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2019.08.10 (Sat)

若き日の思い出 風鈴

先日 私の親しくさせていただいている方から メールをいただきました。こんな内容でした
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   パオロ・ソレリ の 映像

先日ソレリの話しが出た折に我家にソレリのベルがいくつかあるのを思い出しました。
ソレリのことを知っている方もいなくなり、是非関心の有る方に差し上げたいと、
本日宅急便にて辻岡様宛てに送りました。
小さなベル2個と、おまけにアリゾナの砂漠で出来るデザートローズを同封しました。
受け取って頂ければ幸いです。


送り主は Hさんという建築設計士の方で 80歳を過ぎた方です。Hさんは若い時 1960年代にアメリカに渡り アリゾナ砂漠に作られる 実験的な町作りのプロジェクトに参加していました。 その計画者は 建築家パオロソレリという人で世界中から彼の建築方法を学ぼうとやって来ているというのです。しかし彼はもう亡くなってしまっています。
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そのプロジェクトを支えるのは この風鈴を作って売ってそれを資金にすると云う訳です。 その記念に持っておられたのですが その貴重なものをいただきました。
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Hさんは 1970年の大阪万博での イサムノグチのモニュメントプロジェクトにも参加されて 私から見ると 貴重な体験をされています
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それ以降 コンクリートの建物設計から 木の家を造ることに眼を向けられて 働く家という考え方で 家を設計されているようです。
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私が Hさんと知り合ったきっかけは 私の学生時代の先生の 教え子の方で 私よりズッと前の方で 先生が亡くなって遺作展の時に 知り合ったのがきっかけです。 私の丸メガネに 興味を持っていただき 愛用してくださって 私もそのことで メガネ作りに自信を持つことができました。 
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Hさんの 若い時の思い出に 大事にとっておいた パオロソレリのwindbell(風鈴)は いま 私の家で 風に揺られて
チンチンと 鳴っています。
さて パオロソレリの時代はアメリカはベトナム戦争 人種差別運動など 反体制の若者が多く 自然回帰の動きがありました。ちょうどその頃 ウッドストックコンサートがあり 当初予想もしない40万人以上の観客が押し寄せ 伝説的なコンサートになりました
その中でも ジミーヘンドリックスは アメリカの象徴的な存在でした。 しばらくして彼は亡くなってしまいます
ジミヘンの死 そして ジャニスジョップリンの死 彼らの亡き後 伝説的な音楽になりました
今日は ジミーヘンドリックスの ウッドストックでの演奏で 「アメリカ国歌」をお聴き下さい
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2019.08.01 (Thu)

手作りのおもしろさ

これは手作りですから と 服、陶器、木工製品、などを見るときに よく説明を受けます。
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良岳さんの 手作りのカップ (桑の木をくりぬいたカップ)

じゃ 手作りと 工業製品と どこが違うのかという事になりますが ちょっと見た目にはわかりにくいことです。
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私がメガネを作る時も やはり 一つひとつ作るので 手作りと言っても良いかと思います。
もちろん大量に作るメガネもありますが これは いちおう工業製品と言っていいのかなと思います。
では 工業製品と 手作り製品と どこが違うのでしょうか?
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工業製品と言われるモノを作るには 同じものを作るというのが前提で そのためには ゲージ(基本的な計り)が必要です。
また 同じ形を作るために型(金型)で同じものを作る型が必要です。 それらが揃う事で 同じものが作れる様になります。
それに反して 手作りというのは 製品を使う人のサイズ 動作などに合わせて 作ることと思います。
そのため 一般的なものではなく 他には使えないかもしれないけど その人なら使えるという型のモノを作ることと思います
また 特殊な材料で作るときは その材料を吟味して 使うことが必要で セオリー通りに行くこともあるけど 思うようにいかないとこもあります。 そのため 作るものと その材料の間で起きる 駆け引きみたいなものが出て来ることもあります。
そのため 何度も材料と関わるので作るものがすべて同じになることはないと思います。
そんな試行錯誤 などがあるものが 手作りと言われるのではないかと思います。
手作りのセーター 手作りの茶碗 手作りの椅子 など どれも同じものは出来ません どこか作った人の癖が出てきます。
機械が作るのではなく 人間が作るのですから 癖が出てきてあたりまえなんですね 、 音楽でも同じ曲を楽譜どおりに演奏しても その人の個性(癖)が出て来るように 違います。
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私が作る 木のテンプルのメガネは 木の癖 材質 など天然のものを相手にするので 一つひとつ違います。
また 作る時の私の気持ちさえ その仕上がりにも出て来るような感じです
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これは私だけではなく モノを作るひとなら 同じだと思います。
いつも メガネが出来て 良いメガネになったなあと 自画自賛しますが 時間が経つにつれてだんだん客観的に見るようになり 自分の癖が翌わかるようになります。 自分の癖は嫌だけど どうしようもなく それが個性かなと 自分で理解しようと思っています。
工業製品のものを見ると そんな癖が見えないので それが今日的でいいのかなと思いますが
私にとっては ちょっと物足らない冷たさを感じます。

さて 音楽でも手作り感のあるというか ぎこちない演奏にも味がある演奏で セロニアスモンクという人がいます。
個性的というか音の一音一音が とんでもない音を出してしまうような演奏です。
これが彼の演奏の味になっていると 思います
セロニアスモンクの演奏で 日本の曲 「荒城の月」をお聴き下さい。
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       まるで ゴッホが描く日本の絵みたいに聴こえます
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2019.07.28 (Sun)

