2011年05月 / 04月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫06月
2011.05.31 (Tue)

観測史上最多の降雨

                      雨の日のバラ
                                 はげしく雨に打たれるバラの花


このたびの台風にともなった大雨、福井県若狭地方のおおい町では、24時間に370ミリという、
観測史上始まって以来の降雨量を記録した。
雪でも37センチなら、けっこうな降り様だが、雪は積るだけでそこから動かない。
それにくらべて、雨は、高い所から低い所へどんどん流れ落ちる。
あれよあれよという間に、大洪水となってしまうから本当に恐ろしい。
同じ福井県でも全部がそうではなかったが、
雨雲の動く天気図を見ていると、おおい町など ある場所だけ、
集中的に雨雲の通り道になってしまったようだ。
たまたま通り道となった若狭地方は、原発が14個も密集しているところ。
地震や津波でなくとも、今回のように 何かあると、ハラハラしてしまう。
また、天変地異でなくても、北朝鮮からミサイルでも飛んできたりするのにもあまりに近い場所だ。

今回の、季節的には まだちょっと早すぎるような台風。
自然界のことは、本当に、想定外のことばかりで、何が起こるかわからない。
特にこの1、2年、世界の天候は、想定外と言えることばかりがあちこちで起きている。
大洪水に、大干ばつ、、どうなるのだろうととても心配だ。
人間などちっぽけな存在からは、天のことなど とても想定出来るものではなくて、
計り知れないものだということだろうと思う。
「想定内」とか「想定外」という言葉は、思えば、あのホリエモンの時代から流行った言葉だ。
すまして「想定内です!」と言って、ちゃんと対処出来れば、カッコ良かった時代もあったが、
あらゆるところで、そうでないことばかりが突然起こる。
これからは、あらゆるところで想定外のことばかり、と考えておいたほうがよいのかもしれない。
自分の能力の及ばぬ、とてつもなく危険なことは、はじめからしないほうが賢明だ。
この時代、特にそう感じられる。

今回の大雨に見舞われたおおい町も、原電のあるところ。
また、作家の水上勉の故郷でもある。 おおい町の岡田には、
水上勉の生前の意思を引き継いだ、図書館を兼ねた文学館、若州一滴文庫がある。
数年前に二回ほど訪ねたことがあるが、とても美しいところだった。
作家になってからも、依然、良くも悪くも 生活苦がつきまとうような生涯の氏であったが、
幼いころの、鯖一匹をおおぜいの家族で分け合うというつらい話は、
そういえば、原発のおかれている地方に共通した、
これといった力強い産業に乏しいという地方の事情が、あらためて思い出される私だった。

                                      、、、職人K

EDIT  |  23:10  |  社会経済  |  Top↑
2011.05.29 (Sun)

アートの世界で

                            楕円のめがね

細リムclassic、アンティックシルバーの楕円形のメガネです。
若い時はメガネが全く不要だった方でも、だんだんメガネが必要になってきます。
メガネをかけたお姿も、また「カッコイイ!」なんて言われると、
「そうかい?」って、新たなメガネライフの始まりです。
どんな分野においても、メガネをかけて、今までよりさらにもう一段、
新たな境地を築いていただけると信じています。

このたび、この楕円のメガネを選んで下さったのは、アートの専門家、職人Mの恩師です。
                        ( → → 職人Mブログ )
これまで以上に、アートの追求、、ライフワークのお仕事のお役に立ちますようにと願っています。

         「おや?メガネですね!!」 と、高い所から声が、、
        先生のメガネ、トトロとともに
           玄関横にそびえる大きな植木のアート トトロ 、こちらはライフワーク? (京都府)

EDIT  |  20:50  |  めがね関連  |  Top↑
2011.05.28 (Sat)

photo gallery 、早朝の主人公

                                                                 、
     ササユリのつぼみ


     ササユリの花
                                       西山のササユリ 
                                        (写真、いずれも職人M)

EDIT  |  07:29  |  ART M  |  Top↑
2011.05.27 (Fri)

国会で招致発言

先日、京都大学原子炉研究所の小出裕章助教授が、
国会の参議院の行政監視委員会にて、原子力について 招致発言された。
( ※ もんじゅ についても言及されている。)
おおぜいの政治家を前に、最後はガンジーの言葉でしめくくられた。

 ガンジーが7つの社会的罪という事を言っていて、彼のお墓にそれが碑文として残っています。
 一番初めは「理念無き政治」です。この場にお集まりの方々は、
 政治に携わっている方々ですので 十分にこの言葉をかみ締めていただきたい。
 そのほかたくさん「労働無き富」「良心無き快楽」「人格無き知識」、、
 「道徳無き商業」これは東京電力をはじめとする電力会社に当てはまると私は思います。
 そして「人間性無き科学」。これは私も含めたいわゆるアカデミズムの世界が
 これまで原子力に丸ごと加担してきたということを私はこれで問いたいと思います。
 最後は「献身無き崇拝」宗教をお持ちの方はこの言葉もかみ締めていただきたいと思います。


