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2010.01.24 (Sun)

アルピニストの本棚より、白い山々

今日は、天気予報がはずれて、明るい日差しが差し込んでいる。
こんな時は、奥越の白い山々が美しいだろうな、、と家にいても想像される。
残念ながら、我が家からは無理だけど、同じ鯖江市内でも、また福井市まで出れば、
あざやかにその風景が望めれるところがある。

白く連なる山々、その中でもひときわ白さが目立つのは、白山(2702m)連峰だ。
「白い山」、遠く離れたチベットの地元民の言葉でもそう言われる話を思い出した。 

こちらの近所に、若いころはハーケンを持って登攀一筋、海外の山々にも、
あの東尋坊の断崖絶壁まで登ってしまったという、かつてのアルピニストが住んでおられる。
もう75歳を超えられたから、今では読書を中心とした静かな生活で、
こちら地元新聞にも、その回顧録ともいうべき投稿が時々見られる。

それによると、20世紀中に、世界の未踏峰と言われた高い山々は次々と登られて、
1964年には8000m級14座は登り尽くされ、7000m級も次々と登られ、
あと残るは、せいぜい2峰に過ぎないという。
それでは、もう未踏峰は無くなってしまったのかというと、
案ずることなかれ、6000m級は2000峰、
また5000m級になると星の数ほどあるのではないかということだ。
中国の東部チベットから雲南省にかけては、白銀の山並みが連なり、
どの山の名前を尋ねても、地元民の返事は一様に、
「カン、カンポ(白い山)」と言うという。つまりは、無名峰。
こうした未探検地域は他にも多く、探検家、登山家にとって山の楽しみは尽きることがないという。
つまり、ヒマラヤの輝きは、まだまだ消えることはないのだという。

こちらでは、冬の時期だけひときわ白さの目立つ白山、
ヒマラヤは一年中そんな白い山ばかりなのであろう。
ただし、ヒマラヤの山々は荒々しく急峻な形、
わが白山は、ゆったりとしたおだやかな形にて、
挑戦よりは安らぎを与えてくれる山だと思う。
                                       
                                     職人K

       白山
                冬になりかけたころの白山、  写真、職人М
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