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2009.02.28 (Sat)

2月も終わり

雪の朝  
                雪の朝に、花ひとつ

2月も はや終わり。
2月は28日しかないから、特に早く過ぎてしまう。 すぐに3月だ。 月日の過ぎるのは本当に早い。
ついこの間、新年を迎えたところなのに、もう1年の6分の1が過ぎてしまったことになる。

昨日は肌寒くて、東京では 朝方冷たい雪がちらついたと聞いた。
東京で雪が降るというのは、春が近くなったしるしであると、気象予報士が言っていた。
雪の本場である、こちら日本海側でも、3月になってからでも、
もどり寒波が来て、朝方うっすらと雪化粧におおわれていることがよくある。
そんな時は、カメラなど持ち出して、
その美しい風景を写真に撮って納めておきたいという衝動にかられる。
そんな雪は、昼を待たずに、あっという間に消えてしまうことが多い。
そんなことを繰り返しながらも、
季節は、確実にめぐって 春に向かっている。

                                ネコヤナギ
                                       大きくふくらんだネコヤナギの花

100年に一度の年と言われる今年、2009年の3月は、その大きな節目となる月であると思う。
多くの企業がいっせいに3月決算期を迎えるが、 
株価が一段と低迷しているこの時期に、時価会計はなおいっそう上場企業を苦しめるはず。
昨年来から、雇用契約においても、3月いっぱいまで、という発表が多かったように記憶している。 
これから予想される社会事態を考えると、どうしても悲観的になってしまう。
急激に進んだ円高が、ここへきて少しだけ戻ったことだけが救い。 
現在は1ドル、97円88銭付近。 春の雪みたいに一時的なものでありませんように。
どうか、節目である、春の3月が、おだやかに過ぎますようにと、祈らずにはいられない。
                                                     職人K

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2009.02.26 (Thu)

ちょっと楕円の丸メガネ

楕円のメガネ、ケース入れ
 小さな楕円タイプのメガネ、サイズ42ミリ、濃いグレー色、

これは、ちょっと楕円の丸メガネ。 試作品。
昔からの定番の丸メガネから見ると、かなり横長になっていますが、
顔に対して やや小さめにあわせれば、なかなかおしゃれで個性的だと思います。
たまには、こんなメガネもいかがですか?

こんなタイプの小さな丸メガネがとっても良く似合っている人を思い出しました。
今、大活躍の建築家、青木淳氏です。
美術館など公共建築物はもちろん、各地のLouis Vuitton ビル、、特に
銀座並木通りの Louis Vuitton のビルは、写真で見ると、とっても素敵なデザインです。
その青木氏は、たしか、こんなタイプのメガネの愛好者で、トレードマークのようです。

青木氏のそのメガネについて、
「見たところ、特別あつらえのメガネだなぁ、、」 と、職人М。
個性を主張するような、小さな楕円の丸メガネも、なかなか素敵です。

        じゅん青木淳の設計ビル   青木淳ビル2       氏青木氏
        Louis Vuitton のビル         夜景         マイクを握る青木淳氏

   
       ( # 京都で青木淳氏の講演会があるようです。 )
        2009、2、28、(土)14:30~16:30。 無料     
        京都市左京区、京都大学百周年時計台記念館 百周年記念ホール

   
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2009.02.24 (Tue)

NHKドラマ「白洲次郎」から、丸メガネ

白洲次郎2

今度の土曜日、2月28日から、NHKのドラマシリーズ、「白洲次郎」が始まるという。
今、さかんに前宣伝を行なっている。 テレビドラマ初出演、伊勢谷友介という俳優の熱演らしいが、
どんなドラマになっているんだろうか。 楽しみにいちどぜひ見てみたいと思う。 

それにしても、今、なぜ 白洲次郎なんだろうか。
タイムリーといえば、タイムリーな時期であるかもしれない。
多くの人が、政治あるいは政治家というものに、こんなに落胆してしまっている事態は、
これまでになかったと思うから。 
ここ最近の日本の政治は、最悪のように思われる。
今の政治家を、白州次郎が見たら、何というだろうか。
あまりの姿にびっくりして、唖然としてしまうかもしれない。

