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2008.04.30 (Wed)

連休の一日、白山周辺散策

石川県の白山の周辺、大嵐山というところへ出かけてみた。遠くの山へ出かけてみるのは、ずいぶん久しぶり。ここは春が始まったばかり。水芭蕉からはじまって、いろいろな花や木々が見られてめずらしかった。いつも思うのだが、その山、その場所、特有の植物や 多く見られる花というのがある。それらがその土地を選ぶのか、またその土地がそれらを選ぶのか、はたまた縁でつながっているのか、いつも不思議に思われる。

白山を望む、2008-4-29
白山(2702m)を望む

ぶなの林
ブナ林の中を行く

ブナの若葉、2008-4-29
ブナの若葉は産毛におおわれて赤ちゃんのよう

二つの花、いわかがみ2008-4-29
いわうちわの花、ペア

たむしばの花、2008-4-29
たむしばの花、花、花

                                  写真、職人M
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2008.04.28 (Mon)

論語解釈から

日野川、2008-4-27
越前の国を南北に流れる、日野川

今から2500年も前に書かれたという、[論語]には古来、多くの注釈書があるというが、
桑原武夫によるそれはとても素晴らしい、ということが先日の新聞に書かれていた。
桑原武夫(1904-1988)とは、福井県敦賀市出身の仏文学者である。いわゆる京都学派、碩学の人、と言われる一人であると思う。新聞記事の書き手は 京都大学時代に大学院生として、その論語の解釈の口述筆記のお手伝いをした、という井波律子氏である。当時桑原先生は御歳70、老大家であり、恐れ多くも、という感じであったというが、筆記をしながら聞いていて 気持ちがいいほど圧倒されてしまったという。その時、2500年という、とてつもなく長い年月を越えて、孔子と、桑原先生と二人が出会って、対話しているように思われたという。桑原武夫を知る、貴重な証言でとても興味深い。

[子、川のほとりに在りて曰く、逝く者はかくのごときか、昼夜を舎(お)かず] という有名な一節がある。
孔子が川のほとりで流れを見ながら
「すべて過ぎ行くものはこれと同じだな。一刻も止まることがない」 と詠嘆する。 
でもそれは 「絶望ではない。美しい諦念だ」と言われる。桑原先生らしい、すこやかな解釈だと思う、と。
桑原武夫による注釈は 堅苦しい聖人のイメージから 人間である孔子を浮かび上がらせた書として
名高いという。桑原武夫はフランス文学が専門なのかと思っていたら、論語の解釈まで書いているとは知らなかった。

私がほんの少しだけど読みかじったものは、たしか 貝塚茂樹注釈の論語だったと思う。
読み手が読み手であるから、どの人の注釈書であろうと 理解はほとんど変わらないと思う。
しかしながら、かつて私の先生が言われたことは、とても衝撃的で心にひびいたことを 今でもよく覚えている。論語のいちばん最初の 学而編第一章、
「子曰く、学びて時に習う、またたのしからずや、朋、遠きよりならび来たる、また楽しからずや、、」
というのがあるが、この後半の 楽しからずや、というのは単純にうれしい楽しいだけではない。 
そうじゃない。 友はまた明日には帰ってしまう、悲しいものだ、とも言っているのだ。 
その悲しみをふまえて、楽しからずや、と表現していることもわからなければならない。
単純にその言葉だけしか、解釈できないのであれば、とても 論語を理解できた、とは言えない。
古書はとても奥が深い。眼光紙背に徹す、とはこのようなことだ、、と言うような意味のことを聞いた。
「そうなんですか。」 と言うと、
「当ったりまえやがね、、、これやで困る。 そんな単純なもんなら、いつまでも残らんわね、、
わははっはーっ、、、」 と、こんな具合だった。
先生は越前市の中心部にある、江戸時代から続く、廃寺跡の古い住居に住んでおられたが、
在野にあって、先生ほどの、博覧強記、学問の人を、後にも先にも他に見たことがない。
先生こそ、碩学の人であった。