   その1


    その2

EDIT  |  23:55  |  社会経済  |  Top↑
2011.05.26 (Thu)

金子勝氏講演 Ⅱ

                                風力発電2
                                    風力発電は再生可能エネルギー

3.11東日本大地震は甚大な被害をもたらし、これまでのものをすべて一変させてしまった。
中央、特に都会の人は、とかく犠牲者の数のみによって、その被害の規模を考えるが、
今回のものは、単に人間のみならず、
そこに残った人々の生活の基盤そのものを根こそぎ奪い、何もかもが失われてしまったこと。
これは、阪神大震災や中越地震と大きく違うところである。
農業、漁業など各分野の全国に占める東日本の割合はかなり大きいものがあり、
日本の危機的状況は実に深刻なものである。

ところが一方、日本の外、世界に目を向けてみると、
こちらもまた かつて経験したことのないような大変なことになっている。
一つは、経済。世界の金融危機は依然続いていてどうしようもない局面に立っている。
二つ目は、エネルギー危機。原油が暴騰、内乱続きでこれからも供給出来ないこと。
三つ目は、地球の温暖化の問題。
これら三つのことで 世界も深刻な状況に変わりなし。

こんな状況の中で、日本はどうやってこれから進んで行ったら良いか。
過去を振り返ってみれば、バブルがはじけた時から、失われた20年といわれるように、
(※日本はバブル崩壊のフロントランナー、外国はこれからだ!)
その後の構造改革と呼ばれる手法も、世界の流れから見ると、全く的外れのもので、
日本はすでに大きく世界に遅れてしまっていた。
その反省の上に立ち、今、歴史から学ぶ、一発逆転の方策は、
エネルギー大転換であるという。(※過去にも石炭(蒸気)から石油への大転換があった。)
石油でもなく、原子力でもなく、太陽熱や風力など自然から得る再生可能エネルギーへの大転換だ。
さらに発電も売電も何もかも行う現在の巨大な電力組織を変えて、
発電は自由、買電は国家がというふうに分離させて、
エネルギーさえも地産地消、余ったものはよそへ売る(売電)というふうにする。
送発電は、スマートグリッド(次世代送電網)なるものを採用。
これらエネルギーの大転換にともない、あらゆる製品が変わり、
あらゆるところに大きな需要が生まれる。
それは新しいイノベーションを作ることであり、
そこには、社会に役立っているという大義がある。

かつては、私益イコール公益の時代があったが、
現在は、破綻を迎えようとしている金融に象徴されるように私益ばかりの世の中になってしまった。
もう一度、社会の何かに役立つという公益の観点に立ち戻らなければならない。
新しい経済、21世紀の資本主義は、これまでの巨大な中央集権型とは違う、
地域分散型のネットワーク型だ。
このエネルギーの大転換こそが、日本経済を救う方法であると、未来への道をしるされた。

                                    (以上、講演内容より)

今回の福島原発事故から、ドイツは早くも再生エネルギーへの転換の方向性を示している。
世界でいち早く反原発デモがおこり、その規模も大きかった。
ドイツは、日本に比べたら、
民度も民意もずっと高いのだと思われた。
                                            、、、職人K

風力発電1
 風力発電一機で600戸分のエネルギーが可能? (写真は、福井県あわら市 5/1)
                               
EDIT  |  23:22  |  社会経済  |  Top↑
2011.05.25 (Wed)

金子勝氏講演 Ⅰ

                          金子勝氏講演
                            熱弁の講師、大学の授業でもこんなふう?


今日は、こちら越前市に、地元法人会の招きで、経済学者の金子勝(かねこまさる)氏が来られた。
講演は、題して、「これからの日本経済」。
未曾有の災害をもたらした東日本大震災の、その後の経済、今後についての話だ。
金子氏といえば、朝のNHKラジオ放送「ビジネス展望」でも、おなじみの人。
いつも聴いているこの番組の担当ゲストの中でも、三人だけ、私は特に耳を傾けている。
今日の金子氏と、経済評論家の内橋克人氏、もう一人は経済アナリストの藤原直哉氏。
ニュース報道でも、インターネットの情報でも、
情報を得る側も、このごろは ただ一方的に受け取るだけではなく、
だんだんとそれを、こちらのほうから選択するようになってきたのではないだろうか。
特に、今回の原発事故のような、経験したことがない深刻な事態においては、なおさらのこと。
震災から2か月以上も経ってから、ちょびちょびと小出し的に出される発表は、
今さら何をと びっくりするような発表もあって、公的なニュース報道であっても、
何が真実で、何がそうでないのか、、人々の不信は募るばかり。
信頼出来る人から、確かな真実を知りたい、、
そんな人々の思いというものが高まってきていると思う。
そして、それを可能にする媒体も多く出てきた。
人々は、従来のテレビ、新聞、本などの媒体に加えて、
インターネット、ブログ、ツイッターなど新しい媒体にて
より正確にスピーディーに情報を得れるようになった。
インターネットなどでは、おのずと真実のあるところに、
信頼出来る人を求めて、人々が集まっていくように思われる。
金子氏もそんな信頼出来る人の一人。 多くの支持があると思われる。
そして、そんないろんな情報の中で、講演というのは、五感でもって、
言霊までも感じとることが出来るのは、とても良いチャンスだと思われるが、
今日はそんな期待をこめてか、多くの人が会場を埋めていた。