昭和史の政治の裏舞台で、大いに活躍されたとして知られる、白洲次郎。
日本で、「ジェントルマン」と呼ばれるに最もふさわしいとされる人物、
GHQに、日本で唯一、従順ならざる男と称された人物、
日米講和条約締結の際、独立宣言文を英語ではなくて、日本語に書き換えさせた男、
180センチの長身、流暢な英語、車をカッコよく乗り回し、日本ではじめてGパンをはいた男、、
いろいろエピソードがあるが、なるほど、写真を見ても、
いずれも、そのエピソードのとおり、とてもカッコいい。
そして だれよりも 日本人であることの誇りを持っていた男、白洲次郎。

こんな人物が、日本に、政治の舞台に、かつて存在していたということが、
私たちに誇りと自信を取り戻させてくれると思う。
どのように描かれているかは知らないが、今こそ、この番組を見てみたいと思う。

そして、ドラマの予告では、もう一つ、おすすめの注目の点、
それは、この時代に登場人物がかけている、丸メガネ。
これぞ、Gentlemanのメガネ。 上品で、知性があり、人間味が感じられる、丸メガネ。
顔に対して、少し大きめかなとも思うけれど、
吉田茂から、青山二郎、奥田瑛二演ずる白州の父など、、とてもよく似合っていると思う。

映画、「日本の青空」の中でもそうだった。
ぜひ、一度 丸めがねをかけているところを、その雰囲気を見てほしいと思う。
こんな丸メガネをかけた感じのジェントルマンに、女性はあこがれてしまう。(^^ゞ
角ばったものより、丸だと思う。 
                                          職人K

  吉田茂   辰巳栄一

  青山二郎   白州文平

  NHK ドラマスペシャル、[ 白洲次郎 ] より
  ドラマは3回シリーズで、第一回は、2月28日夜9時から。

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2009.02.22 (Sun)

梅園をたずねて

水仙と梅

昨日までの冬の寒気も一服、今日は朝からまた暖かさが戻ったような、のどかな天気。
家のまわりにある梅の木も、ついこの前から すでにいっせいにその白い花が咲いている。
今日は朝から、日本海に面した、こちら福井県の河野村海岸にある、山の梅園を訪ねて見た。

お正月には、ここの梅の木の枝を生け花用にいただいた。
堅かったつぼみも、時期が来ればちゃんと花開いて、今、我が家の玄関を飾っている。
その梅の枝のあったお里ともいうべき、梅園を訪ねれば、香り高い越前水仙の花とともに、
どの梅の木も、いっせいに咲きそろって、ちょうど今、花盛りの真っ最中、
しかも その枝ぶりは、よく手入れされ、見事な枝ぶりの木ばかりだった。
6月には、この花からまた 立派な実がたくさん収穫できるはず。
今年もどうか良質の実がたくさん収穫できますように。 見物客の私も そんな気持ちになった。



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2009.02.20 (Fri)

ホッと一息

モスバーガー

今日は20日、毎月の仕事の納品の区切りの日。 ここ2、3日 バタバタと忙しかった。
ついこの前まで暖かだったのに、急にまた冬の寒気が戻っている。
あちこちで突風が吹くなど、冬将軍が舞い戻った仕業だろうか。

このきびしい経済状況にあっても、ユニクロやマクドナルドなどは、不況などどこ吹く風、
かえってその不況を追い風に、経営戦略がうまくいっている企業であるという。

今日は、バタバタしていた日も一区切りついて、夕刻、
久しぶりに モスバーガーをおみやげに買ってきてくれた人がある。
めったに行くことはないけれど、たまに食べるファーストフードのハンバーガー。
納品日も無事終わり、ひときわ おいしく感じられた。
実をいうと、 ここの海老カツバーガーは大好物の一つ。
毎日食べたくはないけれど、、
こうしてハンバーガーを食べながら喜ぶひとときがある私は、
シアワセモノだとつくづく思われた。
ハンバーガーの温かさと、気持ちの温かさが、うれしかった。
                                               職人K
EDIT  |  23:55  |  日記  |  Top↑
2009.02.18 (Wed)