桑原武夫、という老大家を前に、圧倒され、恐れ入りながら、また尊敬の念で喜びにふるえて記述をしている、井波氏の気持ちが 私にはとてもよくわかるような気がするのである。
そこには かつて孔子と高弟との対話があったように、桑原武夫と井波氏の間にまた同じように、
師と弟子との光景があり、かつてと同じように対話が繰り返されたはずだと思うからである。
そして 私の先生の晩年も、桑原武夫の解釈のとおり、孔子と同じように最後までやはり 
「美しい諦念」で貫かれていたように思われる。  職人K

日野山、2008-4-27
孤高の趣をなす、日野山はすなわち先生の姿
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2008.04.26 (Sat)

art  gallery  ガチャピンとムック

ガチャピン2008-4-26

ムック 


ガチャピンとムック
びっくりしたなぁ、、うん、ほんとに、、
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2008.04.25 (Fri)

麦作の田んぼ(畑)

麦、2008-4-24
雨あがり、麦の穂が風にそよいで

昨夜からの久しぶりの雨をうけて、すっかり穂の生え揃った麦が、雨粒を払うように、風にゆれて美しい。この麦は、昨年に種まかれて、青い短い苗のまま、冬を越したもの。 米の転作として、作られているものである。 今、田植えの準備にとりかかっている米とはちがって、6月ころに黄金色の、いわゆる麦秋を迎えて 収穫となるはずである。 最近は減反のために作られるようになったが、高温多湿の日本では、米ほどは栽培には適してはいない。こちら福井でも、飼料となるのが多いとも聞くが、よくわからない。米は収穫期には穂が垂れるが、麦の穂は天に向かってまっすぐ上を向いたままである。
そういう意味では、米は内向的で日本のよう、麦は主張する西洋のようである。、

しかしながら、この美しい風景とはうらはらに、のんきなことは言っていられない時代がすぐそこに来ているようだ。専門家によると、米はもちろんのこと、麦、とうもろこし、大豆、、、主要な穀物が、世界で深刻な事態になっているという。 危機的状況に進みつつあることを今に思い知らされるはずだという。 何より、もう 日本には、かつての量が入ってこないのだという。 買い付けが出来ないのだ。
穀物など農産物の自給率を高めなければならない、と以前から言われてきたが、
これからは 否が応でも自給率は高くなるとのこと。 他国から入ってこないのだから、米でも麦でも
大豆でも、、とにかく何でも栽培できるものはどんどん自国で作って調達する他に方法がないというのである。

チベットに自由を、という抗議の暴動だけではない。
インドネシアなど、世界の各地で 食糧の高騰に対しての暴動がすでに起きている。
パキスタンでは 米の配給カードが配られたとの事である。
オーストラリアでは 深刻な干ばつに見舞われている。
自然の現象だけでなく、ここ最近の バイオ燃料への移行で、食料としての量が十分確保できなくなっている。 中国の需要もある。 投機も加わっている。 あちこちの国で穀物など農産物の輸出を制限しはじめているらしい。他国に食料をたよって、どこよりも自給率の低い、日本であるが、いよいよ、根本から考えなおさなければならない時が来たようだ。        職人K
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2008.04.24 (Thu)

レッサーパンダ、戻る

  3333322222.jpg
   レッサーパンダのミンファ
  ジャイアントパンダと区別して、lesser(より小さいほうの)の意味から、
  レッサーパンダと言われるようになった。

先日行方不明になっていた、西山公園のレッサーパンダが無事発見された。
西山公園までの遊歩道は、いつもの散策のコースである。もしかして、山の中かな、と心配していたけれど、無事、保護されて本当に良かったと思う。
昨日のNHKテレビの9時の全国ニュースでも報道されていた。150人体制で捜索していたところ、
公園から近くの民家の道路の側溝にかくれているところを発見されたとのこと、4回も麻酔の注射を打たれての捕獲で、見ていてちょっとかわいそうだった。このミンファちゃんは、3月20日に千葉県市川動物園から お嫁入りで 来たばかりとのこと。 そんなことは、全く 知らなかった。
新しい環境に慣れるため、しばらくは公開されていなかったとのことだが、かわいそうに やはり元のところへ帰りたかったのだろうか。 パンダのこころを思うとつらくなってくる。 
元の動物園ではファンも多かったらしく、鯖江市にも 心配する声が多数届いていたようだ。
受け入れた、こちら側も 大事にしなくてはならない。 やんちゃでお転婆さんのミンファちゃんには、この施設の柵は少し低すぎたようだ。それとも あまりにたくさんの美しいつつじの花の匂いにさそわれて出てしまったのだろうか。
無事保護した時の、飼育係の人の、憔悴と安堵の表情が 見ていて気の毒だった。
いつだったか、西山動物園を訪れた時、いないと思ってた、手長ザルが 飼育係りの人の、
[ほーい」と言う声に、元気よく、パパッと奥から飛び出してきたことを思い出した。  職人K
EDIT  |  08:10  |  日記  |  Top↑
2008.04.22 (Tue)