金子氏によると、かつての時代よりも、
政界、財界、また学問の場所においても、何もかもがすっかりお粗末になってしまっているという。
それというのも、それを選び、支える側の民意が低下してしまっているのも理由の一つ。
何ごとにおいても、一人の大人物にまかせて、大きく頼りにする時代はもう終わりで、
これからは人任せにすることなく 一人一人がしっかりと勉強し、考え、実行し、
それらをどんどん政治に反映していかなければならない時代だと語られた。                   
                                          、、、職人K

  mt.hino
     ガラスの向こうに見える、越前富士の日野山(795m)
EDIT  |  23:23  |  社会経済  |  Top↑
2011.05.24 (Tue)

アンティックシルバー丸めがね、ヤマ幅広い

アンティックシルバーの丸メガネ

シンプルな細リムの丸めがね、40ミリ、アンティックシルバー色です。
ただし、ちょっとヤマ幅が通常より広くなっています。
御希望により、なだらかな高さにもなっています。
人間の顔も、百人百顔 、微妙な違いに少しでも対応出来たらと思います。

山幅広い
               このヤマ幅は28ミリくらいあるでしょうか。
山幅の違う2点
             上、アンティックシルバー(ヤマ幅広い)
             下、アンティックゴールド(ヤマ幅普通)

EDIT  |  20:27  |  めがね関連  |  Top↑
2011.05.23 (Mon)

ミヤコワスレの花

ミヤコワスレ2

ミヤコワスレ

我が家の片隅にあるミヤコワスレの花がいっせいに咲き出した。
素朴で、この季節に咲く、日本古来からの清楚な花。
パァーっと華やかに咲くバラの花から比べたら、つつましく日陰にそっと咲くような花。
実際にカンカン照りの太陽の下よりも、曇りや雨の日のほうが生き生きとして見えるようだ。

ミヤコワスレは、その名の通り、(都忘)レル花。
鎌倉時代に承久の乱で北条氏に敗れ、佐渡へと流罪になった順徳天皇が、
ある日、庭の片隅に咲いている小さな白い可憐な花を見つけ、
「この花を見ていると、少しの間でも都を忘れることができる」と言ったことから、
この名で呼ばれるようになったという。
つまり、花言葉は、「しばしの別れ」「しばしの慰め」?
可憐で清楚なこの花を見て望郷の念にかられる心情が切なく思われる。

今年は、住み慣れた都を離れて、そんな気持ちにかられる人がとても多いはずだ。
東京はもちろん、地方であっても、どんなところでも住めば都。
住み慣れた土地を離れた方々にとっては、何かとつらいことばかりではないだろうか。
そんなことを思うと、こうやって、
いつもどおりに花を見ていられることはつくづく有難いことだと思う。

今日は、家族の一人が、二週間の東京出張に出発した。
私にとって、これからしばらく、何かと都のほうが気になる、この花だ。
無事に、早く、過ぎますように。
                                    、、、職人K
EDIT  |  19:22  |  日記  |  Top↑
2011.05.21 (Sat)

原子力発電所をかかえる地方

                ホウの木の花
                       大きな葉の広がるまん中に、白い花をつけるホウの木

                         
先日、管首相の判断で静岡にある浜岡原発は停止されることになった。
この施設は、全国にある原発の中でも比較的新しい施設。
それゆえに、古いものから比べたら、いくらか安全性は高くなっているという。
しかしながら 立地する場所そのものが危険性の高いところ。
今回の震源地よりもずっと以前から、近く発生する巨大地震の影響が心配されているところだ。
いわゆる東海地震といわれるものだが、今回の地震をうけて、
さらに東海・東南海・南海地震の三連動という巨大地震の誘発もあるという。
そんな巨大なものがまた太平洋側を直撃するとなると大変なことになる。
急いで一段と高い津波を想定した防波堤を作ったとしても、
それもまた壊れて 防ぐことが出来なかった場合には、
今度はその巨大コンクリートの塊そのものが凶器となって、
原発施設を破壊することになりはしないかという心配まで素人ながらわいてくる。
一時的にせよ、停止ということになって、本当に良かった。

ここ1、2年の世界規模での地殻変動を見ていると、
どうやら日本列島もまたその活発な動きの線上にあるようだ。
これから先は、日本のどこにそれが起こるとも限らない。
福島、浜岡以外の、全国に散らばる原発とて同様なことが懸念される。
こちら福井県にも14の原発があり、いくつかが稼働している。 それもかなり古いものがある。
つい先の地方選挙では、その是非を問う審判がなされ、一応 現状維持の結果が出た。
(専門家である識者は、また別の危険性を指摘している。)