クリントン国務長官来日

クリントン国務長官が来日。
中川財務大臣の辞任か否かで、日本の政局が大きく揺らいでいる中、
オバマ政権の初めての閣僚、ヒラリー・クリントン長官がさっそうと日本にやってきた。
日米関係を何より重んじる意味をこめての、第一番目の訪問国としての日本であるという。
これからはアジアが重要なパートナーとのことで、あといちばん大事な中国へと続くのだろうけれど、
そのさわやかな笑顔の裏には、何がかくされているのかと思うとコワイ、コワイ。
これから日本や中国にさらに望むこと、それはやはり、核心は、MONEYであると思う。
次から次へと どれだけ協力を要求されるのか、国民の一人として本当に心配になってくる。
もう、日本には、何も ありませんよ、と言いたいところだ。

サブプライムローンの被害はとても少なかったというのに、
あれよあれよという間に 実体経済への影響が大きく広がってきて、
その落ち込みようは、世界でいちばん大きい下落率であるとニュースで報じている。
輸出がたのみの日本であるから仕方ないにしても、
このところの円高がさらに状況を深刻にしてしまっている。

世界経済の危機の原因を作っておきながら、
これ以上、何を協力せよというのか、むしのいい話であるといつも思う。
もう これからは国の税収も見込めず、多くの人が失業して、
日本は、ないない尽くしの国になるというのに。

第一、今回の事態を招いた、その金融システムは、ブッシュ政権以前から、
ヒラリーの夫君の、クリントン大統領時代にすでに大きくすすめられた政策ではなかったか。

今回の経済の大きな落ち込みの、その先は、
これまでのここ30年の歩んできた経験、常識を大きく変えねばならないような、
日本経済の大きな転換点となるようだ。
「100年に一度の危機」 と、だれもが口にするけれど、
本当のところ どんなふうになるのかわからない。
これまでの常識の延長線では考えられないような、
安易なものではないことだけは確かなようだ。
どう、心構えを持ったらよいのだろうか。

多くの人の期待を一心に受けて、オバマ政権が動き出したけれど、
その穴を埋めるべく必要なMONEYは、とてつもない巨大なものであるという。
依然、世界の基軸通貨てある、米国のドル通貨であるが、
これからどうなるのだろうか。 ドルの崩壊も近いとも言われている。
ドル通貨と米国の未来を考えるとき、
繁栄の象徴のような都市の摩天楼の風景と、何かこの曲がぴったり合うようにも感じられる。
アフガニスタンへのさらなる兵力増強、出費にも もちろん反対だ。
                                                   職人K

        
、、、、 ボブ・ディラン Knocking on Heaven's Door (天国への扉)
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2009.02.15 (Sun)

春の川辺から、マガモ

カモたち2

かも3
                                       写真、職人M

今日も2月とは思えないほどの暖かさだった。
近くを流れる、一級河川、日野川。 こちらは 今 マガモがたくさん浮かんで泳いでいるのが見られる。 緑の頭のがオス、全体が茶色のがメスだ。 ほぼ同数 散らばって浮かんでみられた。
動物の世界では、人間とちがって、オスのほうが美しい衣装をまとっているようだ。


EDIT  |  20:38  |  ART M  |  Top↑
2009.02.14 (Sat)

TOMORROW CLASSIC コレクション

今日はバレンタインの日。
しかし、チョコレートなんぞはどうでもいい。
あのメガネがずっと気にかかっているんだ。 
そう、リム巻き模様のついた、あのトラトラ模様の耳あての、
TOMORROW CLASSICコレクションにあったもの!! 
目下の関心ごとは、あの丸メガネさ。

