2009年12月 / 11月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫01月
2009.12.31 (Thu)

今年一年有難うございました。

                     もち
                             出来たての、手作りのお正月の丸いおもち


いつも私たちのHP、ならびに当ブログをご覧いただきまして、まことに有難うございます。
今年は、イザ産経専門家ブログにて、職人Mのブログ「丸メガネをつくる」もスタートしました。
更新は不定期ですが、これからも作り手側によるメガネの話題など、
いろんな話題を発信していきたいと思っています。

このブログも、おかげさまでスタートしてから丸2年半経ちました。
高校時代の同級生の友人が、パソコンのイロハから指導して立ち上げてくれたものです。
それ以来、職人Мと職人Kとして、登場させてもらっていますが、
本当は、めがね職人Мと、めがね内職人Kです。
最近は、ご覧下さっている方々の中から、
「職人Kは、思索者。メガネだけでなく、生活者としての職人でもあるねぇ!」 と言っていただき、
とてもうれしくなりました。
これからも、職人Мと共に、メガネの作り手側の生活職人としても、がんばっていきたいと思います。
今後とも、この御縁が続きますよう、
御指導、御支援の程、どうかよろしくお願い申し上げます。


          TOMORROW CLASSIC
          tsujioka handmade frame、 職人M
                       ブログ担当、 職人K
             
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2009.12.30 (Wed)

偉大なるもの

白山1

つい先日かなり降った雪も、あっという間に消えてなくなり、
昨日は、また穏やかな冬の一日に戻った。
遠くの山々を見渡すと、近くの山でさえ白化粧をすっかり落として、いつもの姿に戻っている。
落葉樹はすっかり葉を落としてしまっているから、黒く緑色の葉をまとっているのは針葉樹、
大抵は杉、あと松やヒノキだろう。
その山のさらに向こうに白い頭を見せているのは、
おとなりの石川県にある白山(2702m)である。
我が家の近くでも、市内を流れる日野川にかかる橋の上から、ちょろっとだけその姿が望めた。

白山2

夏ならば、奥越の山々に混じり、すっかりその一部となって、どこの山だかわからない。
ところがひとたび冬の寒波が来て、雪でも降れば、
いよいよその白く抜きんでた姿を、私たちの目の前に明らかにする。
「頭角を現す」とは、このことだろうと思われる。
稜線から見える高さは同じように見えながら、
そこらの山々とは高さから歴史から何もかも格が違う。
白山は日本三名山のひとつ、神々がおわすという霊峰。

普段は姿を現さず、いよいよとなると、その雄姿を歴然として人々に示す気高い霊峰、
私は、そんなことを感じる晩秋の時期や、
それがわかる今のような時にも、いつもそのことに恐れ入って感心してしまう。
人物でも、そのような人が確かにあるものだ。
偉大なものは、すべてそんな風だと思われる。
                                      職人K
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2009.12.29 (Tue)

今年もあと3日

今年もあと3日で暮れようとしている。月日の過ぎるのは本当に早い。
昨年の暮れ、大量の派遣切りが問題になって迎えた2009年だった。
リーマンショック以来、金融のみならず、
どんどん実体経済の悪化を極めていった2009年であったと思う。

9月に、歴史的な政権交代が行われて、少なからず日本の新しい政治に期待したのも つかの間、
一番肝心の新しい経済戦略が依然見えてこない。
「農業」、「介護」、「観光」の3つの今後の基本的な経済の柱が昨日示されたところだが、
果たして、これからすぐに雇用に結びついてくれるだろうか。
今年もまた、年越し派遣村の設置のニュースが流れてきた。
今年の暮れは、いよいよ正社員のかなりの数の解雇が、
来年3月を区切りに、大手の会社から次々と発表され始めたところだ。
輸出型大手製造業から、大手デパートなど販売業まで多岐にわたる。
地方の地場産業などは、もっとずっと早くに深刻な状況に置かれてしまっている。

もうだれもが、経済全般の政府の公式発表を待たずとも、
実体経済の悪化の深刻さを、身を持って感じ始めている。
しかも、これまで経験したことないような大変な事態で、
今後、簡単には回復せず、元の経済に戻ることも決してないのであって、
それどころか国家までが破綻の危機にさらされることになるのではないか、というのが、
多くの人の共通認識なのではないだろうか。