八重の山吹の花に出会う

昨日、車を運転していたら、偶然にも 見事な 八重の山吹の花に出会った。
やはり この八重のものは 栽培種なのだろうか。 すぐ近くの 神社の 元、参道である道の横に
見事な株が4つ5つ、今まさに満開、いちばんの見頃の時を迎えていた。 こんなに近くに、またこんなに見事な花があったなんて、、、もう この地で暮らしてから30年近くにもなろうとしているのに、知らなかった。
人でも本でもそうだけれど、花でさえも、出会いの時というものは やはりあるものだとつくづく思った。
これも縁なのだろう。 この間、山吹の花について あれこれ考えたばかりであるから。
それに 今は デジカメ、というスグレモノを持っている。 カメラの達人の指導もずいぶん受けた私だから、もう うれしくなって何枚も写してしまった。それほど見事な八重の山吹の花であった。
ここは、学問の神さま、京都の北野天満宮とゆかりがあるという、その名も 天満神社というところである。          職人K

八重の山吹の花4-22-a

八重の山吹の花4-22

八重の山吹の花、つぼみ4-22

八重の山吹の花4-22-b

EDIT  |  19:03  |  日記  |  Top↑
2008.04.21 (Mon)

art gallery  若葉のころ

 ほんのしばらく間に いつもの遊歩道も 若葉の美しい景色になっていた。
やがて この山の表側の公園は ピンクや白のつつじ(アザレア)の花がいっせいに咲き出して、多くの見物客でにぎわってくるだろう。 期間中は数万人の出入りと聞く。 ただし、その奥の遊歩道は訪れる人は少ない。こんなに良いところがあっても、静寂よりは、人の集まる、にぎやかな所を、現代の人は 好んで選んでいるのではないか、と思われる。

新緑の散歩道、西山
石仏も新緑を見て
若葉、西山公園
それぞれの種類の若葉
ちごゆりの花1
山道のわきの稚児ゆりも 道行く人を見て
ちごゆりの花2
稚児ゆりの花
若葉、もみじ
もみじの若葉
夕日に映えるあけびの葉
陽を浴びて。つるもの、の若葉
木々の緑
これから芽吹きが始まる木々
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2008.04.19 (Sat)

霧島つつじの花

きりしま、つつじ2
朱色の花と 黄緑色の葉とのコントラストが美しい
きりしまつつじ3
大きな 霧島つつじの木
 
 昨日の雨のあと、太陽の光を浴びて、家にある、つつじの花がいっせいに咲き始めてきた。
これは、霧島つつじ、という品種のもの。 つつじの花で有名な、西山公園の代表的なつつじの花とは
ちがって、その名のとおり、九州の霧島に自生しているつつじが原種のようである。

 わざわざ よそへ見に行かなくても こんなに立派なつつじの花が近くにあるのだから、ということで、お昼は外へ出て、お花の前に座布団など出してきて、そしてついには、お昼の食べ物まで運び出して、家族でお花見しながらいただいてしまった。 自然とのかかわりで、
outside in 、inside out の 後者を実行したわけである。
今日は一日、みっちり仕事もして、そんな中で、お花見しながら 外での昼食は この上なくリッチで、 おいしかった。  職人K

つつじオ写す
写真撮影もあって。



EDIT  |  23:50  |  日記  |  Top↑
2008.04.18 (Fri)

