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2011.03.06 (Sun)

この一週間

                        kyoto.uv
                                           Kyoto University

この一週間は、入試問題のインターネット投稿サイトへの流出が話題を呼んだ一週間だった。
突き止めてみれば、19歳の予備校生単独によるもの。
最初に問題が発覚したときの騒ぎ様や、多くの人が予想したものとはずいぶん違っていた。

入試問題そのものが実施される前から漏れていたのではないかとか、
外部に複数の協力者がいて連携プレーによるカンニングではないかとか、
かなり新型のケイタイを使用したのではないかとか、
試験官の監視の下でのケイタイの使用など絶対に不可能であるとか、
どんなに早打ちしても限られた時間にそれだけの打ち込みは不可能であるとか、、
また合格そのものよりも愉快犯の仕業ではないかとか、、、いろいろ言われていた。

その一方で、大学内の入学試験上のことを学内で処理せず、外部の警察にゆだねたこと、
大学の管理体制そのものの不備については、変わらず言われている。

報道によると、このIT時代、ケイタイを使っての今回のような違反行為は、
お隣韓国や米国ではすでに起きて、過去に大きな問題となったようだ。 日本では初めてのこと。
今後、あとに続くようなことのないように慎重に対処していかなければならない問題だろうか。

「すごく反省しています。」
「何としても国立大学へ合格して、お母さんに安心してほしかった。」
などというまだ少年めいた言葉を聞くと、たかがカンニングぐらいで、
これだけ日本中が大騒ぎしてしまって大袈裟すぎはしないか、、と思えなくもない。
しかしながら、
このような行為をかなりの頻度繰り返し、用意周到に準備してきたとなると、やはり問題となる。
画面をみなくても正確に打ちこみできるだけになっていた、と言うのを聞くとビックリ。
それだけについていうなら、大変な技能(SKILL)であると思う。
それだけのSKILLを身につけることが出来るのであれば、
他の道でも考えられそうなものだが、
この少年は、本来 自分の力を注ぐべき大事なことをどこかで間違ってしまったのだろうか。

ずっと以前に聴いた、人格をシグマ(Σ)の形にしてみる話を思い出した。
世界的にも御活躍の、紺野大介氏のお話だった。
人格を構成する要因は、親からもらった徳や育った条件などいろいろあるものの、
本人があとで身につけていく知性(intelligence)や技能(skill)は、
どちらか一方だけではならず、バランスよく身につけていかなければならない。
特に、SKILLだけを異常なほど発達させ身につけたとしても、
他もなければ、Σの字は不均衡なものとなり、
人格(personality)の部分はいびつで小さいものになってしまう、、とのお話だった。
技能(SKILL)一辺倒の危うさを指摘されたお話だったと思う。
何ごとも、バランスよく、私たちは努力を積んでいかなければ、
いびつな人間になってしまうということだっただろうか。

今回のこととはちょっと違うかもしれないが、
今回の少年の行ったあまりのスゴ技に、この話が思い出された私だった。

                                    、、、職人K

   人格をΣの形にすると
    人格をシグマの形にすると   by 紺野氏     
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