今年は高校卒業生の就職内定率も過去最低、多くの若者が不安な状態に置かれているという。
働き盛りの中高年もつらいが、若者に就職口が無いというのも本当につらい。

先日のドバイショック以降、ユーロ圏の欧州もまた、米国や英国と同様、
深刻な影響が広がり始めているというから、来年は、世界中がおかしなことになりそうだ。
識者によると、来年は戦争や動乱もじゅうぶん起こりうるとのことで、本当に心配になってくる。
不安が募る一方だが、怖がってばかりもいられないという。
こういう混沌の時代にこそ、明るくあたたかくヨコにつながる人とともに、
一人一人が、前を向いてしっかり歩いていかなければならないという。       職人K

                 カラスの席aa
                 それぞれが留まれる、個々の席。そんな席がきっとあるはず。
                 一度に大量に留まることのできる、たとえば長い電線などのような席は、
                 これからの時代はずっと少なくなるのかもしれない。

                                       写真/職人М

 
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2009.12.27 (Sun)

親愛なるQに捧ぐ

親愛なるQに捧ぐ

「親愛なるQに捧ぐ」という曲がある。
1972年の今から約40年程前のフォークソングの草分け的存在、
関西出身の、加川良という人の作品だ。
よしだたくろうの曲の中に、「加川良への手紙」というのがあったが、
よくは知らなかった。当時、たくろうと人気を二分していた時もあったらしい。
最近になって、この昔の曲を、どういうわけか、職人Мがひっぱり出してきた。
それ以来、すっかり気に入ってしまって、ここ数か月、飽きずに繰り返し聴いている。

フォークソング。 若い時分には本当によく歌われていた。
一つのブーム、社会的現象だったのかもしれない。
多くの若者が歌に託して、いろいろなことをつぶやき、嘆き、喜び、とにかく歌った。
高校の生徒会などでは、用意された歌詞を片手に全校生が歌ったように思う。
今の若者はどうなのだろう。今は、あまりフォークソングらしきものを聞かないように思う。
今のような、混沌とした、大変な時代に、ぼやくことが決して無い訳ではないと思うが、
何か、思っていることを、歌に託してつらつらと世に訴えたいとは思わないだろうか。

とにかく、何回聴いてみても、歌詞は特定の人に対する意味があるのかどうか、
内容のストレートな理解は出来ないけけれど、
曲がとても良いのか、フィーリングが合うのか、何か、魅かれる節回し。
同じフレーズの繰り返しから、中盤以降だんだんと盛り上がっていく感じは、ラベルの「ボレロ」のよう。
そして、後半、哀愁を帯びたエレキギターの演奏が一段とこの曲を盛り上げていく。
もう歌詞は何でも良いのであって、自分ふうの別の歌詞でもかまわないような気がする。
そうなると、この作品は、歌詞よりも曲が良いのかもしれない。
収録されているピアノやいろんな楽器の演奏も一段と素晴らしいものであるからだと思う。
演奏スタツフの中に、細野晴臣とか伊藤銀次とか名前がある。
パソコンでも聴けるかも、と思ってYou-tubeで捜してみたが同じものはなかった。

音楽は、歌詞より曲が先に出来てしまうこともあると聞いている。
ビートルズの名曲、「イエタディ」だって、確か最初は「スクランブルエッグ」だとか聞いたことがある。
「親愛なるQに捧ぐ」の曲は、加川良の歌とこの演奏の組み合わせが最高にマッチして、
心地よく私を惹きつけて、ちっとも飽きることがない。
それどころか、本を読んだり、文を書いたりするのにどんどん仕事がはかどるし、
運転しながら聴けば、ドラマティックにイメージが展開していくから不思議な曲だと思う。
「よく、飽きないなぁ、、」とそばから職人Мに言われる始末。
気に入ったものは、何でもそうなってしまう。繰り返しリピートして、より深く味わう。
私たちの丸メガネについて、そう言われたら、どんなにうれしいだろう。
                                            職人K

          なつかしいレコードジャケット レコードジャケット
                              
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2009.12.26 (Sat)