アルピニストの本棚から

                                    ハンネス・シュナイダー

 ハンネス・シュナイダー(1890-1955) という、「スキーの父」と言われた人がある。
オーストリア生まれ。数多くの国際競技会に出場。 映画[スキーの驚異]や、その著書にて 多くのファンを魅了し、その結果、二本杖を使っての、アールベルグスキー術というのが急速に広がったようである。
 日本には1930年(昭和5年)に来日。 各地で熱烈な歓迎をうけての講習会が行なわれたようだ。
長野県の上田市の菅平高原もその一つ。雪質がさらさらっとしていて、とても良いとのことで、いわば
お墨付きを得た形で 今日の菅平高原スキー場に歴史が続いている。 今でもシュナイダー来日記念スキー大会というのが年に一回開催されているようである。

     アルピニスト、柳沢健太郎

 その菅平スキー場を作るのに地元で尽力した人がもちろん何人かある。
その中で、柳沢健太郎氏もその一人であるとのことだが、よくよく写真を見たら、何と、あまりに 現在似ている人がある。しかも、この 縁どりの丸ネガネまで、、。 昭和5年の頃とも思えないようである。 何よりも それらの山岳資料を偶然目にして、びっくりして、ニヤニヤしながら帰ってきたのは、昨日、山岳会の会合に出席した、職人Mであった。 世の中に 自分に似た人は何人かいる、と言われているが、それにしても、私まで びっくりしてしまった。

 スキーといえば、たしか 「白銀はまねくよ」の映画があった、ということで U-tubeでさがして見たら、なつかしい音楽とともに映画の始まりの場面があった。職人Mによると、この映画のスキーヤーは、トニーザイラーで こちらも有名とのことである。 今のオリンピックなどで見る、タイムを競うスキーと違って、実にのびのびと楽しそうで、かつテクニックが素晴らしく思えた。 このテーマソングの歌もとてもなつかしい。私まで スキーですべっているような、良い気分になった。      職人K

アルピニスト
EDIT  |  23:00  |  学問  |  Top↑
2008.04.17 (Thu)

22222、の数字

アクセスカウンター

 このたび、ブログの左中央についているカウンター(ブログへの訪問アクセス数)をたまたまのぞいたら、何と、22222という、数になっていました。 こんなにお目出度い連続数にびっくり、そして たくさんの数に、あらためてびっくりしてしまいました。いまだに このカウンターの仕組みがよくわかりませんが、自分たちを含めて、たくさんの人が このページを見てくださった結果の数であると思います。

 まず 最初に、このページ、私たちのHPとブログを作ってくれて、何もわからない私たちに その
イロハから指導してくれた、PSの先生である、友人に あらためて感謝申し上げたいと思います。
また日頃、何かと アドバイスをしたり、応援を下さっている方々に、
また 実際に 知識人の丸メガネをお買い上げ下さいました方々に、
また 日頃 HPならびにブログを見てくださっている方々に、
一読者、あるいは一毒者になってくださっている方々に、
いつも ご覧下さいまして 本当に有難うございます。
そして、また今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。  職人M、 職人K 案内のハガキ


EDIT  |  13:00  |  日記  |  Top↑
2008.04.16 (Wed)

新聞記事から

藤原正彦

今日、めがねの仕事をしていたら、箱の上にかぶせてある新聞の記事に目がとまった。
日頃、なかなか新聞をじっくりと読むことが出来ないが、こうやって なるほどなぁ、という記事に会うことが多い。 

[沈む日本、原点回帰] 、と題して
 日本国民であることを非常に誇りに思う人が、13年前に比べてぐっと増えている。
グローバリズムの中で、日本が沈みそうになったことへの危機感の表れだろう。
市場原理主義、グローバリズムに踊らされた日本経済が駄目になって初めて、
国民が日本の良さを知った、ということだ。日本の国や国民で誇りに思う事については、歴史、伝統、文化、国土や自然、国民性、などが増えている。これは、日本的なものに回帰しよう、見直そうという動きだ。
 、、、  、、、 、、、
 、、、  、、、 国の役に立ちたい、国を愛する気持ち、は若年層ほど低い。若い世代は国のことよりも自分のことで精いっぱいなのだろうが残念だ。今の学生は本や新聞をほとんど読まないから、日本の歴史や伝統がわからない。歴史、伝統、文化をよく知らなければ、国を愛する、尽くそう、守ろうという気持ちも出てこない。
 日本が生んできた文化、伝統、情緒、美しい自然、芸術などを学ぶと、自然と日本を誇りに思うようになる。国を愛するような教育は意味がない。国に誇りを持つような教育をするべきだ。
 祖国への誇りと自信がないと何もかもうまく行かない。世界一の初等教育を捨ててゆとり教育に向かったのも、世界一の日本型資本主義を捨てて市場原理主義に走ったのも、国防を他国任せにして平気なのも、誇りなき国家の必然なのだ。
                        藤原正彦(数学者)  2008年1月25日、読売新聞より
EDIT  |  18:20  |  社会経済  |  Top↑
2008.04.15 (Tue)