空を飛ぶメガネ

人は 昔から空を飛ぶのが夢でした。鳥を見ながら どうやって飛べるのか 思いめぐらしていたようです。
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レオナルド・ダ・ヴィンチの考えた空を飛ぶ機械から始まって600年以上経って我々は ジェット機や ロケットで空を飛ぶことができます。これで 空を飛ぶという目的は果たされたと思うのですが やはり 自然界で 鳥や 虫が飛ぶのを見ていると その美しい飛び方は 人工的なものに比べて問題になりません。 とてもきれいです。
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私も自分の作るメガネに羽根をつけたら 飛べるのかと 妙な事を考えて メガネに羽根をつけてみました。もちろん飛べるはずもありません 
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しかし 羽根を持つことは 空に向かって飛びたいという気持でもあります私の作る「パブロの羽根」というのがあります。 テンプルの耳の部分を 羽根型に曲げてみました。
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実用的ではないかもしれませんが 気持だけでも 空に向かってみたいと思います。このメガネ作り始めたのは 3年以上も前ですが このメガネの存在が薄く 知る人ぞ知るようなメガネです。
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でも このメガネを選ばれる人は 空を飛ぶ こと ピカソの鳩のこと カザルスの「鳥の歌」のこと を おっしゃいます。メガネそのものより メガネを通じて描く夢を 語りながら このメガネを選ばれますすこしでもいいから かけて楽しくなる 夢のある 気持になっていただければ嬉しいです。

さて 今日は 「パブロの羽根」にちなんで カタロニア民謡の「鳥の歌」をお聴き下さい いつもでしたらカザルスの演奏ですが 今日は ミシャ―マイスキーの演奏でお聴き下さい
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2019.07.26 (Fri)

コマルメガネ の 良いところ

私の作るメガネでコマルメガネという 直径30mmの真円の小さなメガネがあります。
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このメガネについてお問い合わせがいろいろとあります。
このメガネのお問い合わせで 一番多いお問合せは 「小さいレンズのメガネ かけてみたい」と言う内容です。
このメガネ確かに小さくて目立つので ファッション的にも使えるのでしょう。
昔 流行った パンクファッションなんかには 似合うかもしれません
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もう一つのお問合わせは 近眼の度数が強いので 大きなレンズだと重いので 小さいメガネは軽く厚くないですか というお問い合わせです。
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私にとっては どう使おうと その方の思うようにすればいいと思いますが このメガネのレンズ加工は レンズ加工になれた眼鏡屋さんでは
なんとかできると思いますが 小さいレンズは加工の際 吸盤のようなもので留めてレンズを削るので吸盤より小さいものは出来ないのです
それゆえ 昔からの機械をそのメガネ屋さんで改良して小さいメガネにも対応しているお店があります。

その点で  このコマルメガネにお問い合わせの方には その旨をお話しています。
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私が長い間メガネを作っていますが ほとんどのメガネのデザインは決まったレンズの形で テンプルとブリッジが違うようなめがねでした。
それが一番無難で当たり障りのないものです。 

大量に作り それでメガネ産業が成り立っていたと思いますが 私のように一人で好きなメガネを作るようになってからは 今までに作ったことのないようなめがねを作ることも またやりがいのある仕事のように思います。
おそらく こんなメガネを かける人も日本広し と言えども ほとんどいないと思います。
もっとも こんなメガネを好む人もいないと思いますが。

さて うっとうしい梅雨が明けて 暑い夏になりました。
今日も34度という暑さです。 こんな日は 高い山に行くと涼しいだろうなと思います。
いかれないならせめて こんな曲でも聴くと 涼しい気持ちになるかもしれません
ヨーデルで 「山の人気者」という曲をお聴き下さい。
この曲は日本でも いろんなヨーデル歌いのの人が歌っていますが 今日はフランツル・ラングの歌でお聴き下さい。昔 世界で一番美しいヨーデルと言われていたそうです
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2019.07.22 (Mon)

シモーヌヴェイユ は こんなめがね

シモーヌヴェイユというメガネモデルがあります。
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これは フランスの女性の哲学者の名前をいただいて勝手にニックネームとしてつかっているものです。 
1940年頃にヨーロッパで流行ったメガネのモデルです。 シモーヌヴェイユもこれとよく似たメガネをかけていました。
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    1940年ころのシトロエン2CV もユニークな車だったようです

私は行ったことはないですが フランス イタリアのものは 自動車 服 など私たち日本人では発想できない 形 色を 使っています。 

我々日本人は 積み上げて出来る 努力 研鑽などからできるものとは違い 感覚的な創造力を感じることができます。
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メガネでも今でこそ あたりまえのボストン型のメガネですが このメガネが1940年頃 
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日本では戦前の事ですが その時代は丸メガネばかりだったと思います。
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その時期にこのようなボストン型とは やはり当時の日本では考えられなかったのではと思います。

さて 先日辻井伸行さんのコンサートがあり 観に行ってきました。 いつもCDでしか聴いたことがないので 目の前で演奏するのは感動的でした。それと同時に 一緒に共演する若い女性がいました その人はフランスから来た人で黒いミニスカートをはいて なんとクラッシックコンサートで裸足で出演しているのです。彼女の名前はルシエンヌといい まだ20歳で とてもクラッシックコンサートの感じの服装ではなかったのですが 演奏を聴いてみると 素晴らしい音色とタイミングとにびっくりでした。

ルシエンヌ  ページに変わります

 この人もまたフランスの人で 意表を突かれた思いでした。 とても素晴らしい演奏で 帰ってから調べると クラッシックとジャズを演奏するらしく 素晴らしい感性に驚かされました。

今日はその人の演奏で クラッシックとジャズを聴いてください。
特にステージで裸足で演奏しているのが びっくりでした




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