フォトカードから、メガネ、メガネ

TIME

今日、素敵なフォトカードを家族からプレゼントしてもらった。
どれどれ、よく見たら、メガネ、メガネ、のオンパレード。
「うわぁ! すごいわねぇ。みんなが同じメガネをかけてること。」
どうも三次元立体映画を観ている人々の様子らしい。

「このメガネが全部丸メガネだったら、うれしい ?」 なんて聞かれた。
「丸メガネでなくても、そうねぇ、、うちのメガネならうれしいわね、、、」
「一人、一人、増えていくだけでもうれしいわねぇ、、」
なんて会話がはずんだ。

さすがにLIFE社の写真だと思った。 メガネの奥に人々の表情がある。
さらにそれらが集合体となった時、、なかなかイキなシーンをとらえていると思った。

                                      職人K

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2009.12.25 (Fri)

凍てつく朝

(ホーリーの葉と赤い実のクリスマスの飾り)  ホーリーと万両の実

12月25日は、イエスキリストの誕生日。
東洋の私たちには、西洋の人ほど、その深い意味はなかなか実感出来ないが、
どこもかしこもの、熱い商業主義のおかげで 昔からお祭り気分。
特に小さい子供たちにとっては、楽しみな日であると思う。

雪の続いた冬型の天気も今日は一休みで快晴。 朝はかなり冷え込んで、凍てつく朝となった。
外へ出たらかなり凍っている。雪の上を歩いても大丈夫かな、と昔を思い出してやってみたが、
増えに増えた体重にはさすがにかなわなかった。(^^ゞ 小さな子どもなら大丈夫だろう。

雪の中から顔を出している木の花や葉っぱも、まるで冷蔵庫のパーシャル室に入っていたかのよう。
大丈夫かなと思うけれど、イノチあるものの植物の強さにはいつも驚かされる。
半透明に凍ったパンジーの花でさえ、陽の光を浴びて、昼頃にはシャンとなっている。
雪国の植物は、特に強いかもしれない。そうやって育ってきたのだから。
植物は住むところを選べない。鳥のように自由には動けないけれど、
辛抱強さを持っていると、いつも感心させられる。
                                    職人K

                                       

南天
南天の木の上にはまだ雪のかたまりが、、

水仙
凍てついて下に倒れるエチゼン水仙

菊の花
菊の花も凍りついて、、

花
季節はずれのラベンダーの花も、クールドライフラワー?

つばき
ツバキのつぼみを寒さをこらえて、、

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2009.12.23 (Wed)

桑原武夫、「一日一言」

一日一言

古本ショップから、職人Мが本を買ってきた。
4、5冊あって、どれも50円から100円。しかもほぼ新品。
その中の一つ、桑原武夫編の「一日一言」-人類の知恵ーが私の目をひいた。
1956年初版から66冊発行。こんな本はもう店頭には無いのではないだろうか。

人類の歴史は、偉大な行為を成し遂げた人々の英知にかがやく言葉によって飾られているが、
そうした「人類の知恵」ともいうべき名言を偉人の生没日にあわせて配列してあり、
366日分、毎日一つずつ読んで味わえるようになっている。
なるほど日記のように、毎日その日のところを読んでいけば、一年分たっぷり味わえる人生読本。
しかも、繰り返し読めば良いから、何年たってもエンドレスに味わえるというもの。
それぞれに偉人の肖像も入っていて、とても興味深い。とっても楽しみ。
職人Мは、良い本を見つけ出してくる、とつくづく感心。
こんな素晴らしい本がたった100円で販売されているのもラッキーだったが、
何かさびしくもなってくる。こういうご時世なのだと思う。

早速、今日12月23日のところをひろげて見た。
この日は、昆虫学者ファーブルの生まれた日。
独学で教員免状をとり、昆虫の生態研究に没頭した人物。
大著「ファーブル昆虫記」は文学的にも優れているというが、