アンティックシルバー/デミブラウン巻き丸メガネ

あの丸メガネをかけて、、、どんな感じかしらん、、ボク好みなんだけど、、、、
うーん、 何としてもほしい、、 ちょっと、問い合わせしてみようかな、、

tomorrow classic トラが

                                  2.14     トラのつぶやき
   、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

               どうぞ、お問い合わせ、お待ち申しています。


               tomorrow<<<<
              
      ドレスアップの仕上げは、今年から新しい、TOMORROW CLASSIC コレクションで。

              色は2種類。 上、アンティックゴールド/ブラウンデミ巻き仕様
                       下、アンティックシルバー/ダークブラウンデミ巻き仕様
  

EDIT  |  12:55  |  めがね関連  |  Top↑
2009.02.12 (Thu)

春、紅白梅の図

紅梅、k
                                    紅梅 、  
白梅写真
                                    白梅 、 (いずれも鯖江市内)

今日は暖かな春の天気、3月上旬の陽気とのことだった。
今年は例年よりもずっと雪も少なく(平地の積雪ゼロ)、やはり暖冬といえると思う。
こちら北陸でも、あちらこちらで、梅の花が咲き始めてきた。
梅の花は、紅白そろうと、とてもおめでたい感じ、、そして春を告げる花であると思う。

この日、学問の場にいて、3月の卒業の日を迎えるにあたり、その越えなければならない峠、
それまでの集大成、成果の論文発表の日がついに来て、ずいぶん緊張しまくっていた一人から、
無事、何とか終了した、とのうれしい報告があった。 
鳥でいうなら、公けの晴れ舞台での、初さえずりか。 シジュウカラなら、
地鳴きのツー、ツー、ツーではなくて、さえずりのツツピー、ツツピー、ツツピーである。
緊張のあまり、声も途切れがちだったらしいが、
最後まで、ひとまず、発表し終えたことは本当によかったと思う。\(^o^)/
おめでたい良き日となった。 心から お、め、で、と、う。
                                             職人K
EDIT  |  22:45  |  日記  |  Top↑
2009.02.11 (Wed)

art gallery 、シジュウカラ、春のさえずり

シジュウカラ2

シジュウカラ1
                           鯖江市西山の散歩道より、 写真職人M


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2009.02.09 (Mon)

学問の世界 Ⅲ 今西進化論から

                                          カゲロウ
                                                 水中のカゲロウ

今西錦司は、加茂川に生息するヒラタカゲロウの生態を観測する中、そこからヒントを得て、
ダーウィンの進化論とは異なる、「今西進化論」ともいうべき、独自の進化論を打ち出すに至った。

「進化論」といっても、その中にはいろいろな考え方があるが、
「何が、進化を進める原動力となったのか」ということについて、そのとらえ方に違いがある。
ダーウィンの進化論は、「種の起源」に示されているように、自然淘汰、適者生存の説で、
進化は突然変異から始まり、そうして生まれた個体は生存競争に打ち勝ったものだけが残り、敗れたものは滅亡していく、という考え方。 そして今日までその大きな流れが支持され現在に至っている。

これに対して 今西の進化理論は、それら自然淘汰を否定し、『棲み分け理論』と呼ばれるように、
「進化とは、種社会の棲み分けの密度化であり、個体から始まるのではなく、種社会を構成している種個体の全体が、変わるべき時がきたら、皆一斉に変わるのである」と言う。

つまり、、「ある種から新しい種が生まれても、従来種は駆逐されることなく、新しい種と共存してゆくものであり、その発生事態も突然変異などによる偶発的なものでなく、環境の変化などによって、時期が来たら複数の個体が、あたかも化学反応のように、同時多発的に変化してゆく現象が進化である」という。