しかしながら、長期的に見れば、今後は、やはり原発は停止の方向に向かうのではないだろうか。
また、そうでなければならないと思う。
この日本列島のある大地そのもの地下活動が活発になると分かった以上、
福島の今回のつらい教訓を、決して無駄にしてはならない。
何かあったら取り返しのつかないことになる。 今回、そのことがよくわかった。
いまだ進行中の状況からもわかるように、とても危険極まりないものであって、
そのコストは安いものではなくて、
非常に高くつくということを肝に銘じておかなければならないと思う。
もっと分散型で、かつ安くつく、新しいエネルギー開発の方に力を注がなければならないと思う。
そして、何よりも、
湯水のごとくエネルギーの使い放題だった現代のライフスタイルを、
もっと低エネルギーのものに変えていかなければ、未来はないようだ。
識者、今の3分の1の量にすべきだと言う。
それこそが、21世紀にふさわしいライフスタイルとなるはずで、
世界に先駆けて取り組むべき課題であるという。
健康で持続可能な生活を目標に。

先の新聞に、大阪万博開催を前に急ピッチで進められたという敦賀原発についての、
当時の様子が紹介されていた。
書き手は、敦賀出身で5歳まで故郷の敦賀に暮らしたという桑原武夫(1904-1988)、
深い学識と行動力で多方面に影響を与えた仏文学者、京都碩学の一人として知られる。
原発はとかく利権が取り沙汰されるが、確かにそれも事実だと思われるが、
当時、新しい時代の幕開けを信じて協力に応じた地元民の誠実な思いもあったことを、
電力会社や、国家、また私たちも忘れてはならないと思う。
当時は、「公共の利益」の名のもとに、
多くの人が「私」より「公」を優先せざるをえなかったこともあったのではないだろうか。
桑原武夫の文を読むとそんな気がしてくる。
私たちは、今こそ、本当の「公共の利益」とは何であるか、
あらためてもう一度、真剣に考える時にきていると思う。

以下は、今から45年も前、
昭和41年、久方ぶりに里帰りして敦賀のあまりの変わり様に驚いた、桑原武夫の文より

 「万国博に間に合わせようと、昭和44年末の完成をめざして工事は急ピッチに進められている。   
  この原子力発電所には、福井県も敦賀市も、たいへんな肩の入れ方である。
   、、、  、、、
  これはいわば国家的性格の事業であって、
  せまい地方の利害を問題にすべきではないかもしれない。しかし このあたりの住民に、
  発電はどれだけの精神的ないし物質的幸福をもたらすものであろうか。

  この土地の買収価格がどれくらいか調べてもらった。
 「1坪あたり水田が960円、畠が500円、山林原野は200円である」とのこと、
  いっぽう大阪万博のそれは、「坪、3万5000円」なること。
 「大都会に近い山林と、交通不便な僻地で、、
  もちろん話はちがうが、それにしても、価格の開きがどうしてこんなに大きいのか」
 「村民は満足していると聞いたが、公のことに従順な正直者が損をしたのでなければよいが、、」

                               桑原武夫、「ふるさとを行く」



敦賀原発
         敦賀半島の先にある敦賀原発

EDIT  |  23:37  |  社会経済  |  Top↑
2011.05.20 (Fri)

東電決算発表から

今日、東京電力の今期3月期決算が発表された。
それによると、創立始まって以来のものすごい巨額損失、
最終的には1兆2500憶円もの超赤字決算になる見通しだという。
今回のような事故が起きてしまったのだから、当然のことだと思う。
今後の各方面の補償など考えると、存続そのものまで危ぶまれるのでは、、と思ってしまう。
今回の東日本大震災は、未曾有の大災害だったが、地震や津波だけでなく、
原発事故が加わったことが、悲劇を拡大し、復興をさらに困難なものにしている。
赤字に計上された数字以上の深刻なものがある。

大震災から2か月以上経って、緑のさわやかな季節を迎えたが、
いまだ原子炉の封じ込めには至らず、今もって放射性物質は放出されているようだ。
大気の汚染もさることながら、海の汚染もかなりのものになっているのでは、と心配になる。
事故発生以来、非常な関心を持ってニュース報道やインターネットの情報を集めて聴いているが、
希望的観測はなく、どれも悲観的になるものばかりでユーウツになってくる。
残念ながら、どうもそれが真実のようだ。

東京電力のほうから、収束に向けた工程表というのも発表されたが、
当初の見通しもだいぶ変更されることになった。
この「工程表」というもの、確か何年か前に、小泉政権時代に、
金融財政を担当した竹中平蔵大臣が、「骨太」とか「構造改革」の名のもとに
さかんに口にしていたように思う。 こちらは、財政・金融分野についてのもの。
そのとおりに進んでいったのかどうかわからないが、
あとになってハッと気が付いたら、私たちが思いもしなかったような、
とんでもない方向になってしまっていたようだ。
こちらは「工程表」そのものが悪かったのかもしれない。

今回の場合は、ちゃんと最後まで何が何でも収束の方向にいってもらわないと本当に困るが、
専門家である識者の意見は、なかなか困難なことを示唆している。
今回のことで、一つだけ意義があるとしたら、それは、
現地周辺の多くの方々のつらい犠牲のもとに、日本中の多くの人々が、
この原子力発電そのものに対して、どのようなものであるか、
よく勉強し、それについての真実をよく知ることになったことだろうか。
これからは、人まかせにはしておけない、自分自身の問題として、
今後のエネルギーの在り方についても、真剣に考えざるをえなくなってきた、、
そんな時代が来たと思う。

                                  、、、職人K

     キウイのつる
       風にそよぐ、方向を模索するキウィの新芽のツル、 
       これから私たちはどうゆう方向に向かったら良いだろうか?