山吹の花 Ⅱ

めがねのおくの山吹の花

太田道灌と山吹の花の話から、あれこれ考えてみた。

 まず一つ、いにしえの古歌に、七重八重 花は咲けども 山吹の 実の一つだに、、、という、
八重咲きの山吹についての よく観察した見事な歌のあること。
日本には 和歌という、素晴らしい文化が 文字の出来た昔から あることが まず素晴らしい。
それは、季語や掛詞など、決まった文字数の中で 風雅の表現を楽しむ、という
とても優雅で繊細さを盛り込んだ文化である。そのような日本の伝統文化は、和歌に限ったものでなく、他にも多くあり、大変素晴らしいものであると思う。

 二つ目、身分の低い、卑しい百姓の家の娘でありながら、その古歌を知っていて、さらに
実の、と 蓑、を掛けことばに使う、という即興的な才能をも含む、高い教養を持っていたとの話。
それは そのような話の設定なのかもしれないが、低く暮らしながらも高く思う、というスタイルは、昔から お金や財産よりも、心に重きを置く、という日本の精神が現れている。

 三つ目、その高い教養に驚くだけにとどまらず、
自分の無教養を恥じて、恐れ入って それから後は おおいに 歌の学問の修行に励む、という、
真の知識人のとる態度がまたさすがである。

 四つ目、その話が とても良い話であるとして、現在の今日まで、約500年もの間、伝説としてあり、落語にとり入れられるなど、日本人の風雅を愛でる態度、知性に対する尊敬の念、知識人としての取るべき態度、など 日本の多くの大衆が ずっと支持してきたことの素晴らしさである。

 さらに この山吹色、というのは、昔は 大判、小判の色でもあることから、
山吹、というと その小判そのもの、お金を意味することもあるらしいが、そのことを考えると 
山吹の花はあっても、蓑の一つさえない、ひどく貧しいことも 度を越した、いっそうの貧しさであるようにも思えてくるのだが、、そこまで深読みしなくてもよいのだろうか。

いずれにしても 山吹の花についての、この伝説は なかなか奥が深い。
このごろは、信じられないような、嫌なニュースばかりが続く、殺伐とした世の中になってしまったが、山吹の花を見て、そんなことを思い出せれるような、かつての、穏やかでゆっくりとした世の中に 少しでも戻って欲しいと思う。

お隣の奥さんから 美しい山の香りと、あれこれ考える機会をプレゼントしてもらった。  職人K

八重の山吹の花
これが八重の山吹の花
EDIT  |  19:19  |  学問  |  Top↑
2008.04.14 (Mon)

山吹の花

山吹の花3

山吹の花4

昨日も暖かだった。こちらの桜もいよいよ散り始めてきて、最後の花見の休日だったかな、と思う。
そしたらその日、越前海岸の山へ行った、お隣の人から、思いもかけず、山吹の花をいただいた。
海沿いの山は、ここよりもずっと あたたかい風が吹いているのだろう。
もう花の咲いた、見事な山吹の枝である。
早速、職人Mの器に生けてみた。 
野に山に咲く花は、花屋さんに売っている花とはまた違う趣があって、本当に素晴らしい。
そして このリズミカルな枝の流れ、咲いてすぐに散ってしまうけれど、
花が2つ、3つ咲き始めの頃が いちばん美しい時であると思う。

山吹の花といえば、思い出すのは、太田道灌と山吹の花の話だが、この伝説はあまりにも有名。
ただし、この一重の花ではなくて、幾重にもなっている八重咲きの山吹の花である。
実際に八重の山吹の花には実がつかないらしいが、よくわからない。