  大臣はいいはった。「、、君は、明日私と、学者の御拝謁で、陛下のところに行くのだ。」
  彼の思うとおりにことは運んだ。あくる朝、大臣といっしょに私は、短い半ズボン、銀環の靴を
  はいた式部官に案内されてチュイルリー宮殿の小室に通された。彼ら(廷臣たち)は奇妙な人物
  だった。あの装束と四角ばった物腰、歩きつきは、しょうしの代りに背の中央に棒縞のある乳入
  りコーヒー色のフロックコートを着こんだ、タマコガネムシのように見えたのである。  
     (昆虫記)

なるほど、ファーブルなら何を見ても、昆虫分類の能力が働くものなんだったんだろう。
フムフム、、という具合。
知らない人物もたくさんあるが、毎日、その日のページを見ていこうと思った。

                                       職人K
EDIT  |  23:55  |  学問  |  Top↑
2009.12.22 (Tue)

プラスティックのテンプルのメガネ

プラスティックテンプル2
プラスティックテンプル

べっ甲のような味わいの太いテンプルのめがねです。
このほど、やっと出来上がりました。
この味わいは、暖かな陽の光や白熱灯の光線に出会うと、いっそう魅力的だと思います。

くわしくは、コチラ →職人Мのブログをどうぞ!

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2009.12.21 (Mon)

金型ずらり

金型ずらり

何やら、かわいらしい金型がずらりと並んでいます。
メガネの型でしょうか? 
いえ、いえ、違います。実はお菓子のクッキーの型です。
ちゃんとメッキして表面加工もしてあります。
実は、職人Мの、芸術性と職人の腕前?を見込まれて (^^ゞ、
メガネ以外のご依頼をうけたまわった作品です。
ちゃんと図面もあるのですが、あとはアバウトで良いということで、
昨日製作したものです。

御依頼の方こそ、才能ある、プロのアーティスト。
クリスマスも近いですし、早く届けなければなりません。(^u^)
同じ金属でも、メガネ作りとは全く違う仕事ですが、
こんな仕事も、また意外と楽しかったのでは、と思います。

さて今度は、この金型を使って、実際にお菓子を作る番のほうの方も大変です。
お菓子は、お料理と違って、アバウトという訳にはいきません。
お菓子は、必ず、計量しなければなりません。目分量でやってしまうお料理の方が楽ですね。
細かい数字をしっかり確認するために、
お菓子作りのかたわらに、愛用のメガネが、あなたのお役に立ちます。

赤い丸めがね
赤ワインとゴールドのツートンタイプ丸めがね

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2009.12.20 (Sun)

やっぱりアンティックGOLD色

アンティックgold
              tomorrow classic アンティックゴールド色

今年もあとわずかとなりました。
おかげさまで、多くの方々のご支援のおかげで、私たちの丸メガネも少しずつですが、
支持して下さる方がふえてきました。 とても有難いことだと深く感謝申し上げます。
そんな中で、いちばん支持の多いのは、やはり定番のアンティックカラーです。
さらにその中でも、アンティックゴールド色でしょうか。
「古色」カラー?、それとも、「時代がついた」色と申しましょうか、
昔から、人気の定番色だと思います。

黒やGOLD、ブラウンやグレイの単色ももちろん素敵ですが、
気分を変えた、もう一枚の、アンティックカラーの丸めがねはいかがですか?


秋、山で見かけた、ガクあじさいのような山の花の印象を思いうかべます。
大人の趣きの色、熟年期のしぶさがただようような美しい印象がありました。

             山の花、大人色1
                 こちらもアンティック色? 秋の山の花、 写真職人М

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2009.12.18 (Fri)

冬将軍到来

雪だるま

昨晩より、ゴロゴロピカピカ、雷音とともに、ついに冬将軍到来。
朝起きたら、外はすっかり雪化粧。
今日一日は、風も強く、雪が降ったり止んだり、時には、
節分の豆まきかと思うくらい、大きな雪あられがポンポン音をたてて空から降ってきた。
トタン板などの山小屋のような平屋造りの屋根ならば、さぞかし良い音響だったのではないだろうか。
窓から眺めていたら、植木の松の小枝の上でさえ、止まらずにハネて方々に勢いよく飛んでいた。
そんな冬将軍のハデな暴れっぷりのお天気の一日だったが、
ほんのしばらく陽がさして、ちょっと一休みという時も何べんかあった。
赤い南天の実が、白い雪に映えて美しかった。
また、サザンカの赤い花もまた、雪の中で急に存在感を増してきて、私たちの目を楽しませてくれる。