EDIT  |  23:11  |  社会経済  |  Top↑
2011.05.18 (Wed)

ハイカラなお菓子

若葉、ダケカンバ

バウムクーヘン1
                       (ヴィヨネット ポワール)

若葉の美しい季節となりました。
山も、街中の街路樹も、初々しい緑でいっぱいです。
自然界では、今が一年でいちばん良い季節かと思いますが、
先日、東京から、とっても素敵でハイカラな御菓子を頂戴しました。
茶色の小びんを思わせるような形のそれは、何とバウムクーヘンです。
表に一枚のかわいい若葉がついています。
こんな形のバウムクーヘンは、見たこともありません。 
中はどんなふうになっているのか、どんな味がするのか、
だれでもワクワクドキドキしてくると思います。
(実は、もう1個のものをすでに賞味済み。 この上なく美味しい!! (^^ゞ)
  ※中央には 青リンゴのゼリーが入っています。
 夢のある商品 とは、こんな具合でしょうか?
同じモノ作りにたずさわる者として、とても良い勉強になります。
東京のハイカラな香りが、新緑の葉っぱとともに 我が家に届きました。

      若葉の新緑
                                もみじの新緑、西山遊歩道
EDIT  |  21:26  |  日記  |  Top↑
2011.05.17 (Tue)

親鸞聖人ゆかりの地をたずねて

                                 あらちの看板
                                かつて古の時代「愛発の関」が置かれたところ


先の休日、久しぶりに京都まで出かけた。
目指すは、東本願寺。 今年はちょうど親鸞聖人750年御遠忌にあたる年。
いろいろな催しものが開かれている。

敦賀から滋賀県へ抜ける山道の途中、山中、「愛発(あらち)」という看板が目に入った。
クルマを止めてよく読むと、親鸞聖人ゆかりの地であるという。
ここは俗にいう、山中越え、愛発越えと言われる通行の峠越えの難所。
山中という地名は平安時代から続き、
江戸時代、享保のころには46戸200人からなる集落の宿場町であったという。
村内には寺もあり、ついこの間まで人が住んでいたらしい。
実際にその廃寺跡には親鸞聖人の立ち寄られたことを記す石碑だけが、ポツンと残って立っていた。

法然の流刑にともない、親鸞もまた越後の地へと流罪となったが、
越路の入り口となる、この山の峠の地に泊り、歌を詠まれたという。

  越路なる あらちの山に 行きつかれ 足も血潮に 染まるばかりぞ

と、碑には刻まれている。
京都を出て最短距離となる西近江から越の国への本格的な第一歩、
滋賀から敦賀への山越えはかなりきびしかったものと想像される。
自ら 乞食(こつじき)の僧と名のり、日本各地を歩かれたという古の聖人の姿は、
後世の人によって建てられた都の巨大な建造物とは あまり似つかわしくないように感じられる。

看板から少し入ったところに、
ついこの前まで人の暮らしが続けられていたらしい、何戸かあった集落跡があった。
トタン葺きのまだ外形がそのまま残る家も一軒ある。
この地を離れた人の、出造り小屋として、まだ使われているのかもしれない。
かつてそこにあったという寺も、門柱の石碑を残すだけの廃寺跡が見てとれる。
そこに流れる清流のせせらぎやもみじの新緑、ヤブ椿の紅の美しさは変わらずあるのに、
時代の流れとともに消えゆく土地の長い歴史が哀しく思われた。


京都七条にある東本願寺、また西本願寺は、現代のような重機のない昔に、
いったいどうやって建造したのだろうかと思うほど、巨大で、立派な建物だ。
特に今回初めての参詣となる東本願寺は、その大きさに圧倒された。
内部の御堂には「見真」と書かれた額があり、その奥には親鸞聖人がじっと鎮座しておられた。
そんなこの御堂の中、特別な空間で聴く、現代の多彩な顔ぶれの識者の意見は、
聴く側の人それぞれに、おのおの何かしらのテーマを 確かに投げかけたと思う。
なかなか有意義な時間だった。

洛中にある巨大な建物の中での経験もさることながら、
山間のかつての人里にポツンと残って立っている、石碑に残る大聖人の確かな足跡のほうも、
同じく強い印象となってココロに残る一日だった。
 
   、、、職人K

                      東本願寺内
                                      「見真大師」は親鸞聖人のこと

  親鸞聖人石碑1  

  石碑2つ  廃寺跡に建つ一対の石碑 
                                              (山中、愛発)