進化の理論は、そのまま人間社会の歴史にあてはめて考えることが出来るとも思うが、
今西によると、ダーウィンの進化論の受け入れられた背景には、ちょうどそのころ資本主義が勃興しかけてきたヨーロッパ社会があり、当時唱えられた、マルサスの人口論があるのではないかという。
すなわち、「人口の増加は等比級数的であるのに対し、食料の生産は等差級数的にしか伸びないから、一部の人間の貧乏・飢餓は一種の自然現象として不可避である」 という適者生存説だ。
人間社会の現象をそのまま、生物社会に援用したのではないか、という。

「いずれにしても、生存競争と、調和のとれた生物全体社会の進化とは、私の頭の中では、どうしても両立の許されないものに映る。」 と。
今西は、自然淘汰、適者生存の説の前提となっている、ダーウィンの自然観に疑問を持っており、
この自然全体というものを、生存競争の場と見なしているのが不満であるという。

生存競争ではなくて、「むしろ運のよいものが生き残ったと考えたほうがいい。 極端にいえば、そう考えた。 『運がいい』とは、まことに非科学的な言葉だが、今西はそれを全力をかけて解明したかったようだ。 「その『運』をこそ、自然界が襞(ひだ)の奥にひそませているのではないかと考えたのである」 とのこと。 激しくも厳しい自然のなかにひそむ『抱擁の構造』に、むしろ進化の原理の萌芽を見たのである」 という。

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2009.02.08 (Sun)

学問の世界 Ⅱ  今西錦司

 「自然学の提唱」                                   今西錦司

とにかく今日ほど自然という字の氾濫している時代はない。 自然保護も自然破壊も含めて。 そういうことを言っている人に、はたしてどの程度までの自然の認識があるのだろうか。 自然が叫ばれる頻度とはうらはらに、今日ほど自然の認識の貧困な時代は、ないのではないか。 その原因の一半は、学生に自然学を教えるひとがないからである。 大学に自然学の講座がないからである。 かつては理科系の学生に自然概論が講義されていた時があったといった。 専門化するまえの理科系の学生に、自然学の講義を与える必要があるのでなかろうか。 いや、もっと以前に、高校で、あるいは中学で、自然とはなにか、全体自然とはなにか、を教える必要があるのでなかろうか。 自然は物質ではなくて、生き物であり、われわれさえ、かつてはその中にもろもろの生物とともに育まれていた巨大な母体であり、巨人であり、怪物であるということを。

自然学の探究に自然科学的方法論を用いて悪いという理由はどこにもない。 しかし、自然学の探求には、その方法論を用いるだけでは、到達できない一面がある。 自然学は自然科学系列からはみ出した学問なのであろう。 自然学には直観の世界も、無意識の世界も、取り込まれなければならないからである。

世の中にはまた、そんな学問をして何になるのかという愚問を発するひとが、いないともかぎらない。自然学にかぎらず、学問といえばすべて実益につながらないものである。 親の残してくれた身代を蕩尽しても顧みない馬鹿息子のやる仕事である。 現在の大学には、まだ印哲(インド哲学)などという講座がのこっているか゜、おそらくお金もうけのしたい学生は、こんなところへははいらないであろう。 それにもかかわらず、みんながお金もうけに走って、学問する人間がいなくなったら大変なことになる。 自然とは何か、人生とは何か、これはわれわれ人間に課せられた永遠の課題である。 こういう困難な問題と取り組もうという人間こそ、数ある人間の中のエリートでなければならない。

ここでやめたら、せつかくの自然学の提唱が中途半端になるかもしれない。 しかし、この問題を進化論研究のしめくくりにもってきた理由を、少し述べておかねばなるまい。 私は私の進化論研究も、実は自然科学研究の重要な一環であると見なしていた。、、、、
、、、、    、、、、
いま筆をとっているのは、生態学者でも人類学者でもなくて、自然学者の今西錦司である。