7、、4.jpg

1  3.jpg


しばしの晴れ間もつかの間、すぐにあたりが暗くなってきて、また雪が降ってきた。
天気予報によると、今晩あたりから、さらにいっそうの冬型が強まって大雪とのこと。
外から、ゴロ、ピカ、ドンのとどろき音がひんぱんに聞こえてくる。
冬将軍の派手な立ち回り、準備はすっかり整ったようだ。
明日の朝は、どれくらい雪が積もっているだろうか。
                                            職人K                                        
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2009.12.17 (Thu)

今年もあと少し

マイツリー2   毎年、この時期に出番の杉のツリー 
                               

今年もあと少し、2週間だという。 昨日は、もう年賀状の受付が始まったとか、
そんなに順序良く物事が着々と進んでいる人は、本当に素晴らしい人であると思う。
そんな人がうらやましい。それも、個人の能力の一つだと思うけれど、
私にはその能力がないようだ。
いつもバタバタと、しまいにはあせり出してきて、残された1日1日が勝負となってしまう。
今年はそんな風にはなりたくないと思いつつ、同じ年の暮れをくり返してしまう。
ここ2,3日、仕事のことでもバタバタした毎日だった。

昭和25年、戦後まもなくの時代に米国から招かれ、その後の日本の、
急激な日本製品の品質向上、輸出向上などと日本の高度経済成長を可能にしたという、
デミング博士の話を聴いたところだった。
統計学をとり入れた手法による品質管理、経営の在り方は、日本のモノ作りにおいて、
根本とされたとのこと。その根底にある精神も然り。
その講義を聴いて、あらためてハッとすることが多くあった。
だいぶ遅れが出てしまったけれど、何とかがんばらなくては、、と思いをあらたにした。
仕事も、何もかも、ひとつひとつ丁寧に進めていかなければならない。
今年もまた、カレンダーを何回も見なければならない年の暮れとなった。      職人K


                     落葉
                      やがてこの上にも白いものが積もりそうな今日の空模様

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2009.12.14 (Mon)

今日の日野山(795m)

日野山1

冬にしてはのどかな日の、今日の日野山。
こちら福井県の越前市(旧、武生市)にそびえる、「越前富士」と呼ばれる山だ。
わずか795mにて、奥越の山々から見れば標高は大したことはないが、
はるか日本海の越前海岸沖からも見えるという独立峰にて、
昔から沖を走行する船の位置の目印になったのではないかとも言われている。

12月、暮れも半ばにさしかかっている。
もう雪がいくらか降ってもおかしくはない季節だが、
この日野山にもまだ雪はない。

かつて昔の平安時代、京の都から、越前の国守に任ぜられた父にともなわれて、
紫式部がこの武生にきたことがある。 式部23歳の頃という。
そして、式部もまた、この日野山を眺めていた時がかつてあった。
武生に、越前国の国府が置かれていた時代だ。
当時、越前国は能登までも及ぶ大国。
しかしながら、京の都から比べれば、雪深い辺鄙な田舎にて、紫式部にとっては、
越前国での滞在は、決して楽しいものではなかったらしい。
その思いが、いくつか歌に詠まれている。 その中のひとつ、

  こゝにかく 日野の杉むら 埋む雪 小塩(をしほ)の松に 今日やまがへる
 (ここに このように日野山の杉を埋めるように降っている雪。
  京の都の小塩山の松にも今日は雪が降っているのでしょうか)

何かにつけて都のことを想いうかべて、望郷の念にかられていたようだ。
洗練された京の都から見れば、雪は過ぎるほど降って、
田舎の暮らしはさぞやつまらなかったことと想像される。

                     京都
                                     京都御所横、烏丸通り
先日、久しぶりで京都の街中まで出かけてきた。
街中のイチョウ並木も黄色い葉が残り少なく、落ちかかっている最中だった。
京都の街中は、さすがに美しく洗練されてはいるけれど、車も人もあわただしく動いていた。
田舎でのんびり暮らしている者にとっては、
烏丸三条、四条あたりは、やはり大都会。人ごみの中を歩くだけで、すっかり疲れてしまった。
こちらへ帰って、遠く日野山を望むと心がなごむ。 ホッとしてくる。