江戸城を築城したとして有名な、戦国時代の武将、太田道灌(1432-1492 )が山へ鷹狩りに行った時雨にあう。それで雨宿りのため、山里の農家に立ち寄り、蓑を借りようとするが、
その家の娘が だまって山吹の花の一枝を差し出す。
どうしたものかと思って、帰ってその話をすると、いにしえの古歌(後拾遣歌集)に、
七重八重 花は咲けども 山吹の 実の一つだに なきぞ悲しき、と言う歌があり、
実の、と 蓑をかけて お貸しする蓑がないことを申し訳なく思うことを 
歌になぞって 山吹の花にて返したものであることがわかる。
それに恐れ入った道灌は、後は おおいに歌の道に励んで 精進した、という話である。

この話は落語でもとりいれられているらしいが、
人里離れた山深い地の、貧しい百姓娘の 高い教養におどろく、道灌のこの話は、
そのまま、日本人のこころに響く、いろんな意味においての、ひとつの美意識をあらわしていると思う。
貧乏はしていてもこのようにありたいと思う、私にとっても 心に残る、ひとつの理想でもある。
                                               職人K
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2008.04.11 (Fri)

韓国の英語事情から

パンジーの花

昨日、ラジオを聞いていたら、お隣の韓国での新しい英語教育についての話が流れていた。
韓国では、ついこの間 選挙があって、新しく、ハンナラ党の 李明博大統領になったばかり。
もと民間出身のこともあって、その経済的手腕が期待されての、今回の当選結果と聞く。
英語教育についても、その公約の中にあったものなのかどうか、私にはよくわからないけれど、
グローバル経済戦略の一つとして、英語がとても重要、とのことからであるらしい。
これまでの英語教育よりもっと踏み込んで、英語の授業時間を増やすのはもちろんのこと、
英語の教師まで6ヶ月間、特訓期間に入れて、流暢な英語を教えれるように 教える側まで再教育、
また英語だけを話す、英語村まで作る計画があるという。

聞いていて、韓国はやるなぁ、、とびっくりしてしまった。
IT分野においても その戦略は 相当早かった。
細面で、華奢な身体の、穏やかそうな顔つきの、新大統領であるけれど、
実行力はすでに定評があるようだ。
日本のみならず、韓国もかなりの経済低迷、若者の失業など、切羽詰った問題をかかえていて、
新大統領に期待するところが多いと聞く。 
良いか悪いかは別にして、とてもスピーディーであると思う。
わが国の、昨年から続いている政治停滞から比べると、
うらやましくなるような、大胆な戦略とスピードだ。 わが国においては、
政治でも経済でも、このごろはあきれるだけで、もう期待も何もなくなってしまった。 
そんなふうに感じる人が 多いのではないだろうか。



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2008.04.09 (Wed)

味真野[越前市]の夜桜

夜桜
味真野小学校の夜桜                          写真、職人M

越前市(旧、武生市)の味真野(あじまの)というところに、樹齢140年という、見事な桜の大木がある。
この桜は、エドヒガン(江戸彼岸)桜という品種の桜だという。 今日、職人Mが行ってきた。
50人くらいの見物客があったという。

越前市は 奈良時代の昔から 越前国の国府のおかれた、歴史の古い土地である。
その昔、国司として任命された、父の藤原為時と一緒に、紫式部は この越前市へ来て、
約一年半ほど 20代前半に この地で暮らしている。 
そして、雪深い地であることや、都への望郷の思いなど、歌に詠んでいる。
日野山、今庄や敦賀にある地名などが、その歌の中に出てくる。     

味真野、という地名も 万葉集の歌に出てくる、古い地名であるが、
現在その名前が残っているのは、日野山(795m)の東側一帯であるが、
私の先生の研究によると、
当時の味真野、は 日野山の西側をも含む、広い範囲ではないか、ということである。
いずれにしても、古代史は ロマンにつつまれている。       職人K
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2008.04.08 (Tue)

art gallery 春の山

こぶしの花
山中にひっそりと咲く、たむしばの花 (こぶし、ではないそうです。山の専門家より。 (^^ゞ)