                                   今西錦司、「生物の世界」より 抜粋

 今西錦司(1902-1992)、京都学派碩学の一人。京都西陣の織元の家に生まれる。
                   人類学者、動物学者、京都帝国大学農学部卒。         
                   カゲロウ種間の比較観察から棲み分け理論を唱える。
                   後年は、生存競争を強調する西欧の進化論を批判。
                   種社会の主体性と共存の理論にもとづく独自の進化論を展開。
                   登山家、探検家としても知られる。

  京都大学農学部門 
  かつては今西錦司も通っていた、現在の京都大学農学部正門

     当時、山男なら二階の教室から下りるのに階段は利用せず、
     窓から飛び降りるか、ロープを使って下りることが習わしであり、
     あとには大学当局より厳重注意されたという話がある。
     良き時代の賜物であったか、、、        
                                        登録有形文化財
                                近代建築物として文化財に指定されている。
    *1924年(大正14年)に森田慶一による設計にて建築されたという。
      ドイツ表現派のモチーフを取り入れつつ,薄い屋根に日本の瓦を載せた品格ある造り。
      門にはツタが這っていて歴史を感じさせる。

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2009.02.07 (Sat)

学問の世界 Ⅰ

ハトが行く

毎日、日々深刻になっていく経済悪化の状況がニュースで報じられている。
いったいどこまで進むのだろうか、、と本当に恐ろしくなってくる。
こうなってくると、中高年はおろか、新卒の若い人の就職口さえ困難になってくる。
最近は、大学ならば、卒業のずいぶん前からの早過ぎる就職活動がいかがなものかと、
よく話題にされてきたところだったが、ここへきて、
いっそうそのことが進みそうな気配になってきた。
これからの若い人は、以前の好景気の時にくらべたら、本当に気の毒であると思う。
若い世代の未来が暗いことはとてもつらい。
けれど、早くから就職先をさがすための活動のために 勉強どころではない、というのは
やはり、問題であると思う。 
何のために学問の場へ行ったのかわからない。

昨年は、ノーベル賞受賞者に日本人が多くて、とても誇らしい結果となった。
けれど、その成果は何十年も前の、ずいぶん昔に行われた研究成果に対してだ。
今後、南部陽一郎先生をはじめとする方々に続くような、若い人がはたして出てくるだろうか。

また、学問の場である、大学のそのものも変わった。
国立大学の独立法人化で、個々の大学が経営が成り立つように自分でやっていかなければならないようになった。 学問にまで採算性が問われるようになってきたように思われる。
学問自体もどんどん細分化されて専門化が進んでいるようだ。
今、脚光を浴びるような研究は、確かに世のため人のためすぐに役立つことであり、
ひいては、大変な経済効果にもつながるものであろうからどんどん進めなければならないけれど、
何もかもそればかりが良いとも言えないのでは、と思われる。
第一、先のノーベル賞の理論物理学、あるいは基礎物理学の分野などは、また地味な文学の分野など、、も、経済的効果だけを目的とした場合には、実利からは遠く離れた、およそはやらない分野になってしまうのではないだろうか。

実利に結び付かない学問は意味がない、というような最近の考え方があるが、
全部の大学は仕方がないにしても、せめていくつかの主要な大学は、
国の管理下のもと じゅうぶん保護されてしかるべきではなかっただろうか。

最近の急転直下の経済の行方を思うにつけ、
過去のことは何でもよく思えるものなのかもしれないけれど、
つくづく 30年くらい前までは、何もかもが良かった時代に思えて仕方がない。
一億何千万の人がみんな中流だと思えたのんきな時代、
社会も、職場も、人の心もまだあたたかで余裕があった。
また学問の場である大学も、社会に出るための、一般教養を身につけるべく十分な学びの時間があったように思う。 そして、世の中をリードする、高い知性の塔として輝いていたように思う。
昔の偉業を成し遂げた人物伝を読んでみると、
学問だけでなく、おおいに遊ぶという余裕の時間も同時にあったことがわかる。