私が今、京都に1年も2年も滞在して、京の都から西の小塩山を望んだならば、
式部と同じように、この越前の国の日野山を思いうかべたりするだろうか。
きっと、そうなると思う。 若い時とは今は違う。

穏やかで、それでいて孤高の趣の、日野山を見ながら、そんなことをふと思った。

                                       職人K

EDIT  |  23:55  |  日記  |  Top↑
2009.12.13 (Sun)

リーディンググラス、女性用

女性用、2種類

リーディンググラス、女性用です。
このたび、ご依頼により、2種類の楕円形で作りました。
丸めがねが良いけれど、タマゴ型の丸がよいとのことで、色はシックで上品な赤紫色です。
ツヤ消しタイプのカラー塗装で、一ヤマタイプです。
紳士用の細リムタイプと同様、チタン製。
テンプルは、βチタンでバネ性があり、掛け心地は抜群のはずです。
実際にかけてみて、選んでもらいます。

2
シンプルすぎるほどシンプルな形がかえって新鮮でおしゃれです。

クリスマスも近くなってきました。
自分用の、こんなおしゃれなリーディンググラスはいかがですか?
                               
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2009.12.10 (Thu)

雪の準備完了

雪かこい2

昨日、今日と、冬の暖かな日が続いている。
明日は西の方からお天気が崩れるというから、すぐにまた寒くなりそうだ。
晴れた日が続いている間に、こちらの冬のアンブレラアートの雪囲いの準備もすっかり整った。
北陸ならば、あちこちの家で、毎年恒例のものがお目見えすることになる。
松やツツジなどの枝が、雪の重みで折れないように、縄で吊るすもので、「雪つり」という。
また、木の株そのものを囲っておおったりして雪に備える。

温暖化の影響なのか、積雪量は年々少なくなってきているが、
降るときはたった1日か2日でモノスゴク降る、というのが最近のパターン。
そのために、雪囲いはどうしても必要なもの。 一度折れてしまえば命はそれまでだから。

 家のまわりも竹簾で囲って、、  雪かこい

雪かこい3 こちらの大きくおおってあるものは?? →コチラ

 竹簾とめがね(陶器、職人М作) 竹簾とめがね

家のまわりは、すでに雪の準備は整っている。 今年の雪はどんなものだろうか。
自然の大雪もコワイものであるけれど、
昨年にひきつづき、今年もまた、かつてないほどの極寒の世界経済、
こちらのほうは、どうしようもないコワイ冬となっている。百年に一度という大雪に対して、
せめて気持ちだけでもしっかりと、心の準備をしておかなければならないと思った。

                                           職人K
EDIT  |  21:18  |  日記  |  Top↑
2009.12.08 (Tue)

今日はジョンレノンの命日、 「Happy Christmas、War is over !」

今日は12月8日、ジョンレノンの命日であるという。
忘れてしまっていても、朝のラジオなどからさかんにその話が耳にはいってくる。
今年また、そんな日が来たんだわ、、と、
ジョンレノンが銃弾に倒れた日が、暮れも押し迫った12月であったことが思い出されてくる。
才能あるミュージシャン、偉大なアーティストとして、とても残念だった。
世界中のファンのココロの中に、ジョンレノンは、そのまま時計が止まってしまったように、
永遠に焼きつく結果となった。
ビートルズのほかのメンバーが歳をとって老いていっても、
ジョンレノンの姿は永遠に変わらない。
世の中には、そういうことがたまにあると思う。偉大な人物というものは、
不幸な出来事によって、さらにいっそう、そのカリスマ性を高めていくこととなるようだ。
ファンの一人として、
天からのメッセージであるというジョンレノンの歌声を、
またこの日にちなんで、聴いてみたいと思った。