EDIT  |  17:25  |  日記  |  Top↑
2011.05.14 (Sat)

スクリーンの中のメガネ

                              映画の中のM

スクリーンの中に出てくるメガネ、
「ああ、あんな感じのメガネが、、 」 と、何か気になることがあるものです。

  職人Mのブログをどうぞ!! → → 「紅の豚」   2011,5,13
 
                          「紅の豚②」  2011,5,14

EDIT  |  15:45  |  めがね関連  |  Top↑
2011.05.13 (Fri)

ジャガイモの芽

                    ジャガイモの芽
                                   大きくなったジャガイモの芽


ここ2日ほどの雨と温度が良かったのか、やっと顔を出してくれた我が家のジャガイモの芽。
植え付けした数のほぼ全部が出揃った。
まだかな、まだかな、、とずいぶん待ち遠しかった。
それというのも、種イモを植えたのが4月半ばを過ぎていて遅かった。
本来なら三月中には行うものらしい。
今年こそはと、職人Mと一緒に自家菜園をやってみようと決意したものの、
ジャガイモの植えつけ時期までには、畑の準備が追いつかなかった。
わずかタタミ3畳ほどの小さな面積だが、今年はこれからスタート。
二人で土をならしクワで耕してみた。
日にちがだいぶ過ぎてしまったが、
「おそいも何も、とにかく早く、やってみなはれ!」という専門家のアドバイスに、
大急ぎでイモを切り、灰をつけて、等間隔に落として土をかぶせたもの。
植え付けを終えたとたん、充実感でいっぱい、、
もう今年はジャガイモは買わなくてもよいような気持ちになった。 (^^ゞ

日頃、農業について、その重要性や意義について、
また、その素晴らしさについて いかように熱く語ろうとも、
イモ一つ自分で実際に収穫出来ないようでは、それは机上の学問というもの、説得性がない。
前々からやってみたかったことがついに実現した。
ジャガイモだけでなく、ネギ、オクラ、ツルムラサキなどもある。
これから朝早くここを覗くのが楽しみになると思う。
ちゃんとうまく育ちますように。
                                       、、、職人K


EDIT  |  20:40  |  日記  |  Top↑
2011.05.11 (Wed)

はげしい雨

五月の雨1

昨日、今日と久しぶりに強い雨が降っている。 早くも梅雨を感じさせるような大雨。
大きな川の水量がいつもよりうんと増えている。
田植えの終わった水田も海のようになっている。
日本列島に横たわる前線、早くも発生した台風1号の影響で湿った空気が流れ、
いっそう前線を刺激する天気図であるという。
まだまだ先のことだけど、毎年ある梅雨前後の大雨のことが思い出される。
今年は、どんなものだろう。 降り続く雨に、そんなことがフッと不安になる。
どうか平均的な降雨量にて穏やかな年でありますようにと祈りたい。

今日は5月11日、震災からちょうど2か月となる。
被災地の東北にあっても、津波の甚大な被害からようやく立ち直ろうとしているところに、
今度のようなは大雨が、これから先 降るとなると本当に困る。

  五月雨(さみだれ)を あつめて早し 最上川

という、芭蕉(1644-1694)の句がある。
もちろん 五月雨は旧暦の言葉で 6月の雨のこと、いわゆる梅雨の雨のこと。
江戸を出発して、奥羽地方、さらに日本海側の山形へぬけてこちら北陸までの2400キロにも及ぶ、
いわゆる奥の細道を旅したときに詠んだ句。
最上川は山形だが、阿武隈川とて昔から暴れ川としてよく知られている。
東北の川はいずれも同じなのではないだろうか。

芭蕉が46歳のとき旅に出て多くの俳句を詠んだという東北の地。
この旅で、芭蕉の芸術観や人生観は一段と深まり、
何物にもとらわれない自由な心で自然にとけこもうとする独自の作風が展開されることになった。
しかしながら、その美しい風景は、今年大きく変わった。
美しいのはかつての風景、、となってしまったところも多いと思う。
自然界の大きな地殻変動も本当に恐ろしいが、
天の、空の動きもまた、人間には計り知れないものがある。
穏やかな四季を願うばかりだ。

                                       、、、職人K

クンシランのつぼみ
                 雨にぬれる君子蘭のツボミ
EDIT  |  12:33  |  日記  |  Top↑
2011.05.08 (Sun)

私の洗濯機物語

                     水芭蕉の花
                       開き始めた水芭蕉の真っ白の花 (越前市、万葉の里)



現在使用中の我が家にある古い二層式洗濯機、
これまでにも パート1パート2 と、山あり谷ありのずいぶん長い歴史を刻んできたが、
またまた パート3という展開があって、洗濯機物語はまだ今続いている。