今度の経済の急転直下の変貌は、これまでの経験を超えたものになるような拡がりを見せている。
これから、すべての人が共にうまくやっていくためには、
これまでのやり方を 根本的に変えなければならないかもしれない。
超大国の米国がそうでなくなるように、これまでの経済の仕組みも大きく変わっていくかもしれない。
そんなとき、きっと、かつての心、かつての時代の知性、
また昔から大事にされてきた当たり前の教養といったものが、
いよいよ重要になってくるのでは、、と思われてくる。
大きな利潤の追求だけではなくて、どうしたら共に生存できるか、ということになると思う。
たとえば、「足るを知る」とか、いかに生きるかというような哲学が必要かもしれない。
昔のいう「分」をわきまえる、ということも大事になってくるのでは、と思われる。
いずれにしても、金もうけ第一主義の時代というのは、
米国の金融システムの崩壊とともに、大きく崩れゆくことになったことだけは確かだ。

                                                     職人K
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2009.02.04 (Wed)

節分の日、豆まきから

大豆2  大豆1

昨日は節分の日。 全国あちらこちらで、厄払いや無病息災を願って、
その豆まきの行事が行われたようだ。
豆まき、といえば大豆。
この大豆に縁があって、それに関する何らかの研究や勉強をずっと続けている人たちがいる。
学生ならば、今は その集大成ともいえる、まとめの時期に入っている頃。
何かと気力が必要なこの時期、
質や栄養の点から「奇跡の穀物」と言われるこの大豆をたくさん食べて、
大豆自らの持っているミラクルパワーをおおいに取り込み、
元気を持ち続けてほしいと願うものだ。
今日は暦の上ではもう 立春、春はもうすぐそこにまで来ているのだから。

昨年は、世界的に 大豆など穀物価格が急騰して、
現在のところ大豆自給率5%という我が国にとっては、その先がおおいに心配されたが、
今のところ、大豆製品の価格もそんなには上がっていないようで ひとまず安心。
けれど、先のことはわからない。
やはり、外国なみに食糧の自給率は上げてくべきではないか、と思われる。

節分の日にちなんで、大豆を少しだけ 煎り豆にしてみた。
フライパンで煎っただけの煎り豆であるが、何とも香ばしい素朴な味。
調味料は使わないから、かえって豆本来の味が味わえると思う。
付近にいい香りもただよってくる。
「かぐわしいのう。」との声が聞こえてくる。
「う~まい!!」と思わず叫んでしまいそうな、出来たての煎り豆の味であった。    職人K


  うー、まい!       うまいーの図
  和歌山県連の柿の箱に、こんな絵が、、      「う~まい!!」 大豆 !!
                                Unn、my DAIZE is ミラクル cereals!  
                                     
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2009.02.01 (Sun)

チタン一枚板枠(カブトン)に新色「Cu」

 カブトン、新色、10円玉
         元素記号、Cuのイメージを楽しむあなたは化学者

従来のチタン一枚板枠丸メガネ(通称カプトン)のこれまでの3色(黒、ブラウン、グレイ)に、
新しい色が加わって、こんな赤銅色はいかがでしょうか?
使いこんだ10円玉の色のイメージです。
本当はチタン(Ti)だけれど、表面は銅(Cu)のイメージでドウでしょうか?

 チタン一枚板、3点
         従来のBLACK、BROWN、GLAYの3色 (上から順に)

  * 銀(Ag)色にかがやく陶板は職人Mの作品。 陶土は若狭瓦(銀瓦)に使用される粘土。
  古代若狭瓦は福井県の小浜城築城の際に、御用瓦として製造されたのが始まりといわれる。 
  だるま窯という独特の窯でいぶし焼きにして作られ、良質な粘土から生み出される瓦は、
  耐久性があって凍結による割れも少ないと言われる。
  今でも小浜市内では何か所かその銀色に光る若狭瓦が見られるが、
  現在では 残念ながら 受注生産のみで、
  現在は数少ない後継者、小浜市相生の四方純一氏らにより 引き継がれているのみと聞く。

                                           職人K       
                                                
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