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2009.01.24 (Sat)

庭のヒヨドリ Ⅰ

亡くなった南天の実
すっかり無くなってしまった南天の実

また雪の天気の日。 このところ、降っては消え、消えては降る天気の繰り返しだ。
庭のほうをのぞいたら、家のまわりの植え込みの南天の赤い実がすっかり無くなってしまっている。
歳の暮れ、お正月には赤い実のついたふさふさした立派なフサがたしか5,6個はあった。 
今はどのフサにも赤い実はない。
腐りかけて食べれない2、3個の実だけが残っているだけだ。

「ぴーぃ!! ぴぴぃー!!」
鳥の鳴く声が庭にひびく。 その大きな声の主は、ヒヨドリ。
お世辞にも美しいとは言えない、けたたましいような大きな鳴き声。

ひよどり3
「ぴぃーー!!」

南天の赤い実をすっからかんに食べてしまったのは、このヒヨドリのようである。
小鳥と比べるとちょっと大きめな体の、鳴き声も大きい、里ではおなじみのヒヨドリ。
我が家の庭にもちょくちょくやって来る。
今までは、南天の実には見向きもしなかったけれど、こうして雪が降ってきて、一面が真っ白になると、食べ物も限られてくるのだろうと思う。
あまり雪が続くようならば、お正月の生け花の千両や南天の木も外に持ち出して、
声は悪いけれど、なぜか愛くるしい、無邪気なヒヨドリのために、
実のついた生け花の枝を、何でも良いから、置いてやりたい、、そんな気がしてくる。

  「 鳥の鳴く声で、ハッと我にかえった、、、もし、その時、ヒヨが鳴かなかったならば、
    あるいは、 私は発狂していたかもしれない、、、  」

という有名な一節がある。
民俗学者、柳田国男(1875-1962)の晩年の「故郷70年」に書かれた、
少年の頃の体験の話であるという。

 「ぴぴーぃ!!」
その大きなヒヨドリの声を聞いても、私には何の感じるところもないが、
深い感受性の持ち主だと言われる、柳田国男の体験の話が思い出されてくる。
         
                                                  職人K

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