデンパウエルは若い時は すごいテクニックで 弾きまくり すごいものでした また晩年には そのテクニックより もっと深みのある音で演奏しているように聴こえます。 彼は67歳で亡くなってしまいます

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2019.07.17 (Wed)

こんなメガネ オリンピック????

先日 セル巻の依頼があって セル巻の職人さんと話をすることがありました
セル巻
普通 セル巻というと デミブラウン とか 黒の セル巻が 主な色ですが この職人さん もっと新しい感覚でと 何かいいものはないだろうか と 考えて こんなチェック模様のセル巻を考えたそうです
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「それなに? 変わった模様ですね」と私  「 うん これね オリンピックが近いから オリンピックの模様に合わせて作ってみたんだが。。。」と職人さん
オリンピック

おもしろいかもしれないなあ」 と私 「やじろべえメガネに セル巻してみるとどうかな」と いうことで やじろべえメガネに チェックセル巻をしてみました。
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斬新と言えば 斬新 ですが これをかけて オリンピックを観るなんて どうかなあ と内心思いますが 職人さんも なんとか 売り出したいという気持があるため 流行ればいいかなと思います。

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たしかに 斬新な色使いだと思いますが いかがでしょう?

さて 昔の曲ですがアメリカのフォークソングの走りにもなっている 「朝日の当たる家」というのを聴いていただきます


この曲は1930年頃の話で 娼婦に落ちた女性の半生を懺悔する内容の曲ですが ボブデュラン ジョンバエズ アニマルズ など多くの方が演奏しています。先日変わった人が演奏していたのでちょっと気になって聴いていました。全盲ですが ギターのピッキングって言うんですか これが軽妙でとても聴かせてくれます。 ドク・ワトソンと言います
89歳で亡くなりましたが 調べているうちに 彼の演奏に魅かれました
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2019.07.13 (Sat)

10年ぶりに帰ってきた 

自分の作ったメガネが 日本あちこちで使われていると思うと どう使われているだろうかと 気にかかることが多いです。もし 壊れて 使われていないのなら 修理できるのになあと思ったりといろいろ親心みたいに思っています。
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そんな時 10年ほど前私が丸メガネを作り始めて間もない頃 わざわざ 購入してくださったメガネでした。さすがに レンズはコートが剥げて キズも多く 汗が垢になって固まっていました。まずレンズを外して メガネを石鹸できれいに洗う 左右のバランスを調整する などをして なんとか行けそうなので メッキを剥がして 再研磨することになります。 
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研磨すると メッキ前の状態になり それをまた メッキします。メッキをしたら また組み立てて 先セル 鼻パッドなどを 新しいものと交換して 出来上がりです.また 10年前の 姿に戻りました。メガネは 特にメタルフレームは キズがついたり 傷んでも このように剥がしてメッキをし直すことで ある程度元に戻ります,長い間使っていると メガネの幅 形が身体に 染みついてしまいます。
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 イメージチェンジならともかく その人のイメージを 大事にするなら メガネの形も変えたくないものです。このメガネ これから先 もう10年使っていただけるようです。人生を共に 歩んでくれるメガネ そんな気分です

さて 先日7月6日に ボサノバの創生者の一人の ジョアン・ジルベルトが亡くなりました。と言っても知らない方もいらっしゃるかもしれませんが ボサノバの有名な曲「イパネマの娘」を演奏している人です。きょうは ジョアン・ジルベルトを偲んで 「イパネマの娘」を スタンゲッツとの共演でお聴き下さい。
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2019.07.09 (Tue)

怪しいメガネ って

先日 変わったメガネのご依頼がありました。
私の作るメガネで 18角形のメガネに 黒檀のテンプルをつけて 濃いめのサングラスレンズを入れてほしいとのことでした。 
ヘーッ 濃いサングラスレンズを入れて か と 変わっためがねだなあと 思っていました。
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出来ないことはないので 指示されたように 作っていきました。出来てみると 不思議なメガネです 私が作ったメガネとは違うようなイメージです。
出来てみて ご依頼の方にお送りしたら なるほどと やっと合点しました 送っていただいたメールには
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1920年代、上海あたりで暗躍していた怪しい中国人がかけていた丸いサングラスや亀仙人の丸メガネに憧れて購入しました
と書いてありました。 
亀仙人