Vベルトの交換で一段とパワーアップして活躍してきた私の古い洗濯機、
今度は、脱水槽のほうがプツンと切れて回転しなくなってしまった。
職人Mによると、これはもう寿命というもので仕方ないという。
思えば、よく長いことがんばってくれた。
つひに今度こそ、新しい洗濯機を買う時がきた、、と思ったものの、
何とも悲しくなってくる。 これは単に出費のせいだけでない。
洗濯槽のほうはまだまだ十分仕事が出来るのに、、と思うからだ。
そうかといって、いちいち手で絞って水分を取るわけにもいかない。
回転式脱水には、とても及ばない。
新しく買うことに覚悟を決めようとしていた矢先、私のココロを見透かしたように、
職人Mが、工場の隅に置いてある、これまた古い洗濯機がまだあることを告げた。
その昔、工場の人が、脱水回転槽を仕事に利用するために持ち込んだままになっていたもの。
こちらは、洗浄槽が壊れてはいるが脱水機だけ何ともないもの。
二つ並べれば、洗濯・脱水という作業はひととおり出来ることになる。
ニヤニヤしながら「二つ並べてやろうか。」という提案を断って、
それぞれの場所にて、タライに入れた洗濯物を持ち運んで作業することにした。
なかなかずっしり重い。 また便利さに慣れてしまった身には いちいち面倒くさい。
また持ち運びのたびに水滴がこぼれ落ちてしまう。
一体 何をしているのかと人に言われそうだ。
そんなに新しいのを買うのがイヤなのかと、、。
「ケチ!」、「所帯を伸ばす人は違うね!」、、そんな声も飛び交いそうだ。
違う。 そんなうすっぺらな情緒のない言葉で決めつけないでほしい、、そんな思いがある。

私の頭には、古い映画、「自転車泥棒」の中にある場面が思い浮かんでいた。
失業中の夫と子どもとの家庭、当時のイタリアの庶民のアパートマンションでの暮らし。
その洗濯のための水は、外へ出たところの、確か 丘のような高台のところにあったように思う。
思い違いかもしれないが、いちいち外から水を運んでの洗濯だったように記憶している。
大きな深めのタライのような入れ物に水を入れて、、
階段の上り下りだけでも大変だと思った。
あの場面を思うと、少しの距離の水平移動くらい何のことはない。
外国でなくても、日本でもついこの前まではそうだったはずだ。
電化製品の仕組みの便利さ、有難さを今こそ思わなくてはならない。
今という時期は、特にそのように思われる。東北の被災地だってそうだと思う。
水が出るだけ、洗濯出来るだけでも有難いように思う。
ここで、脱水機が出てきたとなると、コレを使いなさい!ということ、
しばらくはそうしなければならないように思う。
いつまで続けられるかわからない。 明日にはもう新しい洗濯機を買うことになるかもしれない。
多分 見るに見かねた若い家族から、何か言われそうだ。
否、もう「新しいのをプレゼントするわよ!」とも言われた。
自分自身だって今に音を上げることになると思う。
しかしながら、こんなことを今しようとしている自分がいる。
紆余曲折を繰り返してここまでがんばってきてくれた私の洗濯機にもちろん愛着がある。
けれど、今の私を大きく動かしているのは、
先の、岡潔の言葉を思い出して言うなら、そう、
これは、私の 情緒かもしれないと思った。 (岡潔の自伝「春の草」は本当に良かった。)

                                     、、、職人K

白藤の花
 こちらも真っ白な花が美しく咲き始めた我が家にある白藤

EDIT  |  23:27  |  日記  |  Top↑
2011.05.07 (Sat)

楕円のメガネをかけた職人Mの像

                                                                 、
                   職人Mの絵


このたび出来上がった楕円のカプトンタイプのメガネを手にとって見ていただいた方から、
素敵な絵の入ったお手紙をいただきました。
マウンテンハットに、その楕円のメガネをかけているのは、
なんと、職人Mの似顔絵です。
さすが「美」の追求にかけてのプロでいらっしゃるだけあって、
絵も、お手紙の字も、何もかもが「粋(いき)」、全体が素敵な一つの作品となっていて、
その素晴らしさにいつも感服してしまいます。

お馴染みとなった職人Mの似顔絵も、時間の経過とともに、
こんなふうに渋さが出た人物像になってもらわなければ、、と思いました。(^^ゞ
本当に有難うございました。

                                          、、、職人K
    職人M お馴染みの丸メガネの職人Mの像

EDIT  |  13:31  |  めがね関連  |  Top↑
2011.05.06 (Fri)

楕円カプトンタイプ、プラスティックテンプル仕様、試作品

つや消しのプラ手
太いプラスティックテンプルは、つや消し仕様にて「渋さ」を表現。

楕円のプラ手
プラスティックテンプルもバネテンプル仕様

今回、楕円カプトンタイプのメガネに、
プラスティックテンプルを組み合わせて、特別に作った試作品です。
同じ金属のテンプルよりも、太いプラスティックは、
重みがあり、かつ柔らかで 全体が一味違ったイメージとなりそうです。
つや消しダークブラウンのフロントの色にピッタリ合うように、
テンプルも、光沢無しの同じつや消し仕様にしてみました。
上品な「渋味」をわかっていただけますでしょうか? 