「War is over !」

今、だれもがそう思っていると思う。
アフガニスタンの戦争のいっそうの泥沼化。 
先日、米国オバマ大統領はさらなる兵力の増強を表明した。
しかしながら、アフガニスタンの戦いは、簡単には決着がつきそうにないのが現状。
増強したところで、米国はもう勝てるような状況ではないという。
かつてのソ連と同じようなことになりそうだ。
さらなる戦力の増強は、ただでさえ大変な財政赤字をまたいっそう深刻なものにするはず。
かつての経済システムが大きく崩れようとしている中、
米国はもう、外からも中からも大変な状況におかれることは間違いないようだ。

「war is over !」と唄っている、映像の中の子供たちの目が美しいと思った。

                                       職人K

war is over と丸メガネ
     War is over! のスローガンと、丸メガネ

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2009.12.06 (Sun)

21世紀型の産業

赤い大根

師走の冷たい雨が降っている。もう今年も残すところ、あと数週間となった。
昨日は、ほうぼうから立派な冬野菜を沢山いただいた。
その中の一つ、見たこともないような、赤い大根も。
先日 テレビで見たところだった。
作っている本人もまだ試食していないとのことだが、
こんなオメデタイ色の赤い大根は、従来の大根とあわせて、
お正月用の、紅白なますなどには、もってこいなのではないだろうか。
見ているだけでも、ワクワク楽しくなってくるような大根。

実は、長年務めた会社を早期に退職して、
ホウレンソウなどの栽培の農業分野に乗り出して熱意をもやしている友人が、我が家に持ってきてくれたもの。
ホウレンソウだけでなく、メズラシイ赤い大根などの野菜は試験的な栽培だろうか。
意欲満々で、うらやましいほど元気いっぱいだった。
立派なハウスを建てて、無農薬、有機肥料での、出来る限りの「良質の野菜」作りに取り組んでいる。
先日食べさせてもらったら、とってもおいしいホウレンソウだった。
野菜作りの根本となる土作りにもいろいろ熱心に取り組んでいるようだった。
「アスパラガスもいっぺん作ってみたいのさ!」と友人の眼が輝いていた。

温室
     一匹でも蝶が入ったら大変なことになるとか、、
野菜2
     光を浴びる、大事に育てられている野菜の若い葉

白い大根が常識の中、赤い大根とは「稀少」というか、「極少」か、
どっちがより少ないのかわからないが、極めて稀な価値のものであると思う。
このようなメズラシイ大根を見ていたら、
これは、「21世紀型の農業」かな、、と気が付いた。
短期間に、
大量のエネルギー、大量の規模、大量の人員を投入しての大量生産、大量販売で成功した20世紀型産業。
日本においては、20世紀、おもに輸出産業が、そういうやり方で日本全体をリードしてささえてきた。
(農業分野でも同じことがいえるかもしれない。)
しかしながら、米国という巨大な、借金からはじまる市場が無くなってしまった今日、
従来型のやり方はもう成り立たなくなってしまった。
大量生産、大量販売は、もう中国など他国にまかさなければ、日本では価格的にも限界にきている。
これからは、この赤い大根のように、稀少な、個々の花で勝負しなければならないのだろうと思う。
無農薬というやり方も、大きな魅力的な「個」の花。
21世紀型産業のキーワードは、「量子」や「微生物」という。
短時間ではなくて、ゆっくりと時間をかけて、ということも重要になってくる。
今までの大量エネルギーから、低エネルギーでなければならない。
そしてそれらを取り入れた農業もその一つだと言われている。

この先、社会は経済ははどうなっていくのだろう、という私たちの不安をよそに、
友人はもう、早くも、「21世紀型」に踏み出しているんだな、、とつくづく思った私たちだった。

                                           職人K
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2009.12.03 (Thu)

ヘルマンヘッセのニュースから

本を読むヘッセ    ヘルマンへッセのメガネ

今朝のニュースは、大阪でみつかった、昆虫採集の蝶の標本が、
ドイツの文豪、ヘルマンヘッセ(1877-1962)自身による標本だということが、わかったというニュース。
きちんとした正確な字体で書かれた、hesseというサイン、また1927年の採集年月日が、
当時そこに滞在して描かれた水彩画との日付とも一致しているということで、ヘッセ研究の専門家によって明らかにされたようだ。
ヘルマンヘッセの写真が、大きくテレビの画面に映し出されていた。