カタクリの花、by職人M
カタクリの花のそよめき

イカリソウ
イカリソウの花

山の中のバレンタインday
山の中のバレンタインday

山歩き
keeping your mouth shut の時

山桜の若葉
山桜の若葉は赤い色

                                      写真、職人M    (職人K選)
EDIT  |  00:00  |  ART M  |  Top↑
2008.04.06 (Sun)

カタクリの花

今朝は6時半に家を出て、低山ハイクに出かけてみた。
20℃近くまで 今日は暖かになるとのこと、4月の第一週、あるいは第2週目あたりまでは、
ちょうど カタクリの花が見頃になることを知っているから、以前から 楽しみにしていた。
カタクリの花が咲く、この山は 文殊の知恵、で知られる山である。

この山の大好きな人があった。
ちょうど1年前、突然の病で先立たれてしまった。 明日はその命日である。
この山のふもとにある集落の出身である。 
この山の、文殊の知恵をたくさん授かった人であったと思う。
そして最期まで 努力の人、孤高の人であった。
山頂で 二人で手をあわせて ご冥福を祈った。

道中、どうしてこんなにたくさん咲いているんだろう、と思うほど カタクリの花が見事に咲いていた。
毎年、この山では その群落が広がっているようである。
この花が増えるのには 蟻の働きによるものらしい。
この花の種子を 蟻が運ぶことによってふえるらしいが、こんなに咲いていても 
開花までは7、8年もかかるという。 昔は上質な片栗粉をとる植物であったのが、
今はジャガイモにとって代わられて、その名前だけ今でも残っているということだ。
また 山菜として おひたしなどしても食用できるらしいが、
美しさにみとれるだけで、食べてみたいとは思わない。 
今年もまた、見事なカタクリの花を観賞できたことで十分満足である。  職人K

かたくりの花3
雑木林の中で
かたくりの花
今朝、咲いたばかりのカタクリの花
かたくりの花2
カタクリの花の群落
ある写真家の風景
ある写真家の風景
シンクロ、かたくりの花
カタクリの花のシンクロナイズ、ペア
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2008.04.05 (Sat)

地球温暖化と石油価格

緑,温暖化

今日、仕事中に 聞いたこともないところから、電話があった。
一日に数件は、仕事とは関係のない、どうでもよい内容の用件の電話がかかってくる。
今回は、「地球温暖化について、、」と、大そうな内容のものであった。 
何か大そうすぎて笑ってしまったが、この手の電話は 話を聞くまでもなく 断ることに決めている。

地球の温暖化については、昨年も おおいに問題としてとりあげられた。
昨年は 特に 記録的な大雨、また記録的な猛暑に見舞われた。 
それゆえに、このままでは本当にとんでもない事態になってしまうということで、危機感がつのった。
京都議定書に決めたとおりに、どうやってそれを実行していくか、
議論していかねばならない課題をつきつけられたように、だれもが思ったはずである。
しかしながら、コレといった有効な策というものは出てこなかった。

ところが 昨年から 金属資源などとあわせて 世界的な原油の高騰となった。 
マネーよりも確実なものとして、投機的なものも大いに加わった。
たった半年やそこらで4割以上も騰がってしまったことになる。
当然、ガソリンや石油の価格もうんとはね上がった。 そしたら、
あんなにCO2の排出の削減という課題に対してやきもきしていたのが、
この原油の価格高騰は、何よりも そのことに対して、効果があったという。
意識の上でも、実際の行動の上でも、であると思う。
たとえば 車のガソリンも高くなれば、必要以外は 車の使用をさしひかえる。
あるいは燃費の良い車に、またはハイブリッドカーを検討して見る。
近くならば、たまには歩いてみるのも 健康に良いだろう。
無駄な電気も消してみる。 また冷暖房もできるだけ弱くする。
価格が高くなれば、いやがおうにでも、人は 出来ることからやってみるものだ。
資源は限りあるもの。 それを機会に ライフスタイルを変えてみるのも 賢明な人のすることだ。
原油高が 企業の経営を直撃して困るところもあるけれど、
温暖化を防止する、という点においては 個人にとっては とても良いチャンスであったと思う。