陶芸でいうなら、釉薬の有無で、味わいがまたずいぶん違うのと同じでしょうか。
今回の試作品は、職人Mの、そんないろんな思いが込められた作品となったようです。

EDIT  |  08:17  |  めがね関連  |  Top↑
2011.05.04 (Wed)

ツツジのある風景

つつじのある風景3

鯖江市の花はツツジ。これから西山公園のツツジの花も開き始める頃で、
ピンク、白、赤の花で公園全体が埋め尽くされることになると思う。

つつじのある風景

こちらは通りに面した民家の植え込みのツツジ。
西山公園のツツジは、約60年前、歴代市長の中の一人の提案により植えられたものと聞くが、
今では、その株も大きく見事な株となって、毎年訪れる人々の目を楽しませてくれる。
公園だけでなく、今では、街の至る所にツツジは植えられていて、
5月の連休頃からあちこちでその花が見られるようになる。

つつじのある風景2

昔ながらの素朴な日本建築にはよく映えて、美しい風景を生み出していると思う。

                                   、、、職人K
EDIT  |  23:01  |  日記  |  Top↑
2011.05.02 (Mon)

辺見庸、NHK番組から

                              作家、辺見庸
                                 作家、辺見庸 (NHK番組より)


昨日、NHK番組、「瓦礫(がれき)の中から言葉を 作家・辺見庸」の再放送を見た。
前から、見たかった番組だった。
作家、辺見庸は宮城県石巻市出身、
このたびの甚大な震災を目の当たりにして、茫然自失となる。

辺見氏の言葉によると、氏は、浜辺の魚臭い町、いつも潮騒の音を耳にして育った。
堤防があってそこはいつも遊び場だった。
校舎の窓から見える海、その荒れ狂った海が世界の入り口で、
いつかあの海の向こうに行くんだと心に決めていた。
中国やベトナムの戦場、ボスニアやソマリアの内戦も見てきた。
自分はいつもコスモポリタン、根なし草だと思っていたはずなのに、、。
今度という今度だけは、思い知らされた。
とてもあわてている。立つ瀬がない。

共同通信記者時代から、常に現実と向き合い、物書きとして言葉でそれを表現してきた。
ところが、今回、自分の生まれ育った故郷の、あまりの変わり様、惨状に、
それらを表わす言葉が見当たらない。
その破壊の大きさとダイナミズムを表わす言葉が数字以外にないということ。
物書きの予感として、以前のような日常はもう戻りはしないのではとも思う。
私たちは、あらゆる言葉を持っていたはずなのに、
この悲しみ、絶望というものを表現することが出来ない。
失意の人、死者にあてがうべき言葉がみつからない。

私たちは生き残った、生き残ってしまったというような、
生きていることは偶然で、死することのほうが当然のような状態だった。
だれかの言葉でいえば、それはまさしく「地獄」で、
氏は新約聖書にある、ヨハネの黙示録、そこに書いてある絵を思い浮かべてしまった。
人間のはかない命と、悠久の宇宙の命とは、一緒に生きているということだろうか。
「国難」とか「日本人」とか大それたものではなく、
まさしく一人一人の「個」としての問題で、
これは、まさしく、私たちに、
何か根源的に、意識の変革というものを求められているような気がした。
以前から、私は、
何か見えないあるものに対して、予感めいた何か、おそれを感じていた。
それは、「恐」という字ではなく、畏怖の字の「畏れ」の字のものだ。

自分の出来る唯一のことは、書くということ。
それが自分の仕事ではないか、、と今考える。
浪費した言葉を、かがんで、一つ一つ拾い集めて、水で洗い、組み立てて行くしかないと。
絶望できる、ということは人間の能力。
悲嘆や絶望をもう一段深めていくべきだ。
よろよろ歩きながら、新しい内面をこしらえる、
廃墟に立ちつくし、物理的な復興だけでなく、人間そのものの中に、
廃墟に対する新しい内部をこしらえる、これしかないと思う。
瓦礫(がれき)の中から言葉をもう一度拾いなおして。
                          (以上、感じたままの要約)

辺見氏は、以前に脳溢血で倒れ、身体が今も不自由なままで、またガンとも戦っている身。
番組中ほとんどの時間を一人で語る言葉は、どれもが詩的でかつ重みがあり、素晴らしかった。
文字に託すだけではなくて、「言霊」が 素晴らしい作品となっている。。
すぐれた物書きとしての、深く鋭い考察、論理の展開は、さすがだと思われた。
そして、今一番大事なことだという「誠実」、、
それに向き合うことからはじまる、氏の今後の活動に大いに期待したいと思った。
 
                                     、、、職人K
EDIT  |  12:40  |  社会経済  |  Top↑
2011.05.01 (Sun)

5月、水田のズグロカモメ

                                                   、
     ゆりかもめ
        モグモグ、、、今日から5月、、もうすぐここも田植えだなぁ、、

EDIT  |  09:16  |  ART M  |  Top↑
 | BLOGTOP |