ヘルマンヘッセといえば、[車輪の下」など文学作品が有名だが、
水彩画やガーデニングなど、自然と深くかかわっている人物としても知られている。
少年のころから、蝶などの昆虫採集にも夢中になっていたようだ。
私は、文学よりも、水彩画などの絵の分野のほうに関心がある。
何年か前には、金沢であったヘルマンヘッセ展を職人Мと一緒に見に行ったことがある。

「ヘルマンヘッセも丸メガネだわね!」
「なんか、うちの丸メガネと似ているわね。」と言うと、
「そうさ。ヘッセのメガネを見て、こんなタイプの丸メガネをいっぺん作ってみようと思ったのさ。」
「えーっ、そういうわけだったとは、、」
と、この形の由来を、本日、あらためて知ることになった私。
職人Мによると、ヘッセは、他にもいろいろなタイプのメガネをかけているという。
いずれにしても、文豪ヘルマンヘッセの肖像に、丸めがねはもう不可欠なものとして、顔と一体になっているようだ。
あらためて、よく似合っていると思った。

ヘルマンヘッセ 書斎にて
                  書斎で執筆中のヘルマンヘッセ

tsujioka製
            こちらは、tsujioka handmade 丸メガネ

ところで、この蝶の採集のことを題材にした、ヘルマンヘッセの作品に、
「少年の日の思い出」というのがある。
日本では、なんと60年以上も前から、今も中学校の国語の教科書に採用されている作品であるという。
私は、当時よほどポカンとしていたのか、それとも違う教科書だったのか、
学校で習った記憶がまるでない。

その内容は、つましい家庭で育った蝶好きの少年が、金持ちの友人エーミールのところへ行って、
そのコレクションの中から、めずらしい蝶(クジャクヤママユ)の標本を盗んでしまう話。
母に言われて、謝りに行くも、ポケットの中には、粉々に壊れてしまった蝶の標本。
「そうか、君は、そういう人だったんだな。」という友人の言葉。
友人の話として語られているが、ヘッセその人のことであるという。
少年の日に暗い夜がさしかけた一瞬をめぐる物語。
だれでも、遠い昔の幼い日には、同じような思いのにがい経験はあるかと思われる。
そんな一瞬を、
ヘッセにとって文学はサナギが蝶になるための脱皮と成長にひとしく、
悪が忍びよる時を見据えて、理性をくらまされない。まさしく大人の文学であるという。
このほど、ヘッセの蝶の標本が日本で発見されたのは興味深いことだと思われた。

                                              職人K
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2009.12.02 (Wed)

プラスティックのテンプル

プラ手

太いプラスティック製のメガネのテンプルです。
そのテンプルが、専門の職人さんによって出来上がってきました。
最近、べっ甲のような味わいを、とおっしゃられる声を参考に、職人Мが考えています。
同じ丸メガネでも、テンプルだけ、べっ甲のごとく、柔らかみがあって存在感のあるものは
いかがでしょうか。イメージが広がってきます。

プラ手2

従来のβチタンのテンプルは軽くて、ばね性も十分、やさしくフイットしますが、
こちらのほうは、重厚感に加えて、時代を感じる存在感で勝負。
それぞれに、魅力をかもし出してくれるはずです。
また、完成品となって、近いうちに、登場してくると思います。 
どうぞ、ご期待下さい。


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2009.12.01 (Tue)

竹めがね、続々

竹メガネ、続々

こちらの柿渋を塗ったような、しっくりした味わいのある茶色の板状のものは、
メガネの竹製のテンプルです。 フロントは丸や12角形などいろいろ。
まだ、テンプルは真っ直ぐなままで、曲線にはなっていません。

                 竹メガネ

テンプルに用いた竹は、煤竹(すすたけ)のごとく時代を感じさせるような風合いに染色されたもの。
竹の節も、ちゃんと表に出ています。 奨励賞をいただいたり、一部の方から御支援の声をいただいたりして、ただ今、何枚か製作中です。
フロントの前枠も、もちろん丸メガネが中心で、色も、黒や渋い色など検討しているところです。
また、くわしくは職人Мのブログで出てくることになると思います。
また、ご期待下さい。


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