今、特定財源の暫定税率の期限が切れて、ガソリンなど石油価格が少し安くなりはじめた。
家計には有難いことかもしれないが、目先のことばかり喜んではいられないと思う。
この財源をたよりにしている、東京も含めて ほとんどの県の地方経済では 影響が大きすぎる。
ただでさえ、深刻な状況にある、建設、土建業の 今とりかかっている公共工事まで凍結しなければならないという。 ガソリンや石油が少しばかり安くなったからといって 会社が倒産して失業者が出るのであれば、何をしているのかわからない。
 今、日本の国のかかえる借金は 700兆とも1000兆とも言われている。
ひどい赤字財政なのである。 借金が外国ではなく、国民に対してというのはまだ幸いである。
これ以上、国債はふやせない。加えて この1年の間、主な企業の経済も雲行きが急激に悪くなってきた。大きな財源はもう期待できないのである。 あとは外国並みの、高い消費税しか方法がないのでは、と思う。
国の財政で 今後 その使い道をじゅうぶん検討しなければならない点はおおいにあると思うが、
目先の ガソリンの価格ばかりに目をとられて、
国家の財政、巨額の赤字を忘れてはいけないと思う。
せっかくの財源を失くしてしまうことの影響は計り知れない。そして、
個人にとっては 少々高めの石油、であったほうが 地球の温暖化防止にはちょうど良いのでは、とさえ思われる。
とにかく今までの快適な生活の、その価格は非常に高くつくと思ったほうがよいと思う。 職人K

          猫にゃーん
           困ったニャー。

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2008.04.04 (Fri)

こちらの夜桜

西山
ライトアップされた、枝垂桜

東京では、桜は、3月末の時点でもうすでに散り始めていると友人から聞いた。
京都では今、満開、観光客でごったがえしているという。
こちら福井では、2日j前に、桜の開花宣言があったばかり。
今日は暖かになるということだから、一気に開花が進むだろう。
昨日夜、近くの西山公園の夜桜を見に行った。
ソメイヨシノの桜は2、3分咲きといったところ。 
肌寒いくらいだから、私たち以外には 見物客はほとんどいなかった。
地元商店街の名前を連ねた、色とりどりの提灯だけが さびしくまわりを照らしていた。

ちょうちん
花見客を待つ、提灯

西山の桜
つつじで有名な西山公園                       写真職人M
EDIT  |  07:58  |  日記  |  Top↑
2008.04.02 (Wed)

最近のメガネ修理

修理めがね3
あれっ?
修理めがね2
ふーむ、これは、、たしか、、
修理のめがね1

見覚えあると思ったら、あの陶芸家のお兄さんのメガネだぞ、、、
ずいぶんきれいになって、、ピカピカで新品みたいだな、、。
そういえば、最近 あのお兄さん、丸メガネをかけていたぞ、、、
そうかぁ、、あの古いほうのメガネ、捨てたのかと思ったら、、
鯖江でまたきれいに直してもらったのかぁ、、、レンズは元のままだけど、、
こうして きれいなメガネになって、すごいなぁ、、、
陶芸家は いつも土で汚れるから、そばにメガネが予備であると本当に助かるよな、、
それにしても、すごいな、、新品みたいだ、、
ボクも メガネの修理、たのもうかなぁ、、、

修理めがね完了、鳥

古いものの命がよみがえる、ってすばらしいなぁ。     
                                   聞いた人、職人K     
                                  木彫の鳥(1990年頃制作)、職人M
EDIT  |  21:29  |  めがね関連  |  Top↑
2008.04.01 (Tue)

今日から4月、スプリング

今日から4月。 春到来、であったのに またまた冬の寒気がもどってきて、花冷え、となった。
すぐにまた 暖かい日に戻るはずだと思うけれど。
山々の草木も芽を出し始めたようだ。
春のことを springという訳が 何となくわかるような気がする。
生命力のかたまりのような、スプリングのバネが、春の躍動感を表しているように思える。
職人Mの感性が、それを逃さずに見事にとらえている。

春のシダ類
シダ類のスプリング
春のシダ類2
葉のスプリング
春のめがね

それでは こちらも 春めがねをイメージ゜、職人K

春の草
赤ちゃんの手のような葉っぱ                       春の山にて、写真職人M
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