 なるほど 怪しい人になりたかったんだなあと 合点しました。

たしかにサングラスをかけると 非日常的な感覚です やさしい顔が ちょっと威嚇するような感じになったり 例えば 宇崎竜童さんみたいに あるときはサングラスをかけるとトップアスリートのように と 変身できるわけです。
丸メガネの場合は 私が感じるところでは 丸メガネのサングラスは威嚇をするわけでもなく トップアスリートのように
スポーティになる訳でもなく どちらかというと やはり 怪しくなるというのが正解のような気がします。deでも この怪しさが とても存在感のある役目をしているようです。
このサングラスの丸メガネをかけると 周りの雰囲気を変えてしまいそうですね.
わたしもいろいろとメガネを作っていますが 特異な存在感を出すような メガネになるということ 初めてわかりました。
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今回出来たメガネは リムにレトロっぽい彫刻の入ったもので アンティックゴールドの色が クラッシック感を感じます。
また テンプルは 黒檀で作り ただ単に真っ黒ではなく よく見ると 黒檀の木目が見えてきます。
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ご依頼の方も このメガネのそんなところを気に入っていただいたのか こんなメッセージを書いていただきました

高級時計よりも遥かに宝物です。形見分けになった時、子供達に褒められると思います。



さて 私は朝の散歩が好きです 静かで まだ涼しくて 気持がいいです。
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今日 ご紹介する曲は「アーリーインザモーニング」という曲です

この曲の内容は 飛行場に行て ジェット機が飛び立ち私の故郷に3時間で着くけど 私の手には1ドルしかないので冷たい雨に濡れて歩いていくしかないという 若い時を思い出すような曲です。今日はピーターポールアンドマリーでお聴き下さい。

EDIT  |  20:22  |  めがね関連  |  Top↑
2019.07.05 (Fri)

面白半分 半分マジメなメガネ

昔 面白半分という雑誌がありました。

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この本の英語名はhalf serious (ハーフシリアス半分マジメ)というらしいと聞いて
おもしろさだけでなく 半分は真剣なんだと この雑誌から学んだことがありました。

メガネでも おもしろさ と 真面目さ の同居するようなメガネがあります
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私の作るメガネで 一番小さなメガネは コマルメガネという 直径30mmの真円の丸メガネです。


ところが 先日 こんなメールをいただきました。


コマルメガネですが、仕事用、私用と色で使い分け、大事に使用しております。
過去使っていたメガネと違い頭部に圧迫感も無く、頭痛も無くなりました。
ずっと頭痛持ちだと思っていたのですが、メガネが合っていなかったのでしょうか。。。

と言う内容でしたが 今回は25mmというもうあと5mm小さい 丸メガネを ご希望でした。

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簡単に25mmの丸メガネと思っても いろいろと壁があります。
その一つは 25mmの リム巻加工が出来ないという事です。 現在のメガネ業界のリム巻加工の機械では 無理だという事でした。 それではコマルので バネを巻く要領でコイルにして作ることにしました。

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次に レンズ加工です これも現在のめがね屋さんの機械では限界があるようで 鯖江のメガネ業界の大手レンズ加工の会社に 調べていただいたら 真円ならいけるかなという解答があり なんとかセーフでした。



いちおう ポイントになるところがクリアーできそうなので これから作ってみます。
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手作りで作った試作は できましたが これからどうなるか また報告させていただきます。

さて 私の仕事場には ポンコツなCDラジカセが置いてあります。 仕事中に流しているのですが 今お気に入りは 先日友人がベートーベンの事を話していったせいか 「悲愴」という曲を良く聴いています。その中でも 有名な第二楽章をお聴き下さい。今日は 日本の若手の 辻井伸行